『電力自由化』消費者目線のデメリットまとめ

新しい制度による変革に対し、様々な不安、疑問の声があがっている電力自由化。今回の記事は、消費者目線で電力自由化のデメリットをご紹介します。
消費者目線の電力自由化デメリットとは?
電力自由化のデメリットといっても実は2つの目線があります。
経済側(大手電力会社、国)のデメリットと消費者側のデメリットです。例えば東京電力のような既存電力会社にとって今回の電力自由化はデメリットでしかありません。
今まで独り占めしていたパイを新しく参入する電力会社に奪われるからです。今回、あくまで私たち消費者が電力自由化でどんなデメリットがあるのかだけを焦点を絞りお伝えします。
デメリット1:太陽光発電・蓄電池
自家発電などでクリーンエネルギーに切替えている人にとっては新しいプランがなく、電力自由化の選択肢が奪われているというデメリットがあると言えます。
注意ポイントとして、太陽光発電・蓄電池を既に導入している人は、そもそも電力購入量が低いので、条件に合う夜間プランはありません。つまり、夜間に安いプランが現状ありません。
将来的に、太陽光発電・蓄電池等を設置している人にも最適な料金プランが出てくることを期待しますが、現状のプランは再生可能エネルギーを導入している人には優しくないプランばかりです。
電力会社が間接的に太陽光等の再エネ導入者を切り捨てようとしているのでしょうか?
答えは明白で、自家発電者は電力会社にとってはお金にならないという事です。
デメリット2:電力自由化で業者トラブルが急増
電力自由化に対するトラブル相談が現在急増中です。国民生活センターによると2015年だけで全国で160件を超えているそうです。
国民生活センターのサイト上にも以下の相談事例が記載されています。
事例①
知らない電力会社から「電気を安くできる」と電話があった。
事例②
4月から電力が自由化される、4割安く供給すると電話があった。
事例③
電力自由化前に太陽光発電システムを設置し売電すれば儲かると電話があった。
太陽光発電が日本で大々的に普及した際も悪質な訪問販売によるトラブルが爆発的に増えました。訪問販売業者を相手にする前に、一括見積比較サイトなどで適切な値段、相場を確認しましょう。
デメリット3:切り替えた後に起こるトラブル
電力自由化は始まったばかりです。当分の間、パイを手放したくない既存の電力会社と新たに参入した新電力会社との価格競争が始まるでしょう。
あくまで予想ですが数年の間、どんどん電気料金のプランが下がる事が想定されます。契約するだけで安くなるプランもありますが、一般的に、何か月、何年契約という縛り(解約金)を設けているケースがほとんどです。
消費者目線の電力自由化デメリットをまとめ
- 太陽光発電・蓄電池にやさしいプランがない
- 業者トラブル
- 契約後の違約金
電力の切り替えを検討する際は電力比較サイトを使う事をオススメします。
最後に電力自由化のメリットになりますが、多くの会社が既存の電力会社より数%安い電気料金プランを発表しています。
携帯会社・鉄道会社・ガス会社・コンビニと幅広いジャンルの会社が参入してきていますので、それらの付属のサービスとセットでかなり電気料金が安くなるプランが沢山あります。
どれだけ電気料金が安くなるの?どんなセットがあるのか?は自分の電力使用状況によって変わりますので是非タイナビスイッチで比較してみてください。
電力会社の変更なら、タイナビスイッチにお任せを!
電力自由化には数多くの新電力会社が参入したため、乗り換えても安全な電力会社か、そして自分に見合った電力会社かを、判断する必要があります。しかし新電力会社の数はあまりにも多く、比較するのにも時間を有してしまいます。そこでタイナビスイッチを利用して、自分に合った電力会社を探してみましょう!