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都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違いとは?

都市ガス

日本の家庭で使われているガスは、都市ガスとLPガス(プロパンガス)に2分されます。
それぞれに特徴があり、メリットとデメリットがあります。
プロパンガスですが、プロパンガス100%ではないので正しくはLPガス(プロパンガス)という名称になります。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)の原料

都市ガス

都市ガスの主成分はメタン(CH14)です。
現状、輸入に供給を頼っている状態です。

空気よりも軽く、ガス漏れした時にすぐに分かるようにガスに臭いがついています。
マイナス162度まで冷却すると液体に変化して体積が1/600と小さくなります。
熱量はLPガス(プロパンガス)の約半分です。

プロパンガス(LPガス)

LPガス(プロパンガス)の主成分は、プロパン(C3H8)・ブタンです。
こちらも、ほとんどを外国の輸入に依存しています。
ガス自体は無味無臭ですが、事故防止のために臭いがつけられています。

マイナス42度まで冷却すると液体になり体積が1/250と小さくなります。
空気よりも重く熱量は都市ガスの2倍です。

ガスの種類により輸入元が違う

ガス輸入

都市ガス

2014年度のデータによると、都市ガスの輸入元は中東地域が10%以下です。
主な輸入元は、マレーシア36.5%、オーストラリア26.7%です。

日本はガス田から離れているので輸入する為に天然ガスをマイナス162度まで冷却して液体化し特殊なタンカーで日本に運びます。
日本に運んだ後に基地で再び気体に変換してガス管を経由した各家庭に送ります。

プロパンガス(LPガス)

2014年度のデータによると、約7割が中東です。
主は輸入元はカタール27%、アブタビ21.3%です。

LPガス(プロパンガス)は、ガス田や油田から産出されるほか、原油を精製する工程でも発生します。
他には、国内に輸入した原油を精製する時にも生産されています。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)の販売量

プロパンガス

現在は、都市ガスが65%、LPガス(プロパンガス)が約35%を占めています。

都市ガス

都市ガスは、ここ最近の20年で販売量が2倍になっており順調に需要が伸びています。
エネルギー構成比を見ても全体の約20%を超過する勢いです。
全国に200以上の都市ガス事業者が存在します。

プロパンガス(LPガス)

販売量は、2005年のピーク時を100として考えると、2013年には84まで下がっています。
現在では、エネルギー構成比では全体の約10%を下回る状況です。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)の設置法

プロパンガス設置

都市ガス

道路の下にガス管を経由してガスが供給されるため、自宅付近にガス管が来ていないと工事費も含めてかなりのコストがかかってきます。
また、災害などの復旧時にも時間がかかることが問題視されています。

プロパンガス(LPガス)

新しく設置する場合は、ガスボンベを自宅の外に設置して室内に引き込むことで使用できます。
工事費などの費用もかからず災害が発生した場合もすぐに復旧するので便利です。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)のコスト

コスト

都市ガス

都市ガスにはガスに種類があります。
転居などして契約しているガス会社が変わるとガスの種類が変わってしまい、新たにガス器具が必要になるので余分に費用がかかってきます。

プロパンガス(LPガス)

LPガス(プロパンガス)は、1種類の為、転居してもガス器具はそのまま使用することができるので無駄な費用はかかりません。
各地域のプロパンガス適正価格はこちらを参照下さい。
プロパンガス料金は「公共料金」と勘違いされている方も多く、もしかしたら適正価格よりも多額のガス料金設定になっている事も多いので確認してみる事をおすすめします。

⇒プロパンガス料金消費者協会

都市ガスとプロパンガス(LPガス)に燃料としては差がない

都市ガス業界では、メタンガス(天然ガス)と呼ばれており、LP業界ではプロパンガスはエルピーガスと呼ばれています。
発熱量はLPガスの方が約2倍となり優れています。

例えば、お湯を沸騰させるのにLPガス(プロパンガス)で10分かかった場合は、都市ガスでは20分かかる計算になります。
しかし、都市ガスのコンロのガス穴はLPガス(プロパンガス)よりも大きいのでガス量が多く出る為、水が沸騰する時間は同じくらいになります。

