あなたは平均的な電気代よりいくら多く支払っていますか?

毎月あたりまえのように支払っている電気代。実際のところ、ほかの家庭の電気代の平均額と我が家を比べた事はありますか?もし同じ家族構成で電気代が平均より高い場合、何か原因があるのかもしれません。
そこで今回は「電気代の平均額の謎」についてまとめました。一般的に家族の人数に対しての電気代の平均額をいつも支払っている電気代と比較してみましょう。
一ヶ月の電気代 全国平均はいくら?
2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | |
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単身世帯 | 5,016円 | 4,801円 | 5,141円 | 5,482円 | 5,565円 |
2人世帯 | 8,535円 | 8,298円 | 8,811円 | 9,275円 | 9,830円 |
3人世帯 | 9,896円 | 9,734円 | 10,210円 | 10,849円 | 11,406円 |
4人世帯 | 10,533円 | 10,180円 | 11,130円 | 11,819円 | 12,152円 |
5人世帯 | 12,291円 | 11,677円 | 12,788円 | 12,508円 | 13,512円 |
6人以上世帯 | 15,087円 | 15,463円 | 15,410円 | 15,665円 | 16,663円 |
総世帯平均 | 8,421円 | 8,188円 | 8,698円 | 9,118円 | 9,472円 |
平均世帯人数 | 2.47人 | 2.47人 | 2.45人 | 2.44人 | 2.41人 |
2人以上世帯の平均電力使用量 | 463.9kWh | 442.2kWh | 450.2kWh | 441.2kWh | 428.2kWh |
これは総務省の「世帯人数別の電気代5年間のデータ」をまとめた平均額になります。1年で使われた電気代を世帯別に平均して割り出しているため、ご自宅の電気代の年間の平均をもとに比較してみてください。
請求書を見て人数にあてはめて自分が支払っている電気代と比較し高いのか安いのか判断してみましょう。
単身の電気代平均
単身世帯は毎年5,000円前後で過去5年間の電気代を平均すると5201円です。一人なので基本料金が割高に感じるかもしれません。
節約を心がければ反映しやすい単身世帯は平均的に夜型のタイプが多く、夜間に安くなる料金プランの方がお得になる場合があります。
2人世帯の電気代平均
2人世帯になると一気に3,000円~4,000円も増額しています。2014年の2世帯の平均で見ると5,565円から9,830円になり4,165円も増えているのが分かります。過去5年間の平均額は8,949円です。
3人世帯の電気代平均
2人世帯と比べると3人世帯では、大体1,500円をプラスした額になっています。過去5年間の平均額は10,419円になりました。
4人世帯の電気代平均
3人世帯と4人世帯の差額は743円になりました。3人と4人の電気代の差額は小さく、同じ部屋で過ごす家族が増える影響で電気代の差が縮んだようです。過去5年間の平均額は11,162円です。
5人世帯の電気代平均
4人世帯と5人世帯では1,393円とひらきがでました。5人世帯になると部屋数や面積が広くなる影響で照明や空調の電気代がかさむためとみられます。過去5年間の平均額は12,555円です。
1人暮らしの場合は部屋数が1~2部屋と少ないケースが多く、仕事で日中自宅にいない時間が多いため電気代が安くなる傾向があります。2人以上の世帯数になると寝室や子供部屋が増えるなどの影響で電気代に反映してきます。
家族が増えれば日中自宅にいる家族が増えるケースが多く、電気代は家族数に応じて増加するものだということがハッキリわかりました。
みなさんは、この統計を見てどう思われましたか?もし平均よりも高いという方は、電力自由化のタイミングで、もっと電気代が安くなるプランが見つかるかもしれません。
一般家庭の年間で見る平均的電気代
一世帯以上の家族の場合の年間の電気代の平均をグラフ化したものです。
多少のバラツキがありますが、平成17年から平成26年の一世帯あたりの電気代の平均を見てみましょう。平成24年から平成26年の2年間では増加率が大きくなっているのが分かります。
こちらは人数別の世帯で2人以上の世帯の統計です。やはり、1年ごとに上昇しているのが分かります。現代は省エネタイプの電化製品が増えているのに、これだけ電気代がかさんでいる原因で考えられるのが、電気代の値上がりがあります。
そのほか便利性を求め、各家庭の電化製品の量が増えているのが挙げられます。年間の電気代と自分の家庭の世帯数と比べて、平均して高いか安いか判断して電気を使いすぎていないか自覚するのも大切です。
都道府県別標準家庭電気代平均
電気代平均(2015年12月) | |
---|---|
北海道電力 | 7,968円 |
東北電力 | 7,380円 |
東京電力 | 7,518円 |
中部電力 | 7,400円 |
北陸電力 | 7,029円 |
関西電力 | 8,058円 |
