ガスオーブンのガス代を計算してみました!
ガスオーブンのガス代の計算方法とは?
ガスオーブンのガス代は、普通定格ガス消費量がkWで表されていますので、これをMJという熱量の単位に置き換えて計算します。
ガスオーブンの定格ガス使用量(kW)×3.6MJ/h×ガスオーブンの使用時間(h)÷ガスの発熱量(MJ/㎥)×ガス単価(円/㎥)
という式で求めることができます。
ここで必要なのは、わかりやすく言い換えると、「ガスオーブンのガス使用量」と、「どのくらいの時間ガスオーブンを使ったか」、「お使いのガス会社のガス発熱量はどれくらいか」、「お使いのガス会社の単価はいくらか」ということです。
今回は、ガス会社の単価を、都市ガスである東京ガスの80㎥~200㎥の間でのガス単価125.92円/㎥を、また、ガスの発熱量は、東京ガスの東京都エリアで45MJ/㎥ですので、これを参考に計算します。
次に、実際にガスオーブンを使用したとき、どのくらいのガス代になるのかを算出します。
ガスオーブンのガス消費量はどれくらい?実際のガス代も算出!
東邦ガスのガスオーブン製品のスペック一覧表を見てみると、純粋なガス高速オーブンでは、容量にもよりますが3.55kW~5.47kWとばらつきがあります。
多いのは、5.0kW以上のものですので、今回はガスオーブンのガス消費量を「5.0kW」として、計算していきますね。
ガスオーブンをよく使うご家庭では、毎日パンを焼くなどの用途が考えられます。
パンを焼く時間を1時間として、それを毎日欠かさず行なった場合、年間のガス代は、
5.0kW×3.6MJ/kWh×1h/日÷45 MJ/㎥×125.92円/㎥×365日/年=18,384.32円/年
となります。
1日あたりは約50円ですので、1か月1,500円程度のガス代がかかっているという計算ですね。
ガスオーブンはガスをたくさん使うと思っていた人は、意外な結果だと感じたのではないでしょうか。
確かに、1度につかうガス量は少ないとは言えませんが、ガスを連続で使用する時間はふつうそれほど長時間ではないため、長い目で見ると意外と使っていないと分かります。
調理道具を上手に活用しよう
今回計算したガスオーブンのガス代は、毎日1時間使っても50円程度で済むため、ガスオーブンを上手に使って食事を調理すれば、ガス代の節約にもつながります。
例えば、ガスオーブンを2段使い、料理を2品同時に作れば、節約効果が期待できますよね。
コンロやガスオーブン、電子レンジなどはそれぞれの良さがありますので、上手に家電の特性を知り、組み合わせて、効率良く家事を進めてくださいね。