多少の負担をかけても再生可能エネルギーで自給自足するべき?
日本はエネルギー資源の少ない国です。しかし、企業努力により電力だけは再生可能エネルギーとして自給自足できる可能性があります。
日本では、電力の自給自足を目指すべきなのでしょうか。電力を自給自足するためには、オール電化住宅を増やすなど一般の人々の協力も必要になってきそうです。
世間の人たちはどのように考えているのか知るために100人を対象にアンケートを取ってみました。
アンケート概要
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年06月01日~2016年06月14日
■質問:多少の負担をかけても再生可能エネルギーで日本は電気を自給自足した方がいいと思う?
思う | 39人 |
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負担の重さによる | 53人 |
思わない | 8人 |
どのくらい個人に負担がかかるのかを知ってから考えたい!
アンケートの結果、「負担の重さによる」と回答した人が最も多いことがわかりました。
電力の自給自足はいいことであるとは思うが、個人への負担があまりにも大きいと困るという意見が多くあげられています。
例えば、家庭の電力を自己発電でまかなう、オール電化住宅は太陽光パネルなどを設置しなければならず、膨大な初期投資費がかかりますし、公的機関の電力設備が大掛かりになると、各家庭への電気料金の負担が大きくなることでしょう。
あまり個人的な経済的負担が大きくなるようであれば、無理して自給自足することもないという気持ちが伺えます。電力の自給自足はいいことですが、自己負担額が大きくなるのは厳しいというのが正直な国民の気持ちのようです。
島国で災害の多い国だからこそ自給自足すべき
アンケートの結果を参照すると、無条件で自給自足した方が良いと回答した人が約4割で2番目に多いことがわかりました。次いで思わないと回答した人が続いています。
みなさんの回答から、日本が資源が少ない国であることを自覚している人も多いようです。「ほとんどの資源をお金に物をいわせて購入している」という意見の方もいらっしゃいました。
特に日本は島国であることもあり、隣の国からエネルギーを購入するのも大変なことで、お金がかかるのもうなずけます。しかし、エネルギーを自給自足してエネルギー購入資金を他のもっと国民の生活が豊かになる使い方に充填するという方法もあるのではないでしょうか。
電力自由化になり発電方法も選択出来る世の中になりつつあります。
⇒折角の電力自由化!!再生可能エネルギーを選択したい!!
また、日本は火山大国であったり、台風が多かったりなど自然災害も多い国です。そんな国だからこそ日本独自の力で生きていける国であるべきだ、という考え方もあります。少数意見の、自給自足反対派の方は、コスト面で無理であろうという意見が多いようでした。
理想は自給自足!実現可能かどうかはお金次第
基本的には、日本は電気だけでもエネルギーの自給自足を行った方が良いと考えている人が多いことがわかりました。しかし、実現可能かどうかは、お金次第のようです。税金だけでまかなえれば良いのですが、実際のところ各家庭への太陽光パネルの設置などの初期投入費用や、毎月の電気料金の値上がりなど、個人への負担として大きく跳ね返ってきそうだと考えている方が多いようでした。
4月から
電力自由化
が始まり、電力会社を自由に選択することが可能となりました。まずは、ご自身の電気の使用状況を踏まえて、自分に合った電力会社をしっかり比較して選ぶことが、電力会社各社の競争力意識にもつながります。
そうした中で各社特色を出すために、再生可能エネルギー主体の電力をお手軽な価格で利用することができる電力会社も近い将来出てくるかもしれません。今後の電力市場の成長のためにも、ご自身の電力会社を今一度再検討してみてはいかがでしょうか。
再生可能エネルギーの導入コストが気になるなら、エコ重視の新電力もおすすめ
やはり、再生可能エネルギーは理想的ですがコストが気になるという回答が多いようです。しかし電力自由化が始まり、エコに着眼した料金プランを提供する電力会社も増えています。
また、電気代節約の点からも様々な料金プランの比較をしてみることはおすすめです!電力会社の切り替えで月4,500円も節約できるケースもあります。
タイナビスイッチなら簡単に電気料金プランの比較ができます。気になる方はぜひタイナビスイッチで電気料金シュミレーションをしてみましょう。