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ガス自由化

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ガス自由化での安全性は?安定供給は大丈夫?

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ガス自由化が、電力自由化に続いて2017年4月にスタートします。では、ガス自由化で、安全性や安定供給は問題ないのでしょうか?ここでは、ガス自由化で安全性や安定供給がどのようになるのか見ていきましょう。

ガス自由化は電力自由化と異なっている

“ガスコンロの画像”

都市ガス業者は200社を超えている

電力自由化がすでに行われ、ガス自由化も予定されていますが、注意する必要があるのは電力自由化とガス自由化は異なっていることです。

現在、一般家庭の場合、地元にあるガス業者だけから都市ガスを購入することができます。電力自由化と同様に、ガス自由化によって、ユーザーが自由にガス業者を選べることはメリットがあります。

しかし、従来の大手の電力会社は10社のみですが、都市ガス業者は200社を超えています。大手の東京ガス、東邦ガス、大阪ガスが、全ての都市ガスの販売量の7割を独占しています。

また、都市ガス業者では100人に満たない従業員のところが8割を占めています。都市ガス業者の全てがガス自由化に同じように対応可能か、あるいは非常に会社の規模が異なっている都市ガス業者が同じガスのマーケットで競争できるか、について見定めることが大切でしょう。

ガス自由化の課題としては安全性もある

ガス自由化の課題としては安全性もあります。一般家庭などで都市ガスが漏れた場合は、大きな事故になるリスクがあります。いろいろな業者が都市ガスのマーケットに参入したとしても、安全にユーザーが都市ガスを使用できることが必要です。

現在では、地域の都市ガス業者が安全性について責任を持っています。ガス自由化になっても、現在の地域の都市ガス業者が万一の場合に対して対応できるように、新しく参入する業者が供給する一般家庭の安全性については一緒に責任を持つようにすべきでしょう。

ガス管網を整備することが必要である

ガス管網の整備も必要になります。電力の場合で言うと、ガス管は送電線になります。競争を促進するためには、全てのユーザーが都市ガスを安く公平に利用できることが大切です。そのためには、都市ガスを都市ガス業者がお互いに供給するシステムを整備する必要があります。

日本の中で都市ガスを利用できるエリアはまだ2割未満です。隣りにある都市ガス業者同士でも、ガス管が接続されていない場合も多くあります。都市ガスを効率よく供給するガス管網を整備することが必要です。このことが、最終的には災害が万一起きた場合にも有効になります。

しかし、ガス管網を整備するためには、お金が非常にかかります。お金を投資しても回収できなければ、意欲も出て来ないでしょう。都市ガス業者が、お金を投資したくなるような援助を検討することが必要でしょう。

ガス自由化で安全性はどうなるか?

“悩む女性”

ガス自由化では保安が問題になる

ガス自由化では、保安が問題の1つになります。ガス漏れなどの場合は事故が大きくなるので、非常に保安が大切になります。では、保安は実際にどのようになっているのでしょうか?

安全性についは地域の都市ガス業者が責任を持っている

ガス自由化になっていない現状では、安全性についての責任は地域の都市ガス業者が持っています。地域の都市ガス業者が、安全性の管理やガス管の整備などを行っていますが、ガス自由化でこのようなことはどこが行うのでしょうか?

都市ガス、電力などに関係なく、エネルギーを取り扱っている場合には、いつも安全性が最優先されてきました。ガスの場合は、特に外国に比較しても規則が厳しく、都市ガスやプロパンガスの事故を非常に少なくしてきました。

現在、都市ガスを一般家庭が利用する場合は、地域の都市ガス業者からだけ購入できますが、ガス自由化で、自由に都市ガス業者を選べるメリットがあります。しかし、このようなメリットがある一方、安全性について不安というデメリットもあります。

将来的に、ガス管部門が切り離されると、ガス管の安全性については誰が責任を持つのか不安でしょう。やはり、従来どおり、地域の都市ガス業者が安全性については責任を持つのがいいのではないでしょうか。

ガス事故は多くなってきている

ガスはいつも気にしないで利用しているでしょうが、ガス事故が起きると死亡する場合が多くあり、安全性が非常に大切です。一方、ガス事故が近年多くなってきています。

1986年から2010年までを見た場合、ガス事故で死亡した人の数はだんだん少なくなってきていますが、件数は多くなっており、2010年では400件近く発生しています。都市ガスとプロパンガスの事故においては、2006年から急に件数が多くなっています。

この要因としては、ガス湯沸器の不正改造による事故等のために、届出された事故件数が多くなったことが考えられます。

ガス事故の中では、ほとんどの要因がガス漏れして着火になっています。また、二酸化炭素中毒の事故が多くなっており、死亡した人もいます。特に、業務用の厨房での事故が多くなっており、換気の不足、換気設備のメンテナンスの不足が要因とされています。

ガス自由化で、どこが安全性は保証してくれるか

ガス管の切り離しなどが検討される中で、都市ガスのマーケットに新しく参入する業者も多くなってくるでしょう。ガスの場合は安全性が大切であり、ガス自由化では、万一のことが発生した際に責任をどこが持つかを明確にする必要があります。

どこが安全性について責任を持つのか、早く決定して欲しいものです。現在は、安全性について地域の都市ガス業者が責任を持っていますが、ガス自由化でガス管部門が切り離された場合、どこが責任を持つのか、線引きが明確にされていません。

ガス自由化になった後の安全性に関する規制について国で討論をしている

現在、国ではガス自由化に関する委員会を開催していますが、ガス自由化になった後の安全性に関する規制についても討論をしています。この委員会においては、安全性の責任をガス管業者に持たせる案が有力になったり、新しくガスのマーケットに参入した業者に持たせる案が有力になったりして、結論が出ていないようです。

