最新式扇風機の電気代は本当に安いの? 実際に計算してみました!

扇風機の電気代はいくら?

扇風機の電気代はエアコンよりも安いですが、普段使用しているときに一体どれくらいの電力を消費しているのかが気になりますよね。
そこで、今回は扇風機の電気代を実際に計算してみましたので、参考にしてみてくださいね。
まず、扇風機に限らず家電の電気代を知るためには、以下の情報が必要です。
- 家電の消費電力(単位:W)
- 使用時間(単位:h)
- 電力量料金(単位:円/kWh)
これらの数値を組み合わせ、消費電力×使用時間×電力量料金を計算すれば、電気代を算出することができます。
次項以降では、通販サイトで人気のある扇風機を紹介しながら電気代を計算してみます。 ※主要電力会社10社平均単価27円/kWhを使用。
扇風機を毎日1日8時間使用したときの1日、1カ月、年間の電気代を計算しています。
日立
HEF-DC60(リモコン付) 参考価格:9,480円(税込)
軽量なので手軽に持ち運べます。
組立済みですからすぐにご家庭で使うことができます。
風量は6段階に分かれており消音や減灯などの機能も付いています。
消費電力 | 1日の電気代 | 1カ月の電気代 | 年間の電気代 |
---|---|---|---|
最小1.6W | 0.35円 | 10.5円 | 126円 |
最大18W | 3.89円 | 116.7円 | 1400円 |
トヨトミ
FS-D30GHR(リモコン付) 参考価格:10,000円(税込)
扇風機の角度が90度上向きになるので、夏だけでなく冬場もサーキュレーターとして使うことができます。
風量が32段階あるので細かいニーズにも対応してくれ、扇風機に触れると運転停止するセンサーも付いているので、お子さんが小さいご家庭でも安心です。
消費電力 | 1日の電気代 | 1カ月の電気代 | 年間の電気代 |
---|---|---|---|
最小2W | 0.43円 | 12.9円 | 154.8円 |
最大22W | 4.75円 | 142.5円 | 1710円 |
三菱電機
R30J-DT-C(リモコン付)参考価格:24,100(税込)
さまざまなシーンで使うことができるオールシーズンタイプです。
上下や左右に首を振る3D、左右に180度、上下には100度まで角度を変えることができます。
高さを低めにしてサーキュレーターに、普通の高さで扇風機として使い分けが可能です。
消費電力 | 1日の電気代 | 1カ月の電気代 | 年間の電気代 |
---|---|---|---|
最大15W | 3.24円 | 97.2円 | 1166円 |
扇風機の中でも省エネモデルが人気

DCモーター扇風機は値段が高い
扇風機は昔と比べると消費電力が抑えられている傾向にありますが、最近ではDCモーターを搭載している省エネタイプの扇風機が人気です。
消費電力がかからず電気代は安いですが、本体価格が高いので買い替えを断念する方もいるのではないでしょうか。
バルミューダDC扇風機 GreenFan参考価格:36,000円(税込)
消費電力 | 1日の電気代 | 1カ月の電気代 | 年間の電気代 |
---|---|---|---|
最小1.5W | 0.32円 | 9.6円 | 115円 |
最大20W | 4.32円 | 129.6円 | 1555円 |
従来のACモータ扇風機の電気代と比較してみましょう。
山善AC扇風機 YLR-C30(リモコン付) 参考価格:4,041円(税込)
消費電力 | 1日の電気代 | 1カ月の電気代 | 年間の電気代 |
---|---|---|---|
46W | 9.94円 | 298円 | 3576円 |
年間の電気代で比較してみても、その差は2,000円程度です。
DCモーター扇風機の電気代が安くても、購入価格が高いので元を取るのは大変かもしれません。
DCモーター扇風機のメリットとデメリット
従来からあるACモーター扇風機と比較して、どのようなメリットとデメリットがあるのかまとめてみました。
メリット |
---|
直流で羽を回転させるので回転速度を幅広く設定可能(ACモーターは交流) |
風量調整が細かく設定できるので負担の少ない微風でも使用可能 |
消費電力が少ないので節電効果が高い |
首振り角度をいろいろ設定できるのでサーキュレーターとしても使用可能 |
静音なので就寝中にも快適に使用可能 |
デメリット |
---|
本体価格が高い |
DCモーター扇風機はサーキュレーター機能も装備されているので、オールシーズン使用できる点が魅力ですが、値段が高いので夏場しか使わない方ならACモーター扇風機でもよいかもしれません。
→ダイソン扇風機の電気代を計算してみた!!
扇風機の種類で電機代を比較

扇風機には一般家庭で使うタイプの他にも用途や目的に合わせて、さまざまな種類があります。 ここでは、他のタイプを紹介しながら電気代も計算してみました。
ボックス扇
山善YSBR-A255(MS) 参考価格:6,980円
コンパクトタイプの扇風機です。
扇風機本体の角度を変えることができるのでサーキュレーターとしても使えます。
消費電力 | 1日の電気代 | 1カ月の電気代 | 年間の電気代 |
---|---|---|---|
37W | 7.99円 | 239.7円 | 2876円 |
エアーサーキュレーター
アイリスオーヤマPCF-HD15N-W 参考価格:2,580円(税込)
風の流れが直進的でパワーがあるので、かなり先まで行き渡らせることができます。
エアコンと併用することで室内の空気を循環させることができるので節電効果が高まります。
部屋干しに使用すると乾燥時間を短縮できます。
消費電力 | 1日の電気代 | 1カ月の電気代 | 年間の電気代 |
---|---|---|---|
静音12W | 2.59円 | 77.7円 | 932円 |
中22W | 4.75円 | 142.5円 | 1710円 |
強31W | 6.7円 | 201円 | 2412円 |
スリムファン
小泉KHF-0860 参考価格:7,680円
ネーミングの通りスリムなデザインになっているので狭いスペースにも設置することができます。 扇風機よりも風量のパワーは弱いので離れると効果がなくなってしまいます。
消費電力 | 1日の電気代 | 1カ月の電気代 | 年間の電気代 |
---|---|---|---|
送風30W | 6.48円 | 194.4円 | 2333円 |
温風800W | 172.8円 | 5184円 | 62208円 |
スリムファンは消費電力が高いので、使い方を気をつけないとかなり毎月の電気代が高くなってしまいます。
羽サイズで消費電力が決まっている

JIS規格では、扇風機の羽サイズにより消費電力は決まっています。
一般的なリビング扇風機は、羽サイズが30cmが主流なので消費電力は65W以下となります。
最近の扇風機は、消費電力がかからなくなってきています。
あくまでも、目安で覚えておくとよいかもしれません。
羽サイズ | 消費電力 |
---|---|
直径20cm | 35W以下 |
直径25cm | 50W以下 |
直径30cm | 65W以下 |
直径35cm | 80W以下 |
直径40cm | 100W以下 |
扇風機はご家庭の利用目的に合わせて選びましょう
扇風機には種類がありそれぞれ特徴や電気代が違います。
夏場だけの利用であればACモーター扇風機でもよいかもしれませんし、室内干しやサーキュレーターとしても使いたい場合は、多機能型のDCモーター扇風機がいいかもしれません。
スリムファン以外は、電気代は高くないので普段使いのよい家電と言えるでしょう。
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