サーキュレーターでエアコン電気代が年間3,600円も節約出来る!!

かつての人間社会は自然のままで季節を乗り切ることができました。しかし、現在は地球温暖化による影響もあって、エアコンなしでは過ごすことができないほどまでに気候が大きく変化してします。
30年前は夏に扇風機で十分に涼しく過ごせたものですが、現在はエアコンがなければ熱中症になるような劣悪な環境に近づいてきているのです。
現在では季節を問わずにエアコンの使用が欠かせない時代となり、特に夏場は電気代をいかにコントロールするかを何よりも優先して考慮するようになっています。
実は現在サーキュレーターと呼ばれるものがエアコンと併用されることが多くなり、電気代の節約に一役買うと注目されているのです。ここでは、サーキュレーターを使ったエアコンの電気代をいかに安くするかを考えていきましょう。
エアコンの電気代を節約したいならこちらの方法もおすすめです。
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サーキュレーターとはいったいどんな機能を持つ?
サーキュレーターと聞くと多くの方が耳慣れないかもしれませんが、簡単に言うと扇風機と一緒に動力で風を作り出す機器になります。
それじゃ扇風機と同じじゃないという声もありますが、一般的にサーキュレーターは扇風機を比べると風の威力が大きく異なることが特徴です。
また、サーキュレーターが扇風機と呼ばない大きな理由が存在しており、ここではサーキュレーターの役割の大きさも説明していきます。
扇風機に似ているが基本的な機能が大きく違う
扇風機が作り出される風によってダイレクトに涼を取ることを目的とするのに対して、サーキュレーターは作り出す風で別の風を循環させる目的を持っています。
通常において風同士がぶつかりますとお互い打ち消しあうものですが、サーキュレーターはそれが起きないようにより強力な風を生み出すことができるのです。
サーキュレーターの名前は英語の【circulator】から来ていて、循環機器の意味合いを持っています。
また、サーキュレーターは風を強く出すことを大きな目的としているので、扇風機のように風のモードが多く存在していることはありません。扇風機と比べてもデザイン性は大きく落ち、あくまで風を循環させるための裏方としての役割を果たしているのです。
サーキュレーターはエアコンと一緒に使うと電気代が安い?
しかし、サーキュレーターはエアコンと併用することで冷房効率を高めることができる他、実質的に負担すべき電気代についても安くすることができます。
それは、エアコンから出てくる空気を満遍なく隅々まで行きわたらせることができるからです。エアコンからの空気は一般的に天井または床に溜まりやすい性質があるので、それをサーキュレーターで循環させることで部屋のどこにいても本来求める気温を享受できるようになるでしょう。
これによって、今までエアコンをつけてもどうしても気温にムラがあった状況を解消することが可能になり、そのたびに温度調節をせずに済むので実質的に電気代が上がらずに済むメカニズムを持っているのです。
サーキュレーターとエアコンを使うとなぜ電気代が安くなる?