ガス自由化では、都市ガス業者は小売りとガス管業者に分離されるようになっています。そのため、電力会社等の新しくガスのマーケットに参入するところは、ガス管業者に安全性については責任を持たせたいと言い張り、地域の都市ガス業者は安全性の確保・維持のために小売り業者に責任を持せたいと反対しているようです。

現在では、責任を小売り業者に持たせる方が有利になっているようです。しかし、安全性についての責任をどこに持たせるかについては、まだ結論が先送りになっているようです。

地域の都市ガス業者が安全性について責任を持つべきではないか

ガス自由化のための安全性の見直しにおいて、屋内の都市ガスの配管工事についての規則が新しく問題になる恐れが出てきています。現在、屋内の都市ガスの安全性の責任については、ガス事業法でガス管業者が持つと決められています。

そのため、ガス自由化になっても、万一の場合に対するシステムが整備されている地域の都市ガス業者が、新しくガスのマーケットに参入したところが供給している一般家庭の安全性について一緒に責任を持つべきではないでしょうか。

どこが安全性について責任を持つかがポイントになる

当然ですが、ガス自由化には心配なこともあります。ガス管を地域の都市ガス業者から分離すると、どこが安全性について責任を持つかがポイントになります。新しくガスのマーケットに参入するところは、安全性については十分に経験やノウハウ等を持っていないので、心配になるユーザーも多くいるでしょう。

そのため、ユーザーが心配しなくていいように、安全性についてどこが責任を持つかできるだけ早く決めて欲しいものです。

ガスの安全性は基本である

現在は、いつも利用している都市ガスは、安定してそれぞれの家庭に送られています。ガス自由化によって、自分の家庭に適した都市ガス業者を選ぶことができるのは非常にメリットがあります。

しかし、このようなメリットを受けることができるのは、都市ガスの安全性や安定供給が維持されることが前提になります。ガス自由化によって、ガスのマーケットに新しく参入する業者もだんだん多くなってくるでしょう。

ガス管がまだ整っていないようなところが多いことも問題になっています。しかし、さらに大きな問題としては、万一の場合にどのようにして都市ガスの安全性を確保するかも想定されます。

ガス自由化で安定供給はどうなるか?

“悩む女性のイラスト”

ガス自由化でどのように変わるのか?

ガス自由化で自由に都市ガス業者を選ぶことができますが、これ以外にも変わることがあるのではないでしょうか。ここでは、ガス自由化でどのように変わるのかについて見ていきましょう。ガス自由化で、実はビジネスの機会を掴むことができます。

会社にとっては、大きなビジネスの機会が最近は増えてきました。例えば、ガス自由化だけでなく、マイナンバー制度、電力自由化などがあります。

このような全てのビジネスに関係している会社は多くないかもしれませんが、お金が非常に動くのは間違いないでしょう。この大きなビジネスの機会を活かしたい、と考えている会社は多くあるでしょう。

ガスと電気のマーケットのみでも10兆円あるそうです。当然ですが、全てを取り込むことは難しくても、この機会に大きく飛躍したいと考えている会社には非常にいい機会になるでしょう。

ガス自由化で、都市ガスの販売に多くの業者が参入できます。現在でもガス自由化は一部実施されていますが、小売りの分野については自由化されていませんでした。しかし、この分野についても自由化され、しかも、小売りとガス管部分が分離になります。

ガスのマーケットは非常に大きなものです。このマーケットに参入するために、現在のプロパンガス業者だけでなく、異分野、異業種からも参入する会社が多くなると考えられています。

自由化になるまでは地域の都市ガス業者が独占していたガスのマーケットが、自由化で競争になればガス料金が安くなったり、サービスのレベルがアップしたりすることが予測されています。

ガス自由化でどのようにマーケットは変わるか?

現在は地域の都市ガス業者がガスのマーケットをほとんど独占していますが、ガス自由化で自由に取引ができるようになります。すでに自由化した電力のマーケットの規模は、7.5兆円あり、非常に規模としては大きなものです。

このマーケットを取り入れようとして、異った業種からも多くの会社が参入し、スマホの通信料金とセット割するなど、顧客を取り込むための競争が激しくなっています。

例としては、セットで電気とガスを売っている東京ガス等があります。また、異った業種から電気のマーケットに参入したソフトバンク、楽天も着目されています。

安定してガスが供給されるか?

ガス自由化で、激しい競争が生じて料金が安くなっても、やはり最も気がかりなのは、ガスは安定して供給されるかでしょう。従来よりもガス料金が安くなっても、ガスの供給があまり安定しなくて、やはり従来の都市ガス業者の方がいい、ということになれば問題です。さまざまな異なった業種からガスのマーケットに参入してきたとしても、安定してガスが供給できるかが最も大切になるでしょう。

エネルギーの場合には、やはり安定していることが最も大切です。このような理由から、今までは独占がある程度認可されてきました。しかし、将来的には、ガス管を持っている業者と、ガス管を使ってガスを実際に売る業者が切り離しされます。

ガス管と小売りが分離されることによって、安定したガスの供給を維持したまま、サービスがアップすることが想定されています。ガスの場合は、電力と違って貯めることが容易であるため、ガスの供給と消費のバランスが少し崩れてもあまり問題ないでしょう。そのため、電力自由化よりも、さらに競争が激しくなるのではないでしょうか。

まとめ

“まとめ”

電力自由化に続いて、ガス自由化が2017年4月にスタートしますが、ガス自由化で、安全性や安定供給は問題ないのでしょうか?

ガス自由化で、どのように安全性や安定供給がなるのかについては、ここでご紹介した、ガス自由化は電力自由化と異なっている、ガス自由化で安全性はどうなるか、ガス自由化で安定供給はどうなるか、などを参考にしながら今後とも注視していきましょう。

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