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都市ガスは4つの成分で出来ている

ガスタンク

都市ガスは4つの成分で組成

4つ

都市ガスに最も多く含まれているメタンは非常にクリーンなエネルギーであり、大気汚染や酸性雨といった被害が殆どありません。

しかも二酸化炭素の排出量が少ないため、地球温暖化対策にも貢献しています。

そんな都市ガスですが、メタンの他に「エタン」「プロパン」「ブタン」と、合計4つの成分で組成されています。

それでは一つずつ、各成分の特徴について見ていきましょう。

メタン

都市ガスに含まれる成分のうち、89~90%がこのメタンとなります。

メタンというのは、アルカンの中でも炭素数が非常に少なく、沼気と呼ばれることもあります。

その名からわかる通り、沼の底にある泥土中にて植物などの有機物が発酵することにより生じる無色無臭の可燃性気体です。

点火することで青い炎を出して燃えるのが特徴です。

エタン

メタンの次に多く含まれているのがエタンで、都市ガスの成分の4%~6%を占めます。

石油分解ガスや湿性天然ガスなどに含まれている無色無臭の気体であり、引火性と爆発性を持っています。

プロパン

エタンよりも少ないですが、都市ガスには3%~5%程度のプロパンが含まれています。

プロパンは天然ガスの成分の一つであり、無色で可燃性を持っており、常温の状態では気体となります。

その他の天然ガス成分と大きく異なっているのが空気と比べて約1.5倍ほど重い気体だということです。

都市ガスの供給エリア外でLPガスとしても販売されています。

ブタン

都市ガスの成分における1%未満を占めているのがブタンです。

カセットボンベやガスライターの主成分として使われることが多く、LPガスの一種となります。

都市ガスの種類は合計13種類

都市ガスの種類は、13A・12A・6C・5C・L1・L2・L3のように7つのグループに分けられています。

またL1には6B・6C・7Cがあり、L2には5A・5B・5AN、そしてL3には4A・4B・4Cと細かく分類され、合計13種類存在していることがわかります。

ただ最近では都市ガスの消費者に混乱を与えてしまうということで、経済産業省からの通達により、全社で13Aへと徐々に統一されてきており、現在は12Aと13Aが主流となっています。

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12Aと13Aの違い

この12Aと13Aの違いとしましては、簡単に言ってしまえば「熱量の違い」となります。

ガスの単位というのは、m³(立方メートル)と一般的には表示されており、13Aの場合は1m³の熱量が10,000~15,000kcal/㎥で、12Aの場合は9,070~11,000kcal/となります。

僅かな違いですが、ここに12Aと13Aの違いがあります。

東京ガスや大阪ガス、東邦ガスといった大手のガス会社では、13Aのガスを供給しており、12Aについては、中小の都市ガス会社の中でも一部となっています。

余談ですが、プロパンガスの熱量は24,000kcal/程度あることから、ご家庭で使用出来るガス機器は異なりますのでご注意ください。

地域によりガスの種類が異なる

現在、日本全国にある200社以上の都市ガス会社のうち97%程度が13Aのガスを取り扱っており、残りは12Aが殆どですが、都市ガス自由化に向けて13Aへと変換されてきています。

