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ガス自由化

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ガス自由化は電力自由化のように価格競争は起きるのか?

電力自由化は、新規に電力の業界に参入する企業が増えてきて料金競争が起きています。では、ガス自由化は、電力自由化のように新規にガス業界に企業が参入することで料金競争が起きるのでしょうか?

都市ガスも電力自由化のようにガス料金が安くなるか?

“ガスの自由化は来年からです”

都市ガスも自由化される

都市ガスも2017年4月から全面的に自由化されます。電力自由化と同様に、都市ガスも自由化が段階的に行われてきました。



都市ガスの場合は、1995年に都市ガスを200万㎥以上使っているところが、1999年に100万㎥以上使っているところが、2004年に50万㎥以上使っているところが、2007年に10万㎥以上使っているところがそれぞれ自由化され、2017年には全面的に自由化されます。



しかし、自由化が段階的に行われてきたと言っても、電力自由化と比べれば競争がほとんど行われておらず、まだ競争する環境が整備されていないと言えるでしょう。

現状の都市ガス自由化での課題

2017年から全面的に自由化を行うにあたり、都市ガスを供給する業者は電力のマーケットと比較して非常に少ないようです。



別の地域の都市ガス業者から買おうと思っても物理的なガス成分やガス導管の違い等による障害があり、価格レベルの妥当性が判断できません。



また、長期の契約で大口契約は縛られている課題をすぐに解決することが必要です。ここでは、それぞれの課題について具体的に見ていきましょう。

高いガス導管の使用料

都市ガスを供給するためのガス導管の使用料を託送料と言いますが、この託送料が負担になって、ガス導管の託送料に都市ガス料金をプラスしたものが高くなります。



そのため、都市ガス料金の安い業者にせっかく変更したとしても、ガス導管の託送料が高すぎるため変更するメリットがない場合がほとんどです。



まだ、システムが電力のように整備されていないため、実際には託送料が統一されていません。しかし、託送料についての課題が検討されているため、競争する環境が今から整備されるでしょう。



その結果、電力自由化のように都市ガス料金が安くなると想定されます。

都市ガスを供給する業者は電力のマーケットと比較して非常に少ない

“ガスの自由化で参入する業者は少ない見込み”

都市ガスを供給している業者は国内で約200社ありますが、ほとんどの場合それぞれの地域で都市ガスを1社のみが供給しており、ほとんど独占のような状態になっています。



現在、ガス自由化になっている大口の契約の場合、東京電力だけが実際に東京ガスの地域に供給できる状態です。また、大阪ガスの地域の場合には関西電力だけ、などのように非常に限定された業者しかいない状態です。



そのため、2017年4月からガス自由化になった場合でも、都市ガスを供給できる業者が電力自由化のように多く参入するのは難しいでしょう。



都市ガスを保管するための施設が必要になったり、都市ガスを供給するために高い認可の壁があったりするため、都市ガスのマーケットに参入することは非常に困難であると言えます。



また、それぞれの都市ガス業者は、原料を隣接する都市ガス業者から買っているケースも多くあります。



例えば、厚木ガスの場合は都市ガスを東京ガスから買っており、中部ガスの場合は都市ガスを静岡ガスから買っている等、ガス業界の場合は隣接する都市ガス業者と密接に関係しています。



ガス自由化の場合でも、中部ガスの地域に新しく参入する都市ガス業者が、都市ガスを静岡ガスから買いたいと思っても先にご紹介したような理由から買うことができなくなります。

物理的なガス成分やガス導管の違い等による障害がある

都市ガスを別の地域の都市ガス業者から買う場合には、ガス導管が接続されていない、都市ガスの成分が違っている、という課題があります。そのため、別の地域の都市ガス業者からすぐに都市ガスを買うことはできません。

価格レベルの妥当性が判断できない

大口の都市ガスの契約については、10万㎥を超える場合は相対契約であり、協議が契約内容に関してはできます。



しかし、請求額に関しては、ほとんどの場合、今月の単価はいくらとだけ記載しており、料金の内容などは全く記載されていません。そのため、どのようにどこの価格をして欲しいという交渉さえもしにくくなっています。



