千葉電力の電気料金プランとは?一般向け電気料金プランをご紹介

千葉電力の電気料金プラン5種をご紹介
千葉電力は、千葉県に本社を置く、今回の電力自由化から電力市場へ新規参入した企業です。
今回は、千葉電力が提供する一般家庭向けの5つのプランをご説明していきますね。
1.ミディアムライフプラン
ミディアムライフプランは、契約アンペア10A~60Aまでの、東京電力の従量電灯Bを契約していた需要家向けプランです。
<基本料金>
- 10Aにつき …280.80円
- 15Aの場合 …421.20円
<電力量料金>
- 最初の300kWh …21.06円/kWh
- 300kWhをこえる分 …27.02円/kWh
この電気料金プランと比較される東京電力の従量電灯Bの電気料金プランは以下の通りです。
<基本料金>
- 10Aにつき …280.80円
- 15Aの場合 …421.20円
<電力量料金>
- 最初の120kWhまで …19.52円/kWh
- 120kWhをこえ300kWhまで …26.00円/kWh
- 300kWhをこえる分 …30.02円/kWh
料金プランどうしを比較すると、基本料金は変わらないものの、電力量料金は120kWhをこえた分の単価が東京電力より3~4円程度も安くなるプランです。
2.ハイライフプラン
ハイライフプランは東京電力従量電灯Cを契約している需要家向けで、契約容量6kVA以上が契約対象となります。
<基本料金>
- 1kVAにつき …280.80円
<電力量料金>
- 最初の300kWh …21.06円/kWh
- 300kWhを超える分 …27.02円/kWh
東京電力の従量電灯Cを比較のために、以下に電気料金プランを記載しておきます。
<基本料金>
- 1kVAにつき …280.80円
<電力量料金>
- 最初の120kWhまで …19.52円/kWh
- 120kWhをこえ300kWhまで …26.00円/kWh
- 300kWhをこえる分 …30.02円/kWh
料金プランどうしの比較では、ミディアムライフプランと同様に基本料金は変わらないものの、電力量料金は120kWhをこえた分の単価が東京電力より3~4円程度安くなります。
3.フューチャーライフプラン
こちらの電気料金プランは、当月と、それ以前の11か月で使われた、30分単位での使用電力量の最大値で基本料金を毎月決定する特殊な基本料金設定です。東京電力が採用している「スマート制」と似ており、一度に電力をたくさん使わない家庭では基本料金が安く抑えられますが、一度にたくさん電力を使用する家庭では割高になります。
<基本料金>
- 1kWhにつき …561.60円
<電力量料金>
- 最初の300kWh …23.04円/kWh
- 300kWhをこえる分 …27.02円/kWh
月額最低料金は1契約につき231.55円なので、全く電力を使用しなくても料金がかかります。
4.ナイトライフプラン
ナイトライフプランは、アンペアブレーカーという電流制限器による契約です。
電気を一度にどれだけ使用するかで、契約アンペアを10~60Aから選べます。
プランの最大の特徴は、昼間と夜間での電力量料金の設定が異なるというところです。
夜間の電力が安くなりますので、夜間に給湯器などが稼働するオール電化のご家庭向けプランと言えます。
<基本料金>
- 1kWにつき …450.00円
<電力量料金>
- 昼間時間(AM6:00~翌AM1:00) …25.33円/kWh
- 夜間時間(AM1:00~AM6:00) …16.58円/kWh
こちらのプランも、フューチャーライフプランと同じく月額最低料金が1契約につき231.55円です。
夜間の料金は格安ですが、昼間料金は少し割高になっています。
東京電力の夜得プランに比べると、昼間料金は90kWh以上だと6円/kWh 程度お得で、夜間は4円/kWhほど電力量単価が高くなりますが、使い方にもよりますが、昼間にも電力を使うという家庭にとっては、東京電力よりも魅力的な料金設定です。
5.ストアプラン
こちらのプランは、プランの名前通りオフィスや商店など、毎月の電力使用量が400kWh以上の「電力使用量が多い」需要家向けです。
400kWhまではどれだけ使っても定額料金で、それを超える分には1kWhあたりいくらの従量料金が加算されるしくみです。
<基本料金>
- 1kWにつき …468.00円
<電力量料金>
- 最初の400kWhまで …9,650.00円(定額)
- 400kWhをこえる分 …24.68円/kWh
千葉電力に変えるメリットとは?
千葉電力に変えるメリットは2つあります。
1.電気料金が安くなる
すべての需要家にとって安くなるとは限りませんが、千葉電力の最大の特徴は
「契約容量が大きく、たくさん電気を使う需要家が安くなる」ことです。
公式で紹介されている例を挙げてみますと、従量電灯Cを東京電力で契約しており、契約容量10kVA、電力使用量930kWh/月という家庭では、年間で約20,500円もお得になります。
こちらの記事では電力自由化で電気代が安くなる仕組みについて解説していますので御覧下さい。
電力自由化で電気代が安くなる仕組みとは?
2.地域活性化に貢献できる
千葉電力は、地元で発電された電力を積極的に利用することで、効率的なエネルギー利用と地域活性化を目指している企業です。
そのため、従来県外の電力会社と契約していたという需要家が千葉電力に切り替えることで、地域のなかでの電力市場や産業、雇用が活性化するきっかけづくりをすることができます。
千葉電力ってどんな会社?
千葉電力とは、2015年に設立された新規小売電力事業者の一つで、地域活性化と地球環境の改善を企業理念に掲げています。
設立は比較的新しいため歴史としては浅いですが、今回の電力自由化から電力の小売事業に本格参入し、いずれは供給電力を100%再生可能エネルギーでまかなうことを目指していると発表されています。
この会社だけでは電力の発電事業への関連は薄いですが、代表者が同じ「フューチャー・リレーション」という太陽光発電やスマートハウス事業を行っている会社がありますので、今後はこの企業と積極的に連携し、電力の調達や販売を行っていくと考えられますね。
地元を活性化する電力自由化
千葉電力は特に千葉県内に特化した電力会社ですが、ほかの地域でも電力の地産地消や、地域活性化などを目標に掲げているところもあります。
これまで大手電力会社が電力を供給していた時には、「地域活性」や地域への貢献を前面に出すイメージはあまりありませんでした。
今後、電力自由化が進むにつれ、大手に対抗できるサービス内容などが無くとも、地域に根付き、地域に貢献するといった戦略で事業を拡大していく企業も増えていくと予想されます。
大手電力会社は、その資本力やサービス力などが大きな魅力になってきますが、電力会社を検討する際には、より「地域」に貢献してくれる会社も、その会社ならではの良さや強みがありますので、一度検討の視野に入れてみることをお勧めします。
千葉電力など様々な電気料金プランを比較してお得なプランに乗り換えよう!
たくさん電気を使う需要家が安くなることが特徴の千葉電力の料金プラン。多くの電気を消費するご家庭には非常にお得なプランですね。
このように、ご自分の使用状況に合わせた最適な料金プランにすることで、より電気代の節約をすることが出来ます。今の貴方の料金プランは本当に適切ですか?
不安な方は、一度タイナビスイッチで電気料金比較をしてみてください!高精度のシュミレーションですぐに様々な料金プランの比較ができますよ。