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九州電力がガス自由化に向けて本格始動!西部ガスと全面対決!?

九州電力西部ガスとガス自由化

近々九州電力と西部ガスが全面対決するかもしれません!
一見すると電力を販売している九州電力が、ガス会社である西部ガスと対決するのは土俵が違うので、ありえないと感じるかもしれません

しかしご存知でしたでしょうか?実は今年の4月から九州電力と西部ガスはライバル関係になりました!

なぜ九州電力が西部ガスと対立しているのか?なぜ全面対決することになるのか?
その理由は今話題の電力自由化、ガス自由化にありました……

そもそも電力自由化、ガス自由化とは?

電力自由化は今年の4月に開始されたばかりですが、テレビや新聞などで頻繁に取り上げられたため、ほとんどの人は電力自由化という単語を耳にしたことがあると思います。とはいえ実際に自由化が行われても、それが日々の生活となんの関係があるのかと、疑問を抱いている人も少なくないはずです。しかし実をいうと、この電力自由化、ガス自由化は私たちの生活と密接に関係しています。

得をしたい人は電力自由化、ガス自由化を知らなきゃ損!

これまで私たち一般家庭は、契約する電力会社が地域毎にあらかじめ決まっていました。そのため九州にお住いの方は、九州電力からしか電気を買うことができませんでした。ですが電力自由化が始まったことで、私たちは契約する電力会社を自由に、自分に合ったものを選択できるようになりました。

電気を大量に消費する家庭ほどお得になるプラン、あまり電気を使わない家庭でも電気代を節約できるプラン、さらにはヘビードライバーに向けたプランなど、新しく誕生した新電力会社は一般的なものからユニークなものまで多岐に渡るプランを用意しました。


⇒電力自由化 福岡県の電気料金プラン比較・安いのは?

そして来年の4月には、電力自由化に続いてガス自由化、正確には都市ガス自由化が行われようとしています。

都市ガス自由化とプロパンガス自由化

都市ガス自由化と聞いて、違和感を覚えた方も多いのではないでしょうか?
というのもガスには都市ガスとプロパンガスの2種類があります。光熱費について敏感な主婦の方はご存知でしょうが、実はプロパンガスの方が都市ガスよりも基本的に高額であり、発生するガス代も契約する事業者毎に大きく異なります。

既にピンと来た方も多いかと思いますが、プロパンのガス代が事業者毎に変動するのは、既にプロパンガスの自由化が行われたためです。つまり今の電気代が契約する電力会社毎に変化するのと、同じ理屈になります。ですので来年自由化されるのは、まだ実施されていない都市ガスの方ということになるのです。

九州電力と電力自由化の関連性

九州電力と電力自由化の関係の図

ではここで話を九州電力と西部ガスに戻したいと思います。当たり前の話ですが、電力自由化が始まり、新たな電力会社が現れた場合、一番影響を受けるのは他でもない既存の電力会社、つまりは九州電力ということになります。そしてこの電力自由化には多くの企業が参入し、その中でも大手の企業では西部ガスも参戦しました!

九州電力側からしたら、これまでは独占してきた市場に、一挙にライバルが出現したのですから、当然何らかの施策を打たなければなりません。その証拠に、九州電力は既に電力自由化に向けた新プランを用意しました。

九州電力と西部ガスのプランを徹底比較!

では九州電力が用意した新プランは新電力会社のプランにどこまで対抗できるのか?
新電力会社の中でも大手企業である西部ガスと比較してみたいと思います。
※西部ガスは電気とガスのセット割での数値となります。


⇒電力自由化に向けて九州電力が新電気料金プランを発表!



⇒西部ガスの電気料金プランはガスとのセット割!