中国電力 | 7,584円 |
四国電力 | 7,575円 |
九州電力 | 7,165円 |
沖縄電力 | 8,033円 |
それでは都道府県別の標準家庭の電気代平均額を見ていきましょう。一番安いのは北陸電力で7,029円です。北陸電力は全国でも電気料金が安いことで有名で、特に電気使用量が少ないので安くなっている訳ではなさそうです。
反対に平均値が一番高いのは僅差ではありますが関西電力です。1年前の2014年は北海道電力の電気代が一番高く、2013年に実施した電気料金の値上による影響が大きかったのですが、2015年に入ると関西電力の電気代平均が8,033円と一番高い事となりました。
それ以前までは沖縄電力が一番高いと言われていました。
電気代平均が一番安い北陸電力の7,029円と一番高い関西電力の8,033円では、ひと月に1,004円もの差が生まれているんですね。
光熱費の中でもトップの電気代平均をガスや水道と比較
次に光熱費の一般家庭の平均割合を見てみましょう。
電気代 | ガス代 | 他の光熱費 | 上下水道料 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
平成19年 | 9,251円 | 5,681円 | 1,745円 | 5,091円 | 21,768円 |
平成20年 | 9,784円 | 5,971円 | 1,959円 | 5,048円 | 22,762円 |
平成21年 | 9,646円 | 5,703円 | 1,312円 | 5,023円 | 21,685円 |
平成22年 | 9,850円 | 5,514円 | 1,537円 | 5,049円 | 21,951円 |
平成23年 | 9,591円 | 5,449円 | 1,833円 | 5,080円 | 21,954円 |
平成24年 | 10,198円 | 5,660円 | 1,875円 | 5,081円 | 22,815円 |
平成25年 | 10,674円 | 5,579円 | 1,833円 | 5,154円 | 23,240円 |
これは平成25年に総務省が家計調査をし、発表したものです。これを見ると電気代が光熱費の中で大きな割合なのが分かります。総世帯での光熱費の平均が約21,000円~23,000円なのに対し、電気代は平成25年で10,674円と最も高く、全体で見ても光熱費の半分の割合です。
平成19年から平成25年までの6年間で見ると、1,472円の電気代を1年で多く支払っている計算になります。
こちらを見てみると、平成22年から平成25年の3年間で電気料金が1年後ごとに増加しています。震災後は東京電力だけで30~40%も値上がりし、1年で換算しても大きな負担です。
あなたのお宅の電気代は高いのか安いのか?
まずはこちらのグラフを見てみましょう。2013年におこなわれた総務省家計調査での関東地区の1年間の電気代です。 全国の中で関東地区の気候は全国の平均に近い為、参考になると思います。
冬の時期に最高額で14,397円、2番目に高い時期が8月~9月です。6月~7月の時期には8,307円と安くなっているのが分かります。
皆さんも1年を通して電気代が高くなる時期は、エアコンや暖房を使う時期ではありませんか?1月~3月、そして6月から7月の電気代とほかの月の電気代の明細を調べると、ご自宅の電気代にも当てはまるはずです。
なぜ夏と冬が高い?電気代の基礎知識
じつは、冬の電気代が平均より高いのは外気温と室温の差にあります。
室温が0度で設定温度を25℃に設定したとすると温度差は25℃です。夏は部屋の温度が33℃で設定温度が25℃だとしても温度差は8℃です。
例えば室温が38度でも差は13度です。雪国は外気温が0℃とは限りません。氷点下5~20℃になる地域もあるでしょう。そうなると電気が主なエネルギーの暖房では追いつかなくなる機種もあるでしょう。
だから「温度差がある冬の方がエアコンに負荷がかかり電気代が高くなる」ということです。
エアコンの電気代は部屋数も関係する
そもそも冷房の電気代は部屋の大きさや外気温などの条件にもよりますが平均すると1時間10円~20円です。10円だとしても24時間つけっぱなしだと240円で20円だとしたら480円になります。1ヶ月だと7200円~14400円。
もし、冷房を使う部屋が2部屋、3部屋となるとさらに電気代は跳ね上がります。冷房だけでこの値段ですから、ほかの電化製品の電気代も加わると高額な電気代になるのが分かります。
空調は冬と夏で支払っている電気代の中で、ほかの家電製品より電気を使っているケースが多いということです。ですから冷房や暖房を使わない時期でもある6月は電気代がほかの月の平均よりも安くなるのです。
暖房にしてもエアコンで部屋を温めている、または電気ストーブを使っている家庭では、寒い時期に電気を多く使うことになります。灯油ストーブや電気カーペットでも電気を使います。寒いまたは暑い時期は普段使わない電気を使っているということです。
平均より高い電気料金を払っているあなたも、平均より安い電気料金を払っているあなたも、今よりも電気料金が安くなれば嬉しいですよね。
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