神奈川県限定!新電力「じぶん電力」電気代を6ヶ月間無料に
株式会社日本エコシステムが展開している電力事業「じぶん電力」は神奈川県内のユーザー50世帯に対して6ヶ月間電気代を無料にすると発表しました!電気代を無料に、しかも6ヶ月間ですって!?しかし電気料金を中で神奈川県限定とはどういう事でしょうか?本当に6ヶ月間電気料金を無料にしても大丈夫な理由とは?
電力の地産地消を推進する神奈川県の取り組みが始まり
神奈川県は2011年以降再生可能エネルギー導入の動きが活発な県で、太陽光発電の普及拡大を目指した「かながわスマートエネルギー構想」や全国初の「かながわソーラーバンクシステム」、「屋根貸し」を希望する施設と「屋根借り」を希望する発電事業者のマッチングにメガソーラー誘致など、太陽光発電関係で様々な施策が行われてきました。
2014年には再生可能エネルギーの導入等の促進に関する条例が施行され、水素を利用する燃料電池や天然ガス発電のコージェネレーションシステムといった「分散電源」の割合を増やそうという大きな目標に向かって動いています。
その取組の一つにあるのが、「地域電力供給システム整備事業」。じぶん電力が6ヶ月間の電気料金無料を実現できた理由はここにあるのです。
じぶん電力の「分散型電源を地域で活用する方法」が認められて電気代無料が実現!
日本エコシステムが採択された神奈川県の「地域電力供給システム整備事業」は先の「かながわスマートエネルギー計画」に基づくもので、県内の再生可能エネルギーで作られた電力を一般家庭に供給する小売電気事業者の取り組みを促進し、分散型電源を地域で使う仕組みを構築するという目的があります。
じぶん電力の「自分の電気をじぶんで作る」取り組みがこれに合致していると認められ、「地域電力供給システム整備事業」への採択と補助金交付の対象として選ばれたのです。つまりじぶん電力が電気料金を6ヶ月間無料にできるのは神奈川県から交付された補助金を家庭に還元する方法であるために、神奈川県在住の方限定となったのですね!
もう本当に、神奈川県で契約できる人は絶対に見逃せないですよね。新電力への乗り換え、ならびに太陽光発電導入の大きな後押しになるはずです。
じぶん電力の事業内容
じぶん電力に新規契約した後、ユーザー宅の屋根には太陽光発電システムを無料で設置されて20年後には発電設備が無償譲渡されます。その間の保守管理はじぶん電力側が行いますので、ユーザーが負担する費用は電気代だけです。
100万円、あるいはそれ以上の金額がかかった発電設備を20年後に無償譲渡されてもメリットはまだまだ享受できます。太陽光発電システムは20年後でも発電を続けられますし、その後に発電した電気は自分のものなので電気代を節約できます。あるいはFIT制度の今後によりますが、売電収入が得られる可能性だってありますからね。
施工の技術面で言えば、じぶん電力を運営する日本エコシステムは元々太陽光発電の販売・施工を行ってきた企業で知名度も高く、比較的高めな施工費用の代わりにアフターフォローが手厚いと評判が高いです。
施工費用で比較すると厳しい面がある日本エコシステムの太陽光発電を無料で得られる希少なチャンスが、じぶん電力で登場したとも言えます。
じぶん電力の電気料金プラン
じぶん電力で契約をした場合の電気料金プランについてもチェックしておきましょう。太陽光発電システムから発電された日中の電気は1kWhあたり27円、日没後の電気は新電力最大手の「エネット」が1kWh単位で供給します。昼間の電気が割高で夜間の電気が安い時間帯別電灯と従量電灯を合わせたようなプランが適用されるのも特徴的ですね。
ひとことで言うと、日没以降の電気が安いです。
太陽光発電設置住宅を対象とする新電力は珍しいということもあり、太陽光発電が主体のじぶん電力とLNG火力が電源の6割を占めるエネットからの電力供給。太陽光発電と環境負荷が少ない新電力を求める方にうってつけなサービス内容を提供するのがじぶん電力の特徴です。
さらにCO2排出係数を24時間ゼロにできる「カーボンオフセットプラン」やサッカーJ3チームと密接な関わりを持つ「福島ユナイテッド応援プラン」など、国内無二の付加価値を提案していることに注目です。
じぶん電力はユーザー宅に発電所を作る新電力
電力会社が安定的に電力を供給するためには自前の発電所を持つことが確実ですが、大規模な施設を建てるには莫大なコストが必要で周辺の環境への影響が懸念されます。
じぶん電力の場合は各家庭の屋根に小さな発電所を作る方針でサービスを展開し、ユーザーが支払う電気代と太陽光発電の電気を売るFIT制度で設備費用を回収すると日本エコシステム突撃インタビューにて伺っています。
じぶん電力で6ヶ月間電気代を無料する方法は?
