公開日丨2017/10/02最終更新日丨2017/10/02
電力自由化による関西エリア切替件数が100万件を超える(2017年8月末時点)
電力自由化による関西電力エリアにおける新電力への切替率が2017年8月末時点で100万件を超えたことが、電力広域的運営推進機関の発表数値により確認されました。全国で100万件を超えたエリアは、関東(東京電力エリア)に続き2つ目となります。
8月の切替件数が最も多くなったエリアは、東京電力で約14.83万件となり、2番目が関西電力で約5.86万件、3番目として中部電力が約2.47万件となります。
続いて九州電力が約2.11万件、東北電力が1.21万件、北海道電力が約1.14万件となっています。
また切替件数が1万件以下となったのが、中国電力で約6.3千件、四国電力で5.1千件、北陸電力で1.8千件となり、沖縄電力については「0件」となっています。
電力自由化スタート時からの累計切替件数の詳細は以下の通りとなります。
累計切替数 | 切替率 | 増加数 (前月比) |
|
---|---|---|---|
北海道電力 | 25.60万件 | 8.86% | 1.14万件 |
東北電力 | 18.28万件 | 3.34% | 1.21万件 |
東京電力パワーグリッド | 247.02万件 | 10.76% | 14.83万件 |
中部電力 | 41.14万件 | 5.40% | 2.47万件 |
北陸電力 | 2.91万件 | 2.35% | 0.18万件 |
関西電力 | 102.77万件 | 10.21% | 5.86万件 |
中国電力 | 7.30万件 | 2.09% | 0.63万件 |
四国電力 | 5.85万件 | 3.01% | 0.51万件 |
九州電力 | 32.49万件 | 5.23% | 2.11万件 |
沖縄電力 | 0.01万件 | 0.01% | 0万件 |
※表の数値は「資源エネルギー庁、電力調査統計(平成27年度)」及び「電力広域的運営推進機構」掲載情報を基に作成
関東に続き、関西においても電力自由化による切替が100万件を超え、電力自由化の認識度はさらに全国的に広がっているといえます。
特に関東、関西、中部、九州エリアでは、ガス自由化によるガス会社の乗り換えも発生しているため、電力・ガスセット割などに期待が高まるところです。