都市ガスは、メタンガスのみですと9000kcal/㎥と低い為、約5%のプロパンガスを混入して11000 kcal/㎥に熱量を上げていますがLPガス(プロパンガス)の熱量の半分以下ですが、燃料として一般家庭で使用する分には差はないと考えて良いと言うことになります。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)の事故の比較

LPガス業界では、昭和61年以降に国内で約4000億円を投じて安全機器(マイコンメーター、警報器、ヒューズコック)の取り付けをスタートしています。

現在は、100%近く普及しておりプロパンガス(LPガス)による事故も年々減少傾向にあります。
都市ガスよりも、そういう意味では事故の件数は少ないと言えるでしょう。
【事故発件数】
※平成23年の事故件数は東日本大震災分は除外

都市ガス LPガス
平成16年 735 566
平成17年 621 513
平成18年 606 456
平成19年 686 433
平成20年 743 387
平成21年 770 426
平成22年 665 378
平成23年 648 383

LPガスの安全対策

LP(プロバンスガス)を使用している家庭ではガス漏れが発生した場合、警報器でガス漏れを通知する他、メーター、ヒューズコックが自動に作動してガスを停止します。

LPガスの集中システムの導入

電話回線でつながった中央監視センターで24時間消費者の自宅のガス漏れを監視してガス漏れが発生した場合は、即座に消費者に電話連絡を行い安全指導を行います。

また、留守の場合は自動的にガスを停止したり、保安員が駆けつけて事故を未然に予防するようになっています。

プロパンガス(LPガス)のメリット

現場監督

火力が強い

LPガス(プロパンガス)は都市ガスよりも2倍近く火力が強く都市ガスが1㎥あたり12000kcalなのに対してLPガス(プロパンガス)は24000 kcalとなります。

中華料理など火力が必要な場所では好んでLPガス(プロパンガス)を使用している所もあるようです。

災害時の復旧が早い

天災事変などが起きた時に電気、水道、都市ガスを比較すると格段に復旧が早いのがLPガス(プロパンガス)です。

ガスを供給する仕組みがとてもシンプルなので復旧が早いのです。
しかも、世帯ごとに独立している為、災害も強いメリットがあります。

設置のコストが安い

プロパンガス(LPガス)は導入するにあたり工事をしなくても使用できるので設置費用が、ほぼかかりません。

クリーン性が高い

プロパンガス(LPガス)は燃焼される時の二酸化炭素排出係数が石油系燃料と比較すると小さく生産から輸送段階の排出量も含めて考えた場合は、LNGと同格になります。

排出計数[g-CO2/MJ] 排出計数[kg-CO2/単位量]
石炭 90.6 2.41kg
原油 68.6 2.62L
ガソリン 67.1 2.32L
灯油 67.8 2.49L
A重油 69.3 2.71L
LPガス 59.8 3.00kg
LNG 49.5 2.08N㎥
都市ガス 50.6 2.08N㎥

※石炭=輸入一般炭 LPガス=プロパン80%、ブタン20%として計算

比較的どこでも使用できる

ガスボンベがあればガスを利用できるので地方でも導入可能です。

プロパンガス(LPガス)のデメリット

考える女性

利用料金が高い

都市ガスと比べると設置費用はかからないものの、利用する料金が都市ガスと比較すると約1.5~2倍になってきます。
プロパンガス(LPガス)の場合は、都市ガスのように料金が公平ではなく業者により料金に格差がみられます。

しかも、プロパンガスは定期的にボンベの交換あ必要なので人件費や作業料が上乗せされてきます。

契約後、利用料金が値上がりする可能性がある

プロパンガス(LPガス)の場合、顧客獲得の競争が熾烈な為、契約者にガス器具を無料で提供する特典をつけています。

その特典に惹かれて契約したものの、数年経過してからガス料金の設定が変更になってしまい高い利用料金を支払う羽目になる場合もあります。

プロパンガス(LPガス)の供給先

プロパンガス(LPガス)の供給先としては全国の半数にあたる約2500万世帯の一般家庭、タクシー、都市ガス用、工業用と幅広いジャンルで利用されています。

プロパンガス(LPガス)の消費量

日本では、昭和30年前後からプロパンガス(LPガス)が利用され初めて、平成8年度の1970万トンの消費量をピークに、その後は下降傾向をたどっています。
平成23年度の消費量は1635万トンでした。

