電気代の基本料金を安くするにはアンペア数の見直しが一番!!

電気料金を節約したいのならアンペアを見直しましょう。
基本料金が見合わないのに一生懸命電気料金を節約したいと自己流で節約を試みても無駄に苦労をしてしまいます。
電気料金の基本料金はすべてアンペア数の数値で決まります。
関西電力の従量電灯AやLooopでんきの電気料金プランなど、基本料金がないものもありますが大抵の電気料金プランには基本料金が設定されています。
そのため、
- 電気料金がいつも高い
- 家族人数が減ったのにアンペア数はそのまま
など、電気料金に不満を抱いている場合に最初におすすめする方法はアンペア数の見直しです。電気は生活する上で必ずといっていいほど必要です。
しかしアンペア数が見合っているのかチェックすれば今まで気が付かかったことや電気料金の節約に結びつきます。
- アンペア数って何?
- アンペアを下げるにはどうしたらいいの?
など、基本料金の仕組みやアンペアのことがイマイチ理解できていない方のために電気料金の基本料金とアンペアの関係をご紹介します。
基本料金制と最低料金制の2種類がある
大手の電力会社を一例にしますと、料金体系には大きく分けて2種類あり、基本料金制と最低料金制の2つに分かれます。
基本料金制導入の電力会社
- 北海道電力
- 東北電力
- 東京電力
- 関西電力
- 四国電力
- 沖縄電力
最低料金制導入の電力会社
- 関西電力
- 四国電力
- 中国電力
- 沖縄電力
新電力でも基本料金制導入と最低料金導入に分かれます。
基本料金制と最低料金制の違いは基本料金制の場合、契約アンペアの数値で基本料金が決まり、電気料金に含められます。
もし契約アンペアを超える数値が流れた場合、ブレーカーが落ちる仕組みになっています。
最低料金制は基本料金がなく、電力使用量に応じて1kwhあたりの料金単価が高くなる契約内容のことです。
基本料金はどうやって決まる?
電気料金の基本料金はアンペア数から決まり、毎月固定料金で支払う必要があります。
そのためアンペア数はどうやって決めるのか、どんなものなのかを知らなければなりません。
あなたのご家庭は何アンペアで契約をしていますか?
アンペア数はブレーカーを見れば一目瞭然です。
契約アンペアが分からない場合はブレーカーに書かれている数値や分電盤の色を見てみましょう。
アンペア数値は色で区別されているため確認してみましょう。
色で決まるアンペアブレーカーの基本料金
アンペアブレーカーの色には赤やピンクなど色別になっています。
赤 | 10A |
---|---|
ピンク | 15A |
黄色 | 20A |
緑色 | 30A |
グレー | 40A |
茶色 | 50A |
紫色 | 60A |
アンペアの意味とは?基本料金はアンペア数で決められる!
アンペアは「A」と表記され電流が1秒間にどれだけの量が流れるかの表記です。
電化製品にはアンペアが記されています。
炊飯器に12A、食器洗い機が14Aなど家庭で同時に使用する場合の電化製品のアンペア数を足して契約アンペア数より、少し少ない数のアンペア数が妥当な数値です。
そのためアンペア数を決めるには、家庭内で一度に使う確率のある電化製品のアンペアをすべて足して妥当な契約アンペア数を計算することです。
一般家庭の契約アンペア数で多いのが30~40Aです。
電力会社の基本料金はアンペア数で決まります。
例えば東京電力の契約アンペアと基本料金(税込)の関係は次の通りです。
10A | 280.80円 |
---|---|
15A | 421.20円 |
20A | 561.60円 |
30A | 842.40円 |
40A | 1,123.20円 |
50A | 1,404.00円 |
60A | 1,684.80円 |
こうしてアンペア数に対する基本料金を比較するとアンペア数が増えることで基本料金が高くなるのが分かります。
もし、30アンペアで済むのに50アンペアのままずっと契約をしていた場合、無駄なお金を永遠に支払うことになります。
各家庭で使用する契約アンペアを適切にすることで電気料金の節約に結びつくためアンペア数は重要になってきます。
アンペア数は季節で変わる消費電力と一時的に使われる消費電力を計算
