北海道ガスの電気料金とお得なセットプランとは

北海道はいわずと知れた日本でいちばんの寒冷地ですから暖房をはじめとしてエネルギーに頼ることが多くなります。それ故に北海道ガスに対する地元民の期待は高く、その動向には常に目が配られています。北海道ガスを他の地方のガス会社と比べて特筆すべき点は供給地域の抜群の広さです。その地域は札幌市に始まって区域の中に市の数だけでも九つもあることを見ればよくわかります。まさに「北の大地」とも呼ばれる北海道の特性をよくあらわしています。
こうした供給地域の広さゆえに供給量も地方のガス会社としては圧倒的に多く、それが売上高に反映して業績を高めています。北海道ガスは現在全国に200以上もある都市ガス会社の中で売上げランキング第8位で堂々ベストテン入りを果たしています。2015年の売上高1008億円を見てもそれが納得できます。
北海道ガスの広大な供給エリア
前述のように地方のガス会社としては、北海道ガスの供給エリアは群を抜いた広さです。区域の中にある市だけみても、札幌市、小樽市、石狩市、北広島市、千歳市、恵庭市、北見市、函館市、北斗市、の9市に及んでいます。多いのはそれだけではなく、広大な供給エリアをカバーするために、全体の区域を次の5つのエリアに分けています。
- 札幌地区供給エリア
- 小樽地区供給エリア
- 千歳地区供給エリア
- 函館地区供給エリア
- 喜多見地区供給エリア
北海道ガスはエネルギー自由化にどう取り組んでいるのか?
北海道ガスは2016年からガスに先行して電力が自由化されるのを機に総合エネルギーサービス企業へ転進を図ろうとしています。そのためにまず最初に始めるのは一般家庭への電力販売のスタートです。北海道ガスが電気販売のために打ち出したユーザーの特典は次のようになっています。
北海道ガスの電気料金は北海道電力より3%安くなる
北海道ガスの電気は誰でも申し込みができます。つまり、ガスを契約していない人でも可能なのです。とはいえ、割引率はガス加入者が3%で、未加入者が1%という違いがありますから、この際ガスも合わせての申込をお勧めします。
ガスと電気のセットではさらにお得
北海道電力では、ガスと電気をセットで利用すれば、ガスの使用状況に応じて電気代をさらに安くすることができます。それは北海道ガスの「エコジョーズ」などセントラルヒーティングを使っている場合です。この場合は「セット割」でさらに2%安くなりますから、年間を通じて4.4%ぐらい得になります。
ポイントサービスでポイントがもらえる
ガスと電気をセットで利用すると料金割引だけでなくポイントサービスの特典もあります。ポイントは年間に最大で500ポイント貰えます。これを貯めると「日ハムファイターズ観戦チケット」などと交換できます。
新電力が続々進出の中、北海道ガスの電力の顧客獲得は順調に伸びている
電気、ガスのエネルギー自由化で、北海道でもKDDI、JCOM,HTBエナジーなどのいわゆる新電力が次々と進出しています。そうした中で、北海道ガスは順調に電力の契約件数を伸ばしています。その数字を見てみますと、2016年に4月時点で1万件を突破しています。この調子だと自由化初年度の2016年中に5万~6万件に達するのは確実と予想されています。
北海道ガスは幅広いサービスでユーザーの暮らしをサポート
北海道ガスは電気やガス料金の割引でユーザーに喜ばれているだけでなく、暮らしに役立つ次のような様々なサービスの提供でユーザーの生活に貢献しています。
情報誌「ぽっ」の発刊
北海道ガスは利用者サービスの一環として情報誌「ぽっ」を発行しています。内容は天然ガスや暮らしに関する情報を中心に、ガスクッキングの簡単レシピ、最新ガス機器の紹介など暮らしに役立つものになっています。発行は春夏秋冬の年4回です。
北ガスクッキングのレシピを提供
北海道ガスのホームページには「北ガスクッキング」というページがあります。ここでは家庭で簡単にできる美味しい料理のレシピを紹介しています。メニューは、素材別、国別、デザート・お菓子、タイプ別などの多彩な構成になっています。このレシピには毎月2回新しいメニューが追加されていますから、いつも新しい料理に出会うことができます。
クッキングスクール
北海道ガスのクッキングスクールは、フランス料理、イタリア料理、ヨーロッパ料理、中国料理、日本料理、創作フランス料理、などそのコースは多彩です。また講師も一流ホテルのシェフなど、実力者揃いのラインナップになっています。
省エネ機器購入の補助金制度
北海道ガスのホームページでは「エネファーム」「コレモ」エコジョーズ」などの省エネルギー性が優れたガスシステムや機器などの購入に対する国や地方都市(札幌市)からの優遇措置である補助金制度をご紹介しています。特に札幌市は「エネルギーecoプロジェクト」というテーマを掲げて、省エネ機器を導入を奨励しており、補助金制度に積極的に取り組んでいます。
北海道ガスが2017冬季アジア札幌大会のスポンサーに
2015年6月20日、北海道ガスは「公益財団法人第8回札幌アジア冬季競技大会組織委員会」との間で、この大会のオフィシャルスポンサーの契約を結びました。「冬季アジア大会」はオリンピック評議会の主催による、アジア全域から選手が参加する規模の大きなスポーツ大会です。
北海道ガスはこの大会のオフィシャルスポンサーを機に、グループ全体で大会を盛り上げ、スポーツを通して地域社会に貢献することを目指しています。なおこの大会の開催期間は2017年2月19日(日)~26日(日)となっています。
北海道ガスに関する各種データ
設立 | 1911年(創業106年) |
---|---|
資金 | 57億9,233万円 |
売上高 | 1,008億円(2015年) |
上場 | 東証1部 |
供給エリア | 札幌市、小樽市、石狩市、北広島市、千歳市、恵庭市、北見市、函館市、北斗市 |
営業種目
- ガスの販売
- トータルエネルギーサービス事業
- 電力の販売
- ガス器具の製造・販売
- ガスに関わる設備の建設工事
- その他関連事業の運営
まとめ
北の大地とも呼ばれる広大な面積を有する北海道ですが、その割にはガス会社の数はそれほど多くはありません。同じ寒冷地でも東北地方に比べると半分程度の7社だけです。それ故に北海道ガスの供給範囲は広く、札幌をはじめとして、市の数だけでも9つにも及んでいます。
つまりこれだけ多くの市の住民がエネルギーの供給を北海道ガスに頼っているのです。北海道ガスの歴史は古く創立は1911年ですから、創業105年にも及んでおり、日本屈指の歴史のあるガス会社とも言えます。北海道ガスも他のガス会社同様に、いよいよスタートする電気やガスの全面自由化に対しては万全の構えで臨んでいます。
北海道ガスの電気料金プランも魅力的だけど、もっとお得なプランがあるかも?
北海道電力よりも1%〜3%も電気料金が安い北海道ガスの電気料金プランは魅力的ですよね。
でも、北海道電力と北海道ガスでしか比較していないのはもったいないですよ!
北海道エリアには他にも様々な新電力が参入しています。
業界No.1の高精度シミュレーションでお得な電気プランを見つけてみませんか?