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都市ガス13aと12a違いとは?

ガスメーター

日本では多くの方が何気なく都市ガスを使って毎日を過ごしていますが、普段自身が使っているガスのタイプについてはご存じない方ばかりではないでしょうか?

実際のところ、日本の都市ガスは長い歴史の間でタイプが変遷してきており、必ずしも一定でないことが挙げられます。

また、かなり都市ガスが普及している日本全国においても、都市ガス業者間にて扱うガスタイプが異なっていて、意外な事実とも言えそうです。

それでも、日本ではエネルギーの小売自由化の波がここ10年で一気に進んできて、ガスに関しても決して例外ではありません。そのため、ガスタイプを巡って事情が複雑に絡む傾向になっています。

今回は、現在の都市ガスにおいて最もメジャーな【13a】と【12a】と呼ばれるガスのタイプの違いの説明と共に、今後のガス小売自由化に絡む事情などをチェックしていきましょう。

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日本の都市ガスにおいて12aと13aはどのような意味?

ガスコンロ

まず、ここからは日本の都市ガスにおけるガスのメジャーな存在である【13a】と【12a】の基本的な違いを説明していきます。

このガスの名前についている【13】と【12】といいう数字は一体何なのかというと、ガス1㎥当たりでの発熱量の多さを表しているのです。

つまり、【13a】は【12a】よりもガスの発熱効率が良いことを意味しています。後ろの【a】の表示ついては、燃焼速度を【a/b/c】表していて【a】が最も遅いことを示しています

日本における都市ガスは13aが広く普及している

これら【13a】と【12a】のうち、日本で最も広く普及しているガスタイプが【13a】になります。

【12a】から【13a】への転換が2000年台に入って急激に進み、現在では数%を残す以外の大部分は【13a】によるシェアとなっています。

この【13a】が普及に至るきっかけは、国が率先して普及を主導したからです。

同じガス体積で熱量に差があるということは、長期的に見ればこの分は同じガス代で熱効率が悪いというコストパフォーマンスの問題を引き起こすことになるのです。

しかし、ガスタイプを短期間に一気に変えるなど不可能ですので、1980年代から日本全国にて徐々に交換されて現在に至っています。

それでも、現在においても何らかの事情で【13a】に変更できていない都市ガス業者も存在していますが、今後は急速な変更が見込まれています。

13aと12aの間で含有成分にどのような違いがあるの?

次に見ていくのは【13a】と【12a】において、含有成分に関してどのような違いがあるのかということです。

現在のところ、日本全国でメインに普及している【13a】ですが、その含有成分をチェックするとメタンが約90%でそのほかの成分(エタン/プロパン/ブタン)が約10%の構成となっています。

また、中小ガス企業などでまだ使用されている【12a】も上述の成分とほぼ変わりはありませんが、構成割合がそれぞれ異なっていますのでそれによって発熱効率の良し悪しに差がついています。

ちなみに、この2つのガスタイプより前に主流だった石炭系のガスやブタンなどが原料であった時代と比べると、発熱効率の向上以外にも環境への悪影響も大幅に改善しています。

都市ガスが12aから13aへと主流が移った理由とは?

タンカー

都市ガスを毎日使う庶民の側とすればリーズナブルに消費できることが最も重要なので、都市ガスが長い時間をかけ【12a】を経て【13a】が日本全国に普及するに至った経緯を多くの方は知る由もないでしょう。

しかし、現在日本全国で相対的にガスが安く提供できているのは大きな理由があり、ここでは現在都市ガスが【13a】が主流になった理由も絡めて検証していきましょう。

液化天然ガスを原料とするほうが最も経済的!

かつては石炭ガスや石油ガスなどをメインに使用して、各社が都市ガスを生成していました。

しかし、日本におけるエネルギー資源の埋蔵量から見ると、特に石油に関しては近い将来枯渇することがほぼ確定的で価格もとても高いのが特徴です。

そのため、都市ガスを生み出すためのコストをコントロールすることが何よりも優先されてきました。

ここで注目されてきたのが、都市ガスの成分として最も代表的なメタンを含む天然ガスと言えるでしょう。

天然ガスは世界的に見ても埋蔵量が豊富だとされ、日本国内でも採掘できる数少ないエネルギー資源の1つです。

一般的に埋蔵量の多さはコストを安定させますので、それが都市ガスのコストひいては使用者のガス代に大きく影響しているのです。
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都市ガスに使われるガス機器における12aと13aの事情の違い

