ガスストーブ(ガスファンヒーター)のおすすめガス代節約方法!!

#ガス料金 #公共料金 #暖房
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ストーブのイメージ画像

冬場のガス代が他の季節に比べて高くなるのは、暖房器具の影響である事は明らかです。もちろん使用する暖房器具によってガス代は異なりますが、標準より大幅に高い場合は暖房器具のガス代を見直す必要があります。その場合、もしガスストーブを使用しているなら、余計に見直しが必要になります。

なぜなら数ある暖房器具の中で、ガスストーブは最も燃料費が高くつくものの一つだからです。

ではガスストーブのガス代節約は、どうしたらできるのでしょうか。そうした疑問をお持ちの方のために、ここではガスストーブの効果的なガス代節約方法について考えてみました。

ガス代の節約方法 ガスストーブ編

ガスストーブ

ガス会社の見直しをする

これは従来では考えられなかった方法ですが、2017年から都市ガスが自由化されるのに伴って出てきた新たな節約方法です。長い間、地域のガス会社によって独占されていた都市ガスですが、2017年からのガス自由化に伴い新しい業者が参入できるようになりました。

その結果、都市ガス市場は自由競争になりますから、価格競争によって値段は引き下げられます。ユーザーはどの業者とでも契約できますので、ガス代を引き下げる大きなチャンスと言えます。各社の条件を見比べて条件の良いところに契約を切り換えましょう。そうすれば、これまでのガス代より最低でも5%~10%ぐらいは引き下げることができます。

設定温度を低くする

暖房の設定温度は家庭によってまちまちで、20℃以上に設定している場合も少なくありません。しかし、設定温度の違いでガス代は大きく異なってきます。仮に1℃設定温度を下げるだけでも1ヶ月のガス代は都市ガスで205円、プロパンガスだと375円の節約になります

手入れを怠らない

手入れを怠ってフィルターに埃が貯まると、ストーブの機能がじゅうぶんに働かず余分なガスの消費につながります。そんなことが無いようにするためには、フィルターだけでなくガスストーブ全体をこまめに手入れをする必要があります。

タイマーを上手く使って温度を調節する

ガスストーブは時間当たりのガス代が高いため、節約するにはなるべく運転時間を短くすることです。そのためには部屋の気温がある程度まで上がったら、いったん電源を切ります。それには、自動的にOFFできるタイマーの利用が便利です。OFFになって少しぐらい室温が下がっても、服装さえ整えておけば問題はありません。

エアコンと併用する

ガスストーブは即効性が優れていますから、つけると室温はすぐに上がり、そのまま付けっぱなしにしておきますと室温が上がりすぎることがあります。これだとガス代の無駄遣いになりますから、部屋が暖まった時点でエアコンに切り換える方法がおすすめです。

エアコンはガスストーブに比べると光熱費が安くすみますから、両方を合わせて使えばガス代の節約にもつながります。

ガス代の節約方法 ガスファンヒーター編

ガスファンヒーター

節約方法は、都市ガスの場合と同じです。

優れたエコ機能を使う

ガスファンヒーターは売れ筋商品のため新しい機種が多く、ほとんどの機種にエコ機能と呼ばれる自動で設定温度を変更できる装置が付いています。これを使うことによりガス代は、自動的に20%程度削減できるようになっています。

この機能だけでも大きな節約効果がありますが、他にも次のような節約方法があります。

窓に断熱シートを貼ったり、設置場所を工夫する

冷たい外気は窓ガラスを伝って室内に取り込まれることが多いのですが、これは窓ガラスが一枚構造で薄いからです。薄い窓ガラスは冷気を伝えるだけでなく、室内の暖かい空気も逃がします。これを防ぐには、断熱シートを貼って窓の断熱効果を高めることです。

また窓から入る冷気を少なくするためには、ファンヒーターを窓のすぐ前に置くことをおすすめします。こうすれば暖房効果が上がるため結果的にガス代節約につながります。

エアコンと併用する

ガスファンヒーターは即効性に優れていますが、温度調節は得意ではありません。この弱点をカバーするために、温度調節機能が優れたエアコンと併用すればガス代の節約につながります。方法は最初だけガスファンヒーターを使って、ある程度、部屋が暖まったらすぐエアコンに切り替えるのです。こうすると高いガス代をかけずに、ほど良い部屋の温度が維持できます。

暖房器具の1時間あたりの光熱費ランキング

順位

家計を預かる主婦にとって、冬は頭の痛いシーズンです。なぜなら寒い季節を乗り切るために、暖房用のエネルギーに多額の出費が必要になるからです。中でも大きいのは、ガスストーブやガスファンヒーターなどにかかるガス代です。特にガスストーブは燃料費が高い暖房器具といわれているだけに、かかるガス代は相当な額に及びます。

それを分かりやすくするために、まずここで暖房機別の1時間単位の電気代を高い順にランキング形式で並べてみました。

暖房器具エネルギーコストランキング

順位 暖房器具 1時間あたりの電気代
1位 ガスストーブ 29円(6畳)
2位 電気ストーブ 26円(カーボンヒーター1000w)
3位 ガスファンヒーター  13円(6畳)
4位 電機カーペット 12.95円(500w)
5位 オイルヒーター 12.9円(500w)
6位 電機コタツ 5.44円(210w)
7位 エアコン 約5円(6畳、ただし室外温度7℃で設定温度20℃「注1」)

こうして並べてみると、ガスストーブのガス代の高さがはっきり分かります。また、これで見る限り同じガスを使うものでも、ガスファンヒーターならガス代がガスストーブの半分以下であることも分かります。

上記に掲げたものは6畳の場合の例ですが、部屋が広くなるにしたがってガス代は次のように上がっていきます。

部屋の広さごとのガス代

9畳 43円
12畳 57円
15畳 75円

これで分かるとおり、暖房効果が高い点が人気のガスストーブですが、ガス代は高く、15畳程度のリビングルームで1日に8時間使えば、1ヶ月のガス代は18,000円にも達します。これだと、節約を考えたくなるのは当然です。

「注1」ここで見る限りエアコンの電気代が安いようですが、これは室外気温が7℃、室内温度を20度に設定した場合であり、室外気温が下がるにつれ電気代は上がり、仮に2℃以下になれば電気代はガスファンヒーターのガス代と同程度になります。

まとめ

ガスファンヒーター

燃料費が高いといわれるガスストーブやガスファンヒーターですが、即効性がある上に暖房能力が優れているため、あえてこれら二つを選択する人も少なくありません。とはいえ、長い冬を考えればガス代の節約も必要になってきます。そうした方々のために、この記事ではガスストーブとガスファンヒーターのガス代節約方法をまとめてみました。