簡単すぎるアンペアダウン!契約アンペアの選び方と変更方法

#公共料金 #電気料金
facebook x
アンペアダウン

契約アンペアを引き下げると電気代の基本料金が安くできるというメリットが広く知られるようになり、光熱費を抑えようと奮闘する人たちから熱い注目を浴びています。あなたの家庭のアンペア数を引き下げられるかを楽に調べる方法と、容易に実行できる契約アンペア引き下げの方法を教えます。

簡単すぎて意外!契約アンペアを下げる(アンペアダウン)のやり方

契約アンペアの変更、なんて聞けば手間がかかりそうなイメージが有りますが、実は簡単に実行できてしまいます。まずは、契約している電力会社の担当部署に「契約アンペア引き下げを希望する」と連絡をいれて、分電盤のブレーカーを交換してもらう。変更の手続きはたったのこれだけです。

ブレーカー交換の費用は基本的に無料。ただし例外も

かかる費用に関しては、アンペアブレーカーの工事まで無料で行われることがほとんどですが、設備の状況によっては有料工事が必要となるケースも。有料工事が発生する場合は工事の費用と、アンペアダウンによって削減される電気基本料を比較することになります。

簡単に選べる契約アンペア!あなたの家に最適なのは何A?

契約アンペア数を検討するときに困るのが、家電が消費する電力の単位は(ワット)なのに、契約アンペアの単位は(アンペア)であること。30の契約だと約3000の電力が使えるとされていますが、それでどれだけの家電を動かせるのか、計算するのは少々手間ですよね。 そこで、ご家庭に適したアンペア数を簡単に調べる方法をご紹介します。

簡単にできるアンペアチェック!適正契約アンペアを知るためのシミュレーション?

北海道・東北・東京電力のホームページに掲載されている契約アンペアのシミュレーションを、家電の実際の容量と台数を入力するだけで行うことが可能です。特に東北電力のシミュレーションは、家電の容量を(ワット)で入力できるうえ、家電の自由入力欄も併せ持っているのでお勧めです。さらに今の契約アンペアを入力することで、アンペアにどのくらい余裕があるか、そしてアンペア数検討の役に立つアドバイスもしてくれます。

現在の契約アンペアを知るには?

契約アンペアの変更が電気代引き下げ効果を発揮するのは、現在の契約アンペア数が明らかに大きすぎて持て余している場合です。まずは、現在の契約アンペア数を2つの方法で調べてみましょう!

検針票を見る

一つは電力会社から毎月届く検針票に記載されているアンペア数をチェックする方法です。ちゃんと数字で記載されているため、最も分かりやすい方法です。

ブレーカーを見る

もう一つは、分電盤(ブレーカー)に記されているアンペア数をチェックする方法です。検針票が手元に無くても確認できますが、電力会社によって見方が異なるので少々わかりづらいかもしれません。

【分電盤の見方|電力会社別】

北海道電力:契約用安全ブレーカーのつまみの色で、黒=10A, 赤30A…といった具合に記されています。
東北電力 :アンペアブレーカーにアンペア数の記載があります。
東京電力:アンペアブレーカーに色と数字で記載されています。
中部電力:サービスブレーカーのスイッチの色でアンペア数を表しています。
北陸電力:ブレーカーに数字で記載されています。
九州電力:リミッター(電流制限器)のつまみ部分に色と数字で記載されています。

あれ、うちの電力会社が載っていない…?と思ったら

4つの電力会社はアンペアダウン非対応。その理由は…

関西電力・中国電力・四国電力・沖縄電力では契約アンペアを変更しても基本料金を安くすることはできません。理由は、こちらの4電力会社との契約は基本的に「最低利用料金+電気使用料」であり、アンペア毎に基本料金を設定する料金体系ではないためです。

最後に一つだけ、気をつけるべきこと

アンペアダウンは電気基本料金を安くする効果があります。たった一つだけ 心に留めておいて欲しいの は、契約アンペアは余裕をもたせて選択するべきだということです。アンペアダウンを実行したら家電の使用を厳しく制限しなければならない状況なら、無理に行う必要はありません。電気利用料金を安くしたり、家電を省エネ志向で使う方向にシフトしましょう!