現状では100%13Aを取り扱っていないことから、地域によりガスの種類が異なっていることになります。

ガスの種類によって、対応するガス機器が異なるため、引越しなどで住まいが変わる時には慌てることの無いよう事前に確認しておきましょう。

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都市ガスの匂いについて

匂い

「あれ?ガス臭いな?」と感じた時、それはガス漏れが生じている可能性があり、すぐに元栓を閉め、十分な換気をする必要があります。

このガス独特の嫌な匂いがあるからこそ、いち早くガス漏れに気付き、危険を回避することが出来るのです。

そんなガスの匂いについてご説明します。

本来都市ガスは無臭

メタン、エタン、プロパン、ブタンなど、都市ガスで使用される天然ガスというのは、本来無臭であり、全く匂いがしないのです。

でもガス漏れ時には、玉ねぎや卵が腐ったような強烈な匂いがします。

実はこれらガスの匂いというのは、付臭剤を混ぜることで意図的に匂いを発生させているのです。

強烈な匂いを発生させることでガス漏れに気付き易くしているワケです。

よく使われる付臭剤

どんなに匂いを付けたところで、その付臭剤によって健康被害を起こしたり、有害な物質を排出しては意味がありません。

そこで付臭剤としてよく使われているのが「ターシャリーブチルメルカプタン」「ジメチルサルファイド」「テトラヒドロチオフェン」などとなります。

これらは微量でもガス特有な匂いを感じますし、生活臭ともハッキリと区別を付けることが出来ます。

微量ですが付臭剤も都市ガスにおける成分の一つと言えるでしょう。

天然ガスの一般的な特徴

世界

上記「都市ガスは4つの成分で組成」でご説明しました通り、都市ガスは天然ガスを使用して組成されているため、地球環境に優しいエネルギーです。

そこで天然ガス成分における一般的な特徴をご紹介していきます。

埋蔵量が多く安定供給が可能

都市ガスは天然ガスから作られており、世界各地に埋蔵されており、可採年数に関しても石油と比較して長期的となります。

また埋蔵量が非常に多いため、ガス産出国と長期契約を結ぶことによって、安定的な供給が可能という特徴があります。

とは言いましても、天然ガスである以上、埋蔵量は無限ではありません。

いつの日か枯渇する可能性も十分にあるため、各ご家庭でガスの節約は永久課題と言っても過言ではありません。

⇒高いガス料金を安くする方法まとめ

CO2の排出量が少ない

近年、地球温暖化が世界規模で議論されていますが、その原因となるのがCO2、つまり二酸化炭素の排出です。

私達が便利で快適な生活を送るために、CO2の排出は切っても切れないものですが、少しでも排出量を減らすことで地球温暖化の対策となります。

天然ガスというのは、CO2の排出量が石油よりも約30%少ないため、非常にクリーンなエネルギーだと言えます。

つまり都市ガスの消費者は、それだけで地球温暖化対策に貢献していると言っても良いかと思います。

都市ガスの危険性

危険性

テレビやインターネットのニュースなどで、一酸化炭素中毒などが報道されることがありますが、実際のところ都市ガスは非常に安全性の高いガスです。

一昔前、都市ガスで6Bという種類のガスが使われていたことがあり、これには一酸化炭素が含まれていました。

これにより一酸化炭素中毒を引き起こし死亡してしまったという事故が多発していたのです。

しかし現在では先述した通り13Aが主流のため、一酸化炭素は含まれていないのです。

不完全燃焼が引き起こす一酸化炭素中毒

都市ガスの13Aには一酸化炭素が含まれていないと書かせていただきましたが、間違ってはいけないのは、不完全燃焼により一酸化炭素が発生するということです。

ガスを燃焼させるためには酸素が必要で、この酸素濃度が換気不良などで低下してしまうと、非常に危険な状態になります。

一時期、パロマの給湯器による事故が頻繁に報道されていましたが、この事故は不完全燃焼が引き起こした一酸化炭素中毒による死亡事故です。

ガス爆発

時に近隣を巻き込む大きな事故となるガス爆発ですが、都市ガスでも静電気や電気のスイッチ、ライターの使用などが原因で爆発を起こすことがあります。

とは言いましても、可燃性気体の濃度が一定量にならなければ爆発現象を引き起こすことは無いため、しっかりと換気している部屋でしたらガス爆発の心配はいりません。

密閉されている空間で発生するケースが殆どとなります。

このガス爆発の大きな原因が「メタン」であり、都市ガスの90%前後がメタンで組成されていることから、間違った使い方で危険を生じさせます。

有名な話で、汲み取り式便所に溜まっていた糞尿が化学変化し、その結果メタンを発生させ爆発するといった事故が起きたことがあります。

メタンは確かに安全な成分ではありますが、場合によっては大惨事を引き起こす可能性もあることを覚えておきましょう。

都市ガスに使われている成分と、その特徴についてある程度はご理解いただけたかと思います。

都市ガスは私達消費者が安心安全にガスを利用出来るだけではなく、地球環境まで考えられた非常に素晴らしいエネルギーなのです。

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