電気を窃盗する6つの手口と防止方法

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電気を窃盗する6つの手口

建物の中はもちろん、外にもたくさんのコンセントがあり、電気を窃盗出来る環境がそろってしまっています。駅や自販機、トイレやお店などのコンセントを利用して実際に電気が窃盗されることがあります。実例や盗電防止の方法について紹介します。

コンセントから電気を窃盗する6つの手口を紹介

スマホの充電

それではさっそく電気が窃盗されるケースを見てみましょう。

1.駅のコンセント

駅にはコンセントが多くあります。たとえば清掃用に使うコンセント、ノートパソコンやスマートフォンを充電するコンセントがあります。

急な用事でパソコンやスマートフォンを使おうとしてバッテリー残量が少ないと、無断拝借する人がいますが、これは窃盗罪にあたります。

2.自販機のコンセント

当然自販機は電気を使いますので、近くにコンセントがあります。

このようなコンセントを使用して電気を窃盗する人もいます。中には、自販機が使用しているコンセントのプラグを抜いて自分の電気機器のコンセントを挿して電気を盗む方もいます。

3.電光看板のコンセント

電光看板も外に設置されるため、多くのお店では店の外にコンセントを設置しています。

そのようなお店の電光看板用のコンセントを使い、電気を盗まれる場合があります。特にお店の営業時間外など、店員がいない時に盗まれやすいです。

4.トイレのコンセント

トイレでは清掃用などのコンセントが付いている場合もありますが、それよりも窃盗が多いのがウォシュレット用のコンセントです。

ウォシュレットも水を温めたりするために電気を使いますので、近くにコンセントを設置している場合が多いのです。

5.レストラン、喫茶店のコンセント

レストランや喫茶店では、店内の至る所にコンセントがあります。

よくお客さんが店内のコンセントを使っている光景が見られますが、店内のコンセント使用許可の無い店で行うと、これも立派な犯罪になります。

6.給湯器や洗濯機用の屋外コンセント

マンションでは給湯器や洗濯機を屋外に設置し、近くにコンセントを置いている物件も多いです。

そのような屋外にあるコンセントも、知らぬ間に使用されて電気を窃盗されるケースがあります。

電気の窃盗は窃盗罪にあたると刑法第245条で定められている

電気は見えないものではありますが、無形物でも法律の刑法第245条によって財物として定められています。そのため、無断使用すると盗難や窃盗にあたります。

そして電気を盗み窃盗罪に問われると、10年以下の懲役になります。

携帯電話やスマートフォンのバッテリーがなくなりコンセントを使用したいと思っている時に、ついつい駅やお店のコンセントを使って充電すると、窃盗罪になってしまいます。

たとえ本人が罪になると知らずに行っても、窃盗罪になるので注意が必要です。

実際に起こった電気窃盗の3つの例

コンセントのプラグ

それでは実際にどのような電気窃盗の例があるか見てみましょう。

1.電気を止められて共用コンセントから盗み有罪に

大阪で、電気料金滞納のために電気を止められた男性が、アパートの共用コンセントから電気を引いてテレビを見ていました。どうしてもテレビが見たいということで行ったようです。

被害額は2円50銭相当でしたが、大阪地裁は懲役1年執行猶予3年の刑を言い渡しました。

2.携帯電話の充電に駅ビルのコンセントを使い検挙

女子高生が携帯電話でメール操作中に電源が切れて、駅ビルの通路のコンセントで30分間充電しました。

電気を盗んだ疑いで検挙されました。被害額は3銭です。ただしこの事件は裁判にはならずに、微罪処分とされました。

3.隣の家の電気を勝手に引き逮捕

京都の事件では、隣家の屋外に設置してあった給湯器用のコンセントから、延長コードを使い電気を窃盗していた女性が逮捕されています。

自宅の電気が止められていたために2014年3月から2015年1月までの間、約2万2000円分もの電気を盗みました。

実際に起きた盗電の事例としてはこのようなものがあります。

その他にも、パン屋のコンセントを使った電気窃盗、駅構内のコンセントを使ったケース、飲食店の外のコンセントを使って窃盗をした事件など、電気盗難は日常的に発生しています。

たとえ1銭の電気代分の窃盗だとしても、無断拝借すれば窃盗罪になるのです。

電気の窃盗を防ぐには?

外に設置しているコンセントから電気が窃盗されるのを防ぐには、使わないときはカバーをかけておくなどして使えない状態にしておくのが効果的な対策です。

いくつかのメーカーからコンセント用カバーが発売されていますのでご紹介します。

Panasonic 配線器具 ガードプレート

パナソニックから発売されている施錠できるタイプのコンセント用カバーです。

電気工事の必要はなく、周りのカバーを交換するだけで取り付けられます。コンセントを使用したままカバーは出来ませんのでご注意ください。

未来工業 プロテクトカバー WBK-1KM

未来工業のコンセントカバー
引用元:https://www.amazon.co.jp/

こちらはコンセントを使用しても、カバーで蓋が出来るタイプです。

鍵付きなので施錠も出来ます。カバーを設置するにはコンセントを壁から一度取り外さないとなりません。

寺田電機製作所 まもれーる・屋外くん

こちらもコンセントを使用したままカバーが出来るタイプです。

取り付けに電気工事は必要ありませんが、壁にねじ止めするので、壁にねじ穴を開ける必要があります。もちろんカバーは鍵で施錠できます。

寺田電機製作所 まもれーる・トイレくん

ウォシュレットのコンセント用盗電防止カバーです。

ウォシュレット用のコンセントは漏電遮断機などが内蔵されており通常のプラグよりも大きいので、通常のカバーではコンセントにプラグを取り付けると閉まらない場合があります。

そんな時でも、これならしっかりカバーでき、鍵で施錠も出来ます。

防犯カメラを取り付けて電気の窃盗防止!

何らかの理由によりカバーを取り付けることが出来なかったり、コンセントの数が多い場合は、近くに防犯カメラを取り付けるという方法もあります。

防犯カメラなら、夜でも撮影できる赤外線タイプもあります。また、無線の防犯カメラもありますので、どのような場所でも取り付け可能です。

24時間カメラを見ていなくても、カメラで現場を撮影、録画し後で確認することも出来ます。

盗電されることが多い場所なら「防犯カメラで監視中」などと現場に警告文を貼っておくこともそれなりに効果はあります。

建物の外にも多くのコンセントがある今は、電気の窃盗もしやすくなっています。

電気の窃盗を防ぐために、コンセントをカバーで覆うなどの対策を施し、安心して電気を使用できるようにしましょう。