電気ポットと電気ケトルの電気代比較! 省エネ機種なら電気代が半額?

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電気ポットと電気ケトルの電気代比較

電気ポットや電気ケトルは、お湯を簡単に沸かせるため非常に便利です。似たような印象を受けますが、実は電気ポットと電気ケトルでは、発生する電気代がまったく異なります!

また、何気なく使っているかもしれませんが、家庭によっては電気ポットよりも電気ケトルに、もしくはその逆に変更した方が、電気代や手間暇を削減できます。電気代だけでなく、両者の特徴や利便性、さらに電気代を格段に安くできる驚きの機種も紹介します。

電気ポットと電気ケトルの電気代を比較

電気ポットと電気ケトルの電気代比較

※1. 日本電機工業会自主基準による測定(室温23℃、湯沸かし2回/1日、再沸とう1回/1日、保温90℃で23時間/1日、365日/年間、新電力料金目安単価27円/kWh(税込)で計算)季節による周囲温度等の条件により、変動する場合があります。

引用元:http://www.zojirushi.co.jp/

※2. 1日に2.2Lのお湯を沸かした場合で計算。

なんと、電気ポットの方が3倍以上も電気代がかかかります! また、ここでは同じ量のお湯を沸騰させた場合で比較しましたが、電気ケトルはその都度必要な量を沸かします。一定量を沸かす電気ポットよりも自然と沸かす量が適切となるため、実際はさらに電気代、そして水道代を節約可能。

ここまで電気ケトルがお得なら、明日にでも電気ケトルから電気ポットに乗り換えたいところですが、電気ポットには電気ポットなりに高い理由があります。単純な数値以外の面からも、両者を比較してみましょう。

電気ポットVS電気ケトル~電気代以外を比較

電気ポット 電気ケトル
価格 5,000~15,000円が主流 1,000~10,000円が主流
保温性
温度調節
容量 2.2~4.0Lが主流 0.5~1.2Lが主流
重量 1kg以上が主流 1kg未満が主流
すぐ使えるか 一度沸かしたらすぐに使える その都度お湯を沸かす
沸騰時間 △(消費電力量700~900Wが主流) 〇(消費電力量1200~1300Wが主流)
安全度
水の質 水はその都度取り変えない その都度沸かすので新鮮

こうして表で比較してみると、電気ポットと電気ケトルでは大分特徴や性能が違いますね。電気ケトルはその都度お湯を沸かす必要がある代わりに、消費電力量が高いため、すぐにお湯を沸かすことができます。
※参考までに。記事内で紹介した1,250Wの電気ケトルなら、カップ1杯分(140ml)を約50秒で沸かせます。

このように、電気ケトルは手軽にお湯を沸かせるため便利ですが、保温機能が備わっていない機種がほとんどです。逆に電気ポットは保温や再沸騰機能があるため、ポット内にお湯が残っていれば、イチイチ沸かす必要はありません。

この点を考慮すると、単純に電気代が安いから電気ケトルの方が優れているとはいえませんし、上記で挙げた電気ポットの電気代は、再沸騰なども行った上での金額です。電気代の安さでは電気ケトルの圧勝でしたが、使い勝手や手間暇を削減したいのなら、電気ポットの方が適しています。

電気ポットと電気ケトル、自分にとって便利なのはどちらなのか、一度見つめ直してみるのも良いかもしれません。

電気ポットが適している方

  • 価格・電気代よりも機能性を重視したい
  • 家族で使いたい、1日にお湯を大量/何度も使う
  • お湯の温度にこだわりたい
  • 安全に使いたい・乳児がいる家庭

基本的に少人数で暮らしている方よりも、家族単位で暮らしている方向けです。特に、電気ポットには温度調節機能がありますので、赤ちゃんのミルクを作る際などには最適です。ただ電気ケトルよりも基本的に重く、お湯が沸くまでに時間がかかるため、「1日の最初のひと手間」が面倒なのが難点です。

電気ケトルが適している方

  • コスパ重視(本体価格・電気代を考慮して)
  • 1人暮らし、1日にお湯をあまり使わない
  • 忙しい朝に使いたい
  • 持ち運び面を重視したい

逆に電気ケトルは一人暮らしなど、少人数で暮らしている方向けです。沸騰時間が短いのは利点ですが、保温機能がないため、2杯目のコーヒーやお茶が飲みたい方には向いていません。難点はやはり機能面ですね。

両方のいいとこ取りをした機種はないの?

「電気ケトルは安いけど機能面が充実していない」
「逆に電気ポットは多機能だけど電気代が馬鹿にならない」
この点が気にならない方なら良いですが、中にはジレンマになっている方も多いのではないでしょうか?

そんな方にこそおすすめしたいのが、電気ポットや電気ケトルの弱点を克服した最新・省エネ家電です!

電気ポット~象印の最新機種なら電気代が半額に!