●基本料金比較表

九州電力
(スマートファミリープラン)
西部ガス
(プラスでんきプラン1)
10A契約の料金 291円60銭 750円
15A契約の料金 437円40銭円 750円
20A契約の料金 583円20銭 750円
30A契約の料金 874円80銭 750円
40A契約の料金 1,166円40銭 940円
50A契約の料金 1,458円 1,110円
60A契約の料金 1,749円60銭 1,250円

●電力量料金比較表

九州電力(スマートファミリープラン) 西部ガス(プラスでんきプラン1)
最初の120kWhまでの料金(1kWh) 17円13銭 17円13銭
120kWhをこえ300kWhまでの料金(1kWh) 22円63銭 22円63銭
300kWhを超える料金(1kWh) 24円49銭 25円57銭

※上記表の西部ガスの料金は、西部ガスの都市ガスを契約している場合の料金体系です。
30A以上なら西部ガスの方がお得ですが、電力量料金の三段階目は九州電力の新プランの方がお得です。また九州電力の新プランは、2年契約の場合、年間で540円の料金が割引されます。ただ、西部ガスのプラスでんきプラン1を契約している場合、支払った電気料金200円毎に1ポイント還元されます。月の電気代が2万円ならば100ポイント還元、年間で1200ポイントも手に入りますので、お得感は西部ガスの方が上かもしれません。

電力自由化の先には……

現状では九州電力と西部ガスのプランはそれほどお得度は変わらず、乗り換えるメリットは薄いと感じた人も多いかと思います。しかしここで注意したいのは、電力自由化が行われた翌年、つまり2017年には都市ガス自由化も行われるという点です。都市ガス自由化が始まれば、電力自由化同様に新たに都市ガスを扱う事業者が増えます。そうなれば既存のガス事業者である西部ガスもそれに対抗し、ガスや電気の料金を下げる可能性は大いにあり得ます。

ガス自由化に動き出した九州電力

電力自由化に乗じて、西部ガスが一般家庭に電気を供給するようになったのならば、ガス自由化に乗じて九州電力が一般家庭にガスを供給するのも、当然可能です。その証拠に、今年の7月より九州電力は、既存のガス小売推進グループをガス営業部に昇格させ、担当社員を8名から20名に段階的に増員する考えのようです。

九州電力がガスを取り扱うようになれば、確実に電気とガスのセット割を用意してくるはずです。つまり九州電力はガス自由化が始まった際に、西部ガス等のガス会社に奪われた顧客を取り戻すという算段というわけですね。

九州電力の都市ガスは安いかも……?

都市ガス自由化に際して九州電力はほぼ確実にガスの取り扱いを始めるでしょう。ただ気になるのは、九州電力の都市ガスが西部ガスに比べてお得かという点です。現状は西部ガスの方が、電気に関してはお得のため、九州電力は都市ガスの方がお得でないと完全に西部ガスに料金で差を付けられてしまいます。

実を言いますと、西部ガスは他のガス事業者に比べて料金単価が高いです。そのため九州電力が西部ガスよりも安いプランを用意してくる可能性は十分にあります。どちらにしても、九州電力、西部ガス共に都市ガス自由化が行われ、全面自由化になってからが本番という印象を受けますね。

電力会社の切り替えはいつが適切……?

それならば私たち一般家庭も電力会社を切り替えるのは、都市ガス自由化が開始されてからで良いのではと思われるかもしれません。しかし間もなく梅雨が明け、暑い夏が始まります。九州地方は他の地域に比べて非常に気温が上昇します。日差しが強まり、部屋が蒸し風呂のように暑くなり、気絶しそうになるほどの熱気がこもる日も少なくないでしょう。そうなれば当然扇風機やエアコンなどの冷房を稼働させることになるはずです。

一時間程度ならば電気代も大したことがありませんが、夏とも慣れば話は別です。一日中冷房のお世話になる方がほとんどでしょう。そうなれば発生する電気代も普段の倍以上になる家庭も少なくはないです。

しかし本格的に日差しが強まる前に、余裕をもって電力会社を切り替えれば、夏の電気料金を軽減できるはずです。九州地方は他の地域に比べ、九州独自のユニークな新電力会社が数多く存在します。夏の電気代を少しでも安く済ませるためにも、自分の家庭にあった電力会社を見つけてみてはいかがでしょうか?

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