コンロ

さて、都市ガスを正常かつ安全に供給するためにはガスそのものの質はもちろん、それを供給するために必要なガス機器を設置しなければなりません。

そこで、少し頭をよぎるのが【12a】【13a】というガスタイプの違いによる影響です。

製品を問わず、使用するものが違えばそれに対応する機器が必要なのは当然の話です。

特にガスの場合は命に関わる事故に発展することも考えられるので、ここでは機器に関する事情を見ていきましょう。

最新機器であれば12aと13aについては共に使用可能

現在のところ、都市ガス供給ための最新機器を見てみると、【13a】や【12a】タイプのガスを問わずに使用できるのが一般的です。

さらに、現在のガス機器は都市ガスだけでなく、プロパンガスにも対応していることがほとんどと言えるでしょう。

そのため、購入してから数年程度のものであれば、少なくとも引っ越しなどで異なるガス会社が管轄するエリアへの移動になった場合でも同じ機器を使うことが基本的には問題なく進められます。

ただ、各機器によって安全装置などの違いは必ず存在しますので、異なるガス会社によるガスタイプを使用することによって以前は発生しなかった不具合が見当たる場合もあるでしょう。

よって、引っ越しによって新しいエリアの都市ガスを供用する場合は、事前にガス会社に対して使用機器との相性を確認することも必要となってくるのです。

古いガス機器やスペックの低い機器は13a用に要調整

それでも、ご家庭によっては使用開始して何十年も経つガス機器を所有していることも稀にあるでしょう。

特に【13a】タイプガスに対応していない場合は将来的に問題になることも考えられます。

長いこと古いタイプのカス機器を使用されている方は、新しい【13a】タイプのガスが使用できないという状況を知ることになるはずです。

この場合は新しいガス機器に交換することが最も良いですが、どうしてもそれまでの機器を使いたい時などは、ガス業者に頼んでパーツを追加するなどで機器の調整を行ってもらわなければなりません

ただ、すべての業者が機器調整に対応しているかと言えばそうではないので、調整が可能か事前に確認が必要です。

13aタイプの都市ガスが使われていない場所がまだある?

考える

これまで述べてきた都市ガスでも大部分を占める【13a】タイプですが、まだこのタイプへの切り替えが住んでいないエリアが存在しています。

日本では、大手ガス会社以外にも公営民営併せてかなりの数のガス会社がありますので、現在までガスタイプに関する足並みは完全に揃っていないのは確かです。

ここでは、【13a】タイプの都市ガスが使用されてないエリアについて触れていきましょう。

一部の都道府県ではまだ12aタイプが使われている?

現在多くの都道府県で【13a】タイプのガス供給への切り替えが終了していますが、一部の都道府県においては旧式のガスタイプを使用しています。

その代表的な都道府県として知られるのが千葉県になり、千葉県は日本でも有数のガス田を持つエリアとなっているのです。

ガス田の存在による影響であるかは定かではありませんが、【13a】の供用が最も進んでいないエリアとも言えるでしょう。

千葉県のガス業者の中では民間では大多喜ガスや総武ガスがまだ【12a】を採用しているのは有名で、その他の公営ガスに関してもいくつか変更が終了していません。

千葉県以外の地域でもわずかに【液化石油ガス】を使用している都市ガス業者もありますが、ここ数年で【13a】へ変更したところがかなり多くなりました。

2017年のガス小売自由化によって急速に13aへ変化?

数年前までは【12a】にも達していないガスタイプを持つエリアも存在していたのに、近年において急速に【13a】への転換が進むようになったのは、2017年の【ガスの小売自由化】が背景にあるからです。
⇒電力小売り自由化と都市ガス小売り自由化の特徴

ガス自由化になれば、都市ガスもガス管を共同利用できるようになりますので、ガスタイプを他のガス会社に合わせていないとサービス上で差がつけられる恐れが出てきます。

それまで、1エリアに1業者の独占状態だったものが根底から覆されるために、各業者の【13a】への変化は自然な成り行きだと言えるでしょう。

これによって、【12a】を含めた旧ガスタイプが日本全国で見られなくなるのは確実となります。

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