それでも、まだまだ疑問に感じるのがサーキュレーターを使ってなぜエアコンの電気代が安くなるという点になります。
基本的にはどの家庭もエアコンの温度を設定している訳ですが、それは常に体感温度の違いで調節されるはずです。
しかし、サーキュレーターを使うと同じ温度でも体感温度が夏は冷房で低く、冬は暖房で高く感じられるようになるために多くのご家庭でそれまでの設定温度をさらに調節する傾向にあるでしょう。
これこそが、サーキュレーターを使うとエアコン電気代が安くなる大きな秘密となります。
サーキュレーター併用時の具体的な電気料金の算定ケース
さて、サーキュレーターをエアコン稼働時に併用した場合、どの程度のエアコン電気代について節電効果があるのか興味があるものです。
各一般家庭にてエアコンを継続してつける時間について12時間を目安に計算していく場合、通常において7キロワットアワーの電力量が必要になってきます。
日中における1キロワットアワー当たりの電力量単価が最低でも20円とすると、1日当たり140円当たりのエアコン電気代がかかるでしょう。
しかし、ここで同じ条件の下でサーキュレーターを併用してエアコンを使用した場合、電力量が6.5キロワットアワーに下がることになります。その結果、同じ電力量単価で換算すると1日当たり130円のエアコン電気代になり、1日当たり10円の節電効果が少なくとも得られるのです。
つまり1ヶ月で300円の節約、1年で3600円のエアコン電気代の節約に繋がるのです。
サーキュレーターとエアコンの効果的な具体的な併用方法
サーキュレーターとエアコンを併用すると電気代が節約できることは理解できましたが、このサーキュレーターをどのようにエアコンと具体的に組み合わせるかはいまだ理解されていない方もいるでしょう。
ここでは、併用においてどのようにすれば効果的な節電を進められるのか詳しく見ていきます。
ドライ運転の際にサーキュレーターを併用するのがベスト
実はサーキュレーターとエアコンを同時使用する場合、より節電効果が長期的に感じられるのがドライつまり除湿運転をする時です。
一般的にエアコンの【弱冷房方式】による除湿は通常冷房の3分の1以下に電力が抑えられることで知られ、体感温度に関する満足度も通常の冷房と比較しても遜色ありません。
よって、エアコン電気代を節減する目的でサーキュレーターを使うとすれば、エアコンのドライ運転と極力組み合わせるべきでしょう。
ドライであっても通常冷房と同じように風が床側に溜まりますし、この時にサーキュレーターの使用は電気代がすでに低くなっている状況からさらに1℃程度温度を上げられる効果を持ちます。
つまり、通常冷房を徹底してドライ運転に切り替えて運転することで、よりスムーズな電気節電が実現されるのです。
エアコンの風の種類によってサーキュレーターの向きも違う?
このサーキュレーターの循環力を最大限に高めるためには、エアコンの風の種類によってサーキュレーターの向きを調整することにあります。
一般的に冷房は下半身からの下の床部に溜まることが多く、暖房になると上の天井側に溜まることがほとんどです。これはそれぞれの空気の重さが関係していますが、この状態は同時にエアコンを無駄に電力消費させる大きな要因ともなるでしょう。
つまり、空気が部屋の隅々まで伝わっていないので、エアコンのセンサーが正確に働かずに温度の維持が不安定になってしまうのです。
そこで、サーキュレーターを使って冷房の際は床に平行に風を送り、暖房の際は天井に向けて風を送ることで部屋全体の風の循環が大幅に改善します。
これにより、エアコンは再起動を繰り返すことが少なくなり、消費電力の節減につながるのです。
扇風機でもエアコンと併用して電気代が安くなる?
このサーキュレーターの一連の効果を見てみると、同じく風を作ることができる扇風機でも十分に代用できるような気がします。
もちろん、扇風機が作る風そのものの威力はそれほど大きい訳ではありませんが、扇風機で風の循環を進めた場合は電気代が安くなるのでしょうか?
扇風機自体はサーキュレーターよりも電気代が安い
意外に思われるかもしれませんが、扇風機の消費電力はサーキュレーターを同じ時間使用した時よりも若干低くなります。
そのため、扇風機で循環を行っても理論上では電気代を安くできると言えるのです。
しかし、問題は扇風機の威力がどの程度なのかという点にあり、扇風機によってエアコンの空気をどの程度循環できるのかについても極めて不透明でしょう。
実際、エアコンと扇風機における風の勢い自体はそれほど変わらないことも多く、仮に電気代は安くできても体感温度に対する満足度が確実に得られるかは一概に言えません。
広い部屋でのエアコンとの併用は電気代が高くなる?
それでも、明らかに言えることは扇風機を広い部屋でサーキュレーター代わりにエアコンと併用しても電気代の節減効果はほとんど得られないということです。
このような状況ではエアコン本体もその部屋の広さにミスマッチであるケースも多く、それに扇風機を追加して電力消費することでただ単に無駄な消費に終わることも少なくありません。
扇風機をサーキュレーター代わりに導入する際には、4畳半や6畳程度の部屋に通常能力のエアコンが設置されている場合は最も理想的と言えます。
よって、扇風機を利用してエアコンの空気効率を高める場合は、使用する部屋のコンディションをあらかじめよく把握しておきましょう。
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