例えば各家庭で年間を通じ一度に使用する確率がある電化製品のアンペア数が冷房は5A、掃除機が10A、ドラム式洗濯機が2A、液晶テレビが2A、電子レンジが15A、食器洗い機が13A、卓上IHクッキングヒーターが14A、炊飯器が13A、アイロンが12A、ヘアドライヤーが12A、照明の合計が20Aだったとします。
すると合計したアンペア数は118Aです。
家庭で使われる電気には季節で使用する電化製品があり、夏場に使用するエアコンや冬に使用する暖房があります。
また、1日の生活スタイルの中で、朝だけ使用する炊飯器やアイロン、電子レンジ、トースター、掃除機など一時的に使用する電化製品があります。
アンペア数を決めるときに必ず、これらの季節と一時的に使用する確率のある電化製品をすべて含めたアンペア数にしないとブレーカーが落ちてしまいます。
例えば朝の時間帯は冷房とドラム式洗濯機(2A)、液晶テレビ(2A)、電子レンジ(15A)、卓上IHクッキングヒーター(14A)を同時に使用する場合、33Aになります。
すると40Aが妥当なアンペア数となります。
エアコンなどの電化製品によって設定温度になるまで負荷がかかるなど常に同じアンペア数ではないため、時間を分散することで契約アンペアを下げることも可能です。
これらのことを考慮してアンペアを契約しなければなりません。
家族の人数に変化があった場合アンペア数を変更していますか?
家族数で使用時のアンペア数が変化するため、家族が増えた場合、エアコンや照明などを同時に使用するパターンが増える場合は契約アンペア数を見直さないとブレーカーが頻繁に落ちてしまうことも考えられます。
必要以上のアンペアがブレーカーに流れると安全上の問題から自動でブレーカーが落ちる仕組みになっています。
ブレーカーが頻繁に落ちるのは生活しにくく、夜であれば暗闇の中ブレーカーを上げないと復活しないため、不便な思いをしてしまいます。
また、使用する電化製品の数に見合わない量のアンペアで契約を長年続けた場合、必要以上の基本料金が電気料金に含まれ、無駄なお金を永遠に支払わないとなりません。
アンペア数が少ないと基本料金は安く、アンペア数が大きいと基本料金が高くなります。
アンペア数の変更方法
アンペアの変更は簡単です。
契約している電力会社のカスタマーセンターに電話やインターネット、FAXなどで連絡すれば申し込みができます。
アンペア数の変更にはブレーカーを取りかえる工事が必要ですが10アンペアから60アンペアであれば工事費用は無料です。
そのため気軽に申し込みができます。
工事はたったの10分程度ですが電気設備等の問題で別途工事費用が課せられる場合もあります。
スマートメーターがすでに取り付けられ、アンペアをスマートメーターで設定している場合は、アンペアブレーカーを取り付ける工事は、おこないません。
⇒スマート契約の基本料金を予測!節約にもスマートメーターが使える!?
「電気料金の仕組み」内訳はこうなる!
電気料金の内訳は次の通りです。
(基本料金または最低料金)+電力量料金+燃料費調整額(-口座振替割引額)+再生可能エネルギー発電促進賦課金
契約内容で電気料金の内訳は若干異なるため、詳しく電気料金を計算したい場合は「電気料金シミュレーション」を使うと便利です。
基本料金を下げたいのなら契約アンペアを下げることです。
そして最も大切なのは、節電を心がけることです。
また、節電しながら使用する電化製品を時間帯で分散し、一度に負荷がかからないようにすれば低めのアンペア数での契約が可能になります。
でも、どうしたら節電が上手くできるの?
アンペアに関する知識や節電するための知識をもっと深めたいというのならタイナビスイッチをチェックしてみてはいかがでしょうか?
タイナビスイッチは電気にまつわる情報がぎっしりです。
節電にも大変役立つ情報がギッシリでおすすめです!
アンペアを下げる+新電力に乗り換えで、10000円の節約を!!
アンペア数を下げることで基本料金の削減が可能です!! さらに新電力への切り替えもご検討ください。平均的な4人家族なら年間10000円の節約も可能なのです。
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