用途内訳
家庭業務用 43.6%
工業用 20.4%
科学原料用 15.8%
自動車用 7.8%
都市ガス用 6.2%
電力用 5.9%
その他 0.3%

プロパンガス(LPガス)の料金

プロパンガス(LPガス)の料金は、都市ガスのように認可されていません。
販売店が独断で価格を設定しています。
※70戸以上の導管供給は簡易ガス事業となる為、認可料金となる。
料金システムは、二部料金制、三部料金制、最低責任使用料金制などに分かれています。

二部料金制度

基本料金と従量料金の合計で計算されます。

  • 1部基本料金
  • 保安点検費、維持管理費、一般管理費など変動しない固定費用

  • 2部従量料金
  • ガス原料費、充填費、供給作業費など使用量により支払う料金
    他には、修理費など、毎回、支払う一時的費用があります。

    三部料金制度

    基本料金と従量料金と料金徴収科目があります。

  • 1部基本料金
  • 保安点検費、維持管理費、一般管理費など変動しない固定費用

  • 2部従量料金
  • ガス原料費、充填費、供給作業費など使用量により支払う料金

  • 3部設備利用料金
  • ガスメーター、ガス圧力調整器、自動切替、供給設備回り配管等、ガスメータ出口までガスを供給する設備費用を別途支払う料金

  • 原料費調整制度
  • LPガス(プロパンガス)は、大半が輸入の為、輸入元の世界情勢や需要バランス、為替ルートなどで価格が変動します。
    調整方法としては、前月の輸入原料価格平均が前々月の輸入原料価格の平均と比較して変動した時に翌月の従量料金を改定しています。

    先程もお伝えしましたが、プロパンガスの適正料金についてはこちらを参照下さい。
    ⇒プロパンガス料金消費者協会【公式サイト】

    都市ガスの種類

    都市ガスは、原料、製造方法、発熱量によって7つに分類されます。

    13Aは全国の都市ガス会社(東京ガス、大阪ガス、東邦ガス)が主に使用
    12Aは首都圏(総武ガス)、千葉県一部の地域(大多喜ガス)で使用

    ガスグループ 標準発熱量(kcal/㎥)
    13A 10000~15000
    12A 9070~11000
    6A 5800~7000
    5C 4500~5000
    L1 4500~5000
    L2 4500~5000
    L3 3600~4500

    プロパンガスの利用料金には要注意!

    将来、ライフラインの整備が整うことで都市ガスを利用できる地域は拡大していくことでしょう。
    まだ、今のところ都市部以外ではプロパンガスを主に利用している所が主ですが、都市ガスと違い業者により料金にばらつきがあるので必ず契約する時には、1㎥あたりの使用量を聞いて安すぎないか、また高すぎないか確認することが大切です。

    賃貸物件探しの時に、以外に重要なポイントの一つとして都市ガスを使っているのか、それともプロパンガスなのかということがあります。ガス代が大きく違ってくるので、家賃を見るだけではなく、ガスの種類選びも重要なのですが、意識している人は少ないかもしれません。

    そこで都市ガスとプロパンガスの違いをどの程度知っているか、100人に聞いてみました。

    都市ガスとプロパンガスの違いを知っているますか?アンケート概要

    都市ガスとプロパンガスの違いをご理解頂けたと思いますが、これらの知識を皆さんが持っているかといえばそうではありません。

    全国の100人に都市ガスとプロパンガスの違いを知っていますか?というアンケートをとってみましたので御覧ください。

    ■調査地域:全国
    ■調査対象:年齢不問・男女
    ■調査期間:2016年06月01日~2016年06月14日
    ■質問:都市ガスとプロパンガスの違いを説明出来る?

    “都市ガスとプロパンガスの