2017年12月の電気・ガス料金は10円前後の値下げとなる。
大手電力10社、大手都市ガス4社は2017年12月の電気・ガス料金を発表し、燃油調整費が値下げ傾向となることがわかりました。
12月はガス・電気ともに全社、-10円前後の値下がりとなる予定です。
電気料金の各社値下げ幅は、東京電力エナジーパートナーが-19円と最も大きな値下げとなり、中部電力が-18円、東北電力が-16円、中国電力が-13円、関西電力と四国電力が共に-11円の値下げてなっています。続いて、九州電力が-10円、北海道電力が-9円、北陸電力が-3円、沖縄電力は-8円となります。
ガス料金では、東京ガスが-8円、東邦ガスが-8円、大阪ガスが-11円、九州の西部ガスが-5円の値上がりとなります。
※12月の燃料費調整・原料費調整制度による価格調整は、2017年7月から2017年9月の原油、液化天然ガス等の輸入価格から算出されています。
◆電力会社各社2017年12月の平均モデルの電気料金(前月比)
・北海道電力:7,151円(-9円)
・東北電力:6,956円(-16円)
・東京電力エナジーパートナー:6,650円(-19円)
・北陸電力:6,368円(-3円)
・中部電力:6,419円(-18円)
・関西電力:6,721円(-11円)
・四国電力:6,686円(-11円)
・中国電力:6,635円(-13円)
・九州電力:6,123円(-10円)
・沖縄電力:7,103円(-8円)
※値上げ額は各社プレスリリースに基づく
※新電力においても大手電力会社と同じ燃料費調整価格を採用している企業も多く、新電力を含めた値上がりとなる見込みです。
◆ガス各社値上げ幅(前月比)
・東京ガス:4,629円(-8円)
・東邦ガス:5,741円(-8円)
・大阪ガス:5,332円(-11円)
・西部ガス:5,599円(-5円)
※値上げ額は各社プレスリリースに基づく
11月に引き続き燃料費輸入価格低下により、12月の電力・ガスともに全社値下がりとなりました。光熱費が高騰する冬に向け、値下がりのニュースは家計へのプラス要素といえます。
さらに家計の光熱費削減に向け、ガス自由化や電力自由化によるプラン切替の需要も高まると考えられ、今後の電力会社、ガス会社の動向に注目となります。