新旧 通常機種 省エネ機種
品番 CD-WN22 CV-WA22
価格(2017年9月に価格comで確認) 8,300円 14,500 円
容量 2.2L 2.2L
湯沸かし時の消費電力 700W 1300W
1日あたりの消費電力量※1 0.99kWh 0.46kWh
1日あたりの電気代※1 約27円 約12円
年間電気代※1 約9,800円 約4,500円

※1. 日本電機工業会自主基準による測定(室温23℃、湯沸し2回/1日、 再沸とう1回/1日、保温90℃で23時間/1日、365日/年間、その他水量等の試験条件:HD-112に基づく、新電力料金目安単価27円/kWh(税込)で計算)季節による周囲温度等の条件により、変動する場合があります。


https://www.zojirushi.co.jp/

象印の最上級省エネ機種と、先ほど紹介した機種を比較してみましたが、結果は一目瞭然です。通常の機種(CD-WN22)から、省エネ機種(CV-WA22)に変更することで、電気代が半額以下に。年間5,300円の節約ということは、3年で元が取れます。電気ポットを2、3年で買い替えるという方はそう多くないでしょう。5年、10年と長い目で見れば、数万円単位での節約になります。

それでも電気ケトルの方が電気代は安いけど……

記事内で紹介した電気ケトル(2.2L)の年間電気代が約2,884円だったため、約1,616円は電気ケトルの方がお得ですが、それでも年間1616円。月間なら約135円の差額で、電気ポット特有の保温・温度調節機能などを使えるのは、非常に魅力的です。

省エネの秘密は? 最上級モデルならではの機能とは

なぜ省エネ機種なら、電気代を劇的に安くできるのかというと、CV-WA22は電気の力だけでなく、まほうびんの力でも保温しているからです。全面の断熱材を強化したことで、熱が逃げにくいようにしているため、普通の電気ポットに比べると保温に使う電気が少なくて済みます。

さらに、「沸とうセーブ」により、沸騰させずに90℃・80℃・70℃で沸かすことが可能に。「省エネモード」や「光省エネモード」を採用したことで、2時間操作がない、暗くなった時は自動で保温をオフにし70℃まで湯温が下がると70℃保温を開始。電気ポットの弱点である省エネ性能を補うため、様々な工夫が随所に施されています。

省エネ性能以外にも、1300Wの高速沸騰を可能にしているため、2.2L満量でも13分で沸騰と、お湯を沸かす速度も電気ケトルに引けを取りません。

電気ケトル~ティファールの最新家電なら保温・温度調整ができる!

電気ポットの弱点である電気代は、省エネ機能が優れた機種に変更することで解決できます。同じように、保温・温度調整機能がないという電気ケトルの欠点も、ティファールの最新機種なら克服できます!

温度調節機能に関しては7段階から幅広く行えます。さらに、60分間保温も可能で、二杯目のコーヒーやお茶を飲みたいという方に最適。保温時は300Wの電気を消費しますが、1時間使ったとしても電気代は約8円です(1kWhあたりの電気代を27円として計算した場合)。あくまでも1時間のみ保温のため、電気代はそれほどかかりません。

電気ポット・電気ケトルを選ぶポイント

この機会に電気ポット・電気ケトルを購入・買い替えしようと考えている方のために、電気ポット・電気ケトルを選ぶポイントをまとめておきました。

電気ポットを選ぶポイント

  • 容量
  • 1日当たりの消費電力量(kWh/日)や年間電気代
  • 湯沸かし時の消費電力(W):数値が大きいほど早く沸きます

やはり電気ポットは電気代がかかりますから、省エネ性能が優れた機種がおすすめです。年間の電気代が記されておらず、1日の消費電力量しか記されていない際は、1日の消費電力量に27円(新電力料金目安単価)をかけることで、1日の電気代を調べることができます。


1日の消費電力量(kWh)×27円(新電力料金目安単価)=1日の電気代
例:0.46kWh×27円=12.42円(1日の電気代)


この計算方法は電気ポット以外にも、テレビや冷蔵庫など、年間消費電力が記載されている家電でも、同じように電気代を求めることができます。電気ポット以外にも電気代が気になる家電があれば、ぜひ計算してみてください。

電気ケトルを選ぶポイント

  • 容量
  • 湯沸かし時の消費電力(W):数値が大きいほど早く沸きます
  • 保温や温度調整機能の有無
  • 使いやすさ(本体の重さなど)

電気ポットは電気代を中心にピックアップしましたが、電気ケトルは電気ポットよりも電気代がかからないため、機能面や使いやすさで選ぶのがおすすめです。特に電気ケトルの場合、ケトル本体を傾けてお湯を注ぐため、扱いやすいかという点は非常に重要です。この点はカタログ上の比較だけでは限界がありますので、実際に店頭に展示されているものをチェックしてみると良いでしょう。

【まとめ】電気ポットや電気ケトルの弱点は、省エネ・最新機種なら克服可能

電気ケトルはともかく、電気ポットは最新の省エネモデルに乗り換えることで消費電力を大幅に削減できます。これに関しては、電気ポット以外の家電にも当てはまります。

テレビや冷蔵庫、エアコンなど、まだ古い家電を使っていたら要注意です! 省エネ性能が悪い家電を使っているばかりに、高い電気代を払い続けている可能性があります。電気ポットや電気ケトルは対応していませんが、環境省が運用している「しんきゅうさん」というサイトなら、省エネ家電に乗り換えるとどれくらい電気代を削減できるのか、チェックできますよ。

http://ondankataisaku.env.go.jp/shinkyusan/