じぶん電力が今回発表した6ヶ月間電気代無料を適用する条件を確認してみましょう。
- 神奈川県内に在住
- これから「じぶん電力」に契約する
- 2016年8月24日(水)からじぶん電力と電力契約を行う50世帯(先着)
端的にまとめましたが、8月24日からじぶん電力に契約した先着50名といったところですね。ただ、じぶん電力に契約すること自体の条件をクリアしなければなりません。
じぶん電力に契約できる条件は?
太陽光発電を設置するって、相当ハードルが高いように感じますよね。太陽光発電システムは値下がりが続いているといっても設置には100万円以上の費用がかかりますし、故障した場合の修理費用やメンテナンス費用など長期的にかかるコストも少なくないはずなのですから。どれだけ難しい条件を突きつけられるのか、警戒してしまいますね。それでは内容をチェックしてみましょう!
- 戸建てで築年数20年未満、あるいは新築予定。2階建て以下
- 蓄電設備や太陽光発電・エネファームなどの設備が設置されていない物件
- 申込者、または同居家族の年齢が60歳未満
- 次のエリアは対象外です。北海道、青森県、秋田県、岩手県、山形県、新潟県、富山県、石川県、福井県、沖縄県
- 他にも家屋の強度や日射量、積雪量、塩害の度合い(海などからの距離)によっては契約の申し込みをお断りされる場合があります。
端的にまとめると20年間太陽光発電を乗せて契約を継続できる豪雪地帯・沖縄県を除いた家庭ということですね。(鳥取県はセーフな模様)ただ、それぞれの物件が条件に沿うかは素人目に判断しづらいので、迷ったら日本エコシステムに判断してもらうのが一番早そうです。太陽光発電を検討したことがある方なら試しに審査してもらうのも良いですね!
電気料金が6ヶ月間無料なのは神奈川県限定です。
急いで申し込むデメリットはないの?
神奈川県在住の先着50名という小さな枠に入るため、じぶん電力への契約を急いで良いのか不安になりませんか?20年間の長期契約で中途解約には無料で設置された太陽光発電システムを買い取る必要がありますからね。(買取費用は契約年数が進む毎に減額されます)
では、じぶん電力の契約時に100万円(安!)の太陽光発電設備を設置して電気料金を節約できる金額が0円という「発電設備自体が安い上に電気代で節約できない」しょっぱい事例を想定してみましょう。
他の新電力で電気代100万円の節約を20年間で達成するには、年間4万円もの電気代を削減するプランを契約する必要があります。しかしこれを達成できる家庭はひと月に電気を1,200kWh以上使うような住宅に限られるでしょう。
つまり、将来的に電気料金がガクッと下がることでもない限り、じぶん電力で得られるものは一般的な新電力よりも大きい可能性が高いですね。
ただし先述の比較は想定節約金額を0円などという極端な設定にしているため、実際にシミュレーションしてみると大きく結果は異なります。
タイナビスイッチのシミュレーションでは、ひと月1200kWh使う家庭ならじぶん電力の電気料金プランで毎月14,500円以上節約できるとの結果が出ました。※居住環境や世帯人数によって異なります。
太陽光発電を既に設置している人が心配する設備費用の回収の行方や故障といった問題も、これからじぶん電力を始める人が抱えることはありません。太陽光発電を既に設置している方が新電力へ乗り換えできずにいる中でも太陽光発電設備、そして新電力エネットからの電力供給を受けられます。
これから新電力に変えたい、そして太陽光発電を生活に取り入れたい方に、じぶん電力はかなりおすすめです!
節約金額を知りたいならタイナビスイッチ
長期的に使える太陽光発電システムが無料で入手できて、電気料金もお得。環境負荷も小さくて非常時にも使えるなど、じぶん電力は将来にわたるメリットが大きいのが特徴です。自宅がじぶん電力の契約条件に沿っているかも気になりますし、毎月の電気料金がどう変化するかも知っておきたいですよね。
タイナビスイッチの無料シミュレーションなら日本エコシステム(じぶん電力)の電気料金プランでどのくらい節約できるかを算出できます。20年後に手に入る太陽光発電システムに加えてあなたは幾らお得になるでしょうか?早速チェックしてみましょう!
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