ドライヤーの電気代をワット別で徹底解説!

#家電 #電気料金
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ドライヤーの電気代

お風呂あがりにするヘアケアといえば、やはり髪を乾かすためにドライヤーを使いますよね。
でもこのドライヤーの消費電力は、意外にも高いもの!ナント強で1200Wもあるタイプがほとんどなのです。

ロングヘアや髪の量のある方は念入りに髪を乾かすために、ドライヤーを使う時間が長くなってしまうものです。
また、毎朝のお出かけ前のブローで、長時間使う方も多いでしょうね。

男女共にドライヤーを使用する平均時間は10分が多く、短い方で5分、長い方で15分かかる方が多いようなので、その時間を基準にドライヤーにかかる電気代を計算していきたいと思います。

そんな毎日ドライヤーを使う方や電気代を少しでも節約したいと考えている方のためにドライヤーの電気代を解明します!

髪を乾かす場合のドライヤーの電気代にせまる!

ドライヤーを使う女性

それではさまざまなパターンを予測し、ドライヤーにかかる電気代を計算します。

ドライヤーの強での消費電力のほとんどが1200Wで、中が600Wです。
電気代は、1kWh27円で計算します。

計算式は、W÷1000×一日の使用時間(h)×27円=電気代となります。

ドライヤー強(1200W)で使用した場合

1日に1度15分間使用するとしても、年間で約2880円です。
こうして見ると、消費電力は高いですが使用する時間が短いせいか、電気代はさほどかからないことが分かります。

5分 10分 15分
1日 約3円 約6円 約8円
1カ月 約90円 約180円 約240円
1年 約1080円 約2160円 約2880円

ドライヤー強(1200W)と中(600W)で使用した場合

節電を気にする方のために、途中から中に切り替えて使う場合の電気代がいくらになるか調べてみました。

ドライヤー強で2.5分、中で2.5分使用した場合。

1日1.62+0.81=2.43

ドライヤーの電気代
1カ月 約73円
1年 約875円

ドライヤー強で5分、中で2.5分使用した場合。

1日3.24+0.81=4.05

ドライヤーの電気代
1カ月 約122円
1年 1458円

ドライヤー強で10分、中で2.5分使用した場合。

1日6.48+0.81=7.29

ドライヤーの電気代
1カ月 約219円
1年 約2624円

髪をスタイリングする場合のドライヤーの電気代にせまる!

トリミング

ブローやカール、うねった寝グセなおしなどお出かけ前のスタイリングには時間がかかることがありますが、ぬれた髪を乾かすほどは熱い温度が必要ないため、中で十分です。
ここでは、中(600W)でドライヤーを使用した場合の電気代を計算してみました。

ドライヤー中(600W)で使用した場合

5分 10分 15分
1日 約1.6円 約3.2円 約4円
1カ月 約49円 約97円 約122円
1年 約583円 約1166円 約1458円

ドライヤー効果的に使用して節電する

ドライヤー節電

強の消費電力が1200Wで、中が600Wなら中の電気代は、強の電気代の半分になるため、節電できるイメージがありますが、最初から中で長時間ドライヤーをかけるのはかえって節電にならない場合があります。

強を最初から数分取り入れ、頭皮を乾かすイメージで髪をかき上げながら乾かすことで短時間のドライヤーの使用時間で終わる場合があるからです。
例えば、中で10分乾かすのに時間がかかった場合と、強で3分乾かすのに時間がかかった場合の電気代を比較してみましょう。
⇒消費電力と年間消費電力量は全然違います!

中(600W)を10分使用したときの電気代

中(600W)の電気代
10分使用 約3.2円

強(1200W)を3分使用したときの電気代

強(1200W)の電気代
3分使用 約1.6円

強で3分乾かした方が約1.6円安い結果になりました。

  • 「強」だけで短時間で乾かす!
  • 「強」と「中」を組み合わせ、短時間で乾かす!

この2つの方法が、ドライヤーで髪を乾かす節約術ということが分かりましたね。

ドライヤーの電気代一覧表

メモする女性

1日のドライヤーの電気代は計算しても数円ですが、1カ月、1年、家族みんな合わせた場合の電気代と計算すると、思いがけないほど電気代がかかっています。
消費電力の大きいドライヤーの電気代は髪を乾かす場合、強を数分使用する場合が多く、短い時間に短縮できれば電気代をおさえられます。

もし、オール電化住宅などで夜間に時間割引が対応になり、電気代の単価料金が安い時間帯に合わせて乾かせば大きく節電できるため、上手に利用することで節約ができます。

1人の場合

強(1200W)でドライヤーを使用した場合

1分あたり 約0.6円
3分あたり 約1.8円
3分(30日あたり) 約54円
3分(1年あたり) 約648円

中(600W)でドライヤーを使用した場合

1分あたり 0.32円
3分あたり 0.96円
3分(30日あたり) 約29円
3分(1年あたり) 約346円

2人の場合

強(1200W)でドライヤーを使用した場合

1分あたり 0.6円×2人=1.2円
3分あたり 1.8円×2人=3.6円
3分(30日あたり) 54円×2人=108円
3分(1年あたり) 648円×2人=1296円

中(600W)でドライヤーを使用した場合

1分あたり 0.32円×2人=0.64円
3分あたり 0.96円×2人=1.92円
3分(30日あたり) 28.8×2人=57.6円
3分(1年あたり) 345.6×2人=691.2円

3人の場合

強(1200W)でドライヤーを使用した場合

1分あたり 0.6円×3人=1.8円
3分あたり 1.8円×3人=5.4円
3分(30日あたり) 54円×3人=162円
3分(1年あたり) 648円×3人=1944円

中(600W)でドライヤーを使用した場合

1分あたり 0.32円×3人=0.96円
3分あたり 0.96円×3人=2.88円
3分(30日あたり) 28.8円×3人=86.4円
3分(1年あたり) 345.6円×3人=1036.8円

4人の場合

強(1200W)でドライヤーを使用した場合

1分あたり 0.6円×4人=2.4円
3分あたり 1.8円×4人=7.2円
3分(30日あたり) 54円×4人=216円
3分(1年あたり) 648円×4人=2592円

中(600W)でドライヤーを使用した場合

1分あたり 0.32円×4人=1.28円
3分あたり 0.96円×4人=3.84円
3分(30日あたり) 28.8円×4人=115.2円
3分(1年あたり) 345.6×4人=1382.4円

どうでしたか?上記の数字はあくまでも参考ですが、家族の人数や年間に換算するとドライヤーだけでも電気代が結構かかるものですね。

ドライヤーの消費電力はほかの家電製品と比べてもダントツで大きく使用時間が長ければ長いほど電気代がかさむ結果となりました。

そのため、節電を少しでもしたい方はドライヤーをかける前にしっかりとタオルドライをして水分をなるべく乾いたタオルに吸い込ませ乾燥時間をより短くする工夫が必要です。

また、あまり高温で長時間ドライヤーで乾かそうとすると髪が痛む原因になります。
毛先を乾かすイメージではなく、あくまでも頭皮を乾燥させるイメージで乾かすようにすると早く髪全体が乾きやすくなります。

これは、髪が密集する根元部分を乾かすことで髪全体が平均的に乾くためです。
髪の量が多い方は工夫しながらドライヤーを使用しましょう!
そして何より家族みんながドライヤーの使い方を工夫すれば思いがけない節電につながるかもしれませんね!