例えば、電気料金の場合は、電気料金の基本料金いくらにして欲しいという交渉ができますが、都市ガス料金の場合は、今月はこの単価ですという内容であるため、諸経費がいくらか分からなく、何を交渉すればいいかも分かりません。



別の都市ガス業者が供給できない地域でも、大口の契約の場合は相対の契約になります。そのため、交渉はできますが、単価の内訳が全く分からないので、価格の適正料金がはっきりしない状態です。



また、このような状態であるため、別の都市ガス業者の都市ガスの料金についても明確でなく、自社の現在の料金が適当であるかどうかも分かりません。

長期の契約で大口契約は縛られている

大口契約の場合は自由化になっていますが、競争する環境が全く整備されていないことは先にご紹介しました。



競争する環境が実際に整備されているかどうかを議論する以前に、大口契約の場合は契約が長期の3年~5年で結ばれており、途中で解約する際は高額な違約金が生じ、使う状態が良くない場合には罰金もあり、契約に関して強い縛りがあります。



例えば、基本契約を2016年に更新して5年契約した場合には、ガス自由化が2017年に実施された場合でも、実際には2021年にならないと変更ができなくなり、チャンスを失う恐れも非常にあります。

都市ガス料金を安くしたい場合にはすぐに動く方がいい

2017年にガス自由化になった場合でも、都市ガス料金が安くなるとは必ずしも限っていません。というのは、都市ガスが供給されない地域であったり、契約で束縛されたりしている可能性があるためです。また、適正な都市ガス料金を調査することも困難です。



では、都市ガス料金を安くしたい場合にはどうすればいいのでしょうか?そのためには、都市ガス業者と相談して詳しい都市ガス料金の内訳について教えてもらいましょう。



都市ガス料金を計算した根拠をはっきりし、託送料について決着した場合に素早く行動できるようにしておきます。



しかし、この方法についてもよく分からなければ、全国的な都市ガス料金について把握しているプロの業者と一緒に作戦を立てましょう。



困難な費用の低減の場合ほど、プロの業者に依頼する方がいい結果になるため、都市ガス料金を安くしたいのであれば、一度相談してみるのもアリです。

“ガス料金の節約はプロと相談してみましょう”

プロの業者が都市ガス料金を低減した事例

現在の都市ガス業者から中部電力へ変更することを依頼されたため、周りの都市ガス業者を調べた後、中部電力と協議を行いました。その後、現在の都市ガス業者と中部電力と協議を何度か行って、低減効果が大きかった中部電力を選びました。



このことで、都市ガス料金を6.5%低減できました。現在の都市ガス業者と契約を継続しており、過去に一度も見直しをしたことはありませんでした。



再度、現在の都市ガス業者と関西電力に、都市ガスと電気の両方でトータル的に低減する方法を依頼しました。その結果、電気料金、都市ガス料金の両方でトータル的に低減率が大きかった関西電力を選びました。このことで、都市ガス料金を8.5%低減できました。



現在の都市ガスを利用している地域へ、都市ガスの供給が可能な別の業者がありませんでした。そのため、プロの業者が持っているオリジナルの都市ガス料金を分析したデータをベースにして低減率の目標の作戦を立て、現在の都市ガス業者と協議をスタートしました。



交渉を何度も行って、最終的に3.5%まで低減率をアップすることができ、しかもこの低減率を3年間確保しました。

都市ガス料金は安くなるのか?

都市ガス料金が安くなることが想定される


“都市ガスは自由化によって本当に安くなるのでしょうか?”

日本の都市ガス料金は、外国と比較するとまだ高いそうです。日本においては、都市ガスの一般家庭向けの販売は、長年、東京ガスなどの地域の約200社の都市ガス業者が独占してきました。



掛かる費用は都市ガス料金にそのまま上乗せされ、競争が起きないため費用低減の努力も意欲ないような状況でした。



しかし、ガス自由化で新しい企業がガスのマーケットに参入して競争が起き、結果的に都市ガス料金が安くなることが想定されます。



大口の顧客向けに対する都市ガスを約20年前に自由化した後からは、ガス料金はLNGの価格がアップした場合でも抑制されてきました。



日本の場合はLNGを外国から輸入しているので、自分の国の中にガス田があるイギリスやドイツなどと比較し、一律に日本は都市ガス料金が高いと決めつけることはできません。外国との都市ガス料金の違いを少なくするためガス自由化行われるのです。

いろいろな料金プランやサービスのアップが期待される

ガス自由化で、都市ガス料金が安くなる以外に、サービスの内容やレベルのアップも期待されます。例えば、いろいろな料金プラン、ガス導管網の整備、技術革新などが考えられます。



いろいろな料金プランとしては、家庭用燃料電池で発電した電気を購入する、電気とガスをセットで売る、ガス器具とガスをセットで売って、しかもポイントももらえるプランなどが考えられます。



技術革新としては、安全安心なシステムや供給体制、エネルギーの可視化による省エネなどが考えられます。また、都市ガスは現在半分程度の普及率で、自由化になっても自宅は都市ガス配管がないため変更できないということにならないように、都市ガス導管網を整備することも考えられます。



また、災害が発生した場合に、都市ガスを供給する地域が隣り合っている都市ガス業者同士で都市ガスを共有することが可能なネットワークもできるでしょう。都市ガス自由化によって、これまではなかったようなメリットがいろいろ期待できるでしょう。

どうして電力自由化に続いてガス自由化になるのか?

どうして電力自由化に続いてガス自由化になるのでしょうか?



これまでガス・電気などは、地域の都市ガス業者や電力会社だけと契約することができ、エネルギーの販売をこのような業者や会社が独占していました。



しかし、自由化によって新しい企業が参入できるようになり、一部の業者や会社だけがエネルギーの販売を独占するようなことが無くなると考えられています。



そして、独占している状況が無くなることによって、競争がスタートし、それぞれの業界におけるサービスのアップにもなると考えられています。



実際、電力自由化が2016年4月よりスタートしたことによって、多くの新しい企業が電力業界に参入し、競争が起きてきています。



このような競争が起きることによって、よりいいエネルギー業者でなければ生き残れない環境に変わっていくでしょう。

ガス自由化によるメリット

“ガス自由化のメリットとデメリット”

料金が安くなることがガス自由化によるメリットです。これまでの都市ガス料金は電気料金と同様、業者の儲けを上乗せして都市ガス料金を決定していました。ガス自由化でこのことが無くなるため、都市ガス料金が安くなることが期待されます。



また、サービスアップもメリットです。先にご紹介したような競争が起きるため、それぞれの都市ガス業者は顧客を獲得するようになります。



顧客を獲得するためには、都市ガス料金を安くする以外に様々なサービス行い、別の都市ガス業者と違いを売りに出してくるでしょう。そのため、それぞれの都市ガス業者のサービスに期待できます。

ガス自由化によるデメリット

都市ガス料金が高くなる恐れがあるのがデメリットでしょう。先に都市ガス料金が安くなる可能性があるとご紹介しましたが、それはそれぞれの都市ガス業者が努力すると可能になります。

しかし、日本の場合は、都市ガスを製造するLNGのほとんどを外国から買っており、何らかの事情でLNGの価格がアップすれば、都市ガス料金も高くなることがあります。

トラブルが起きた際に責任を追及することが難しくなることいが、ガス自由化によるデメリットです。都市ガスの保安については、現在は地域の都市ガス業者が責任を持っています。

公平に競争を行うためにガス導管が切り離された場合には、誰が責任を持つのか線引きがはっきりと行われていません。都市ガスの場合には安全性が第一であるため、このことはガス自由化のデメリットになるでしょう。

まとめ

電力自由化では料金競争が起きていますが、ガス自由化は電力自由化のように新規にガス業界に企業が参入することで料金競争が起きるのでしょうか?

ガス自由化では、現状においていろいろな課題がありますが、このような課題を解決すれば都市ガス料金も安くなることが期待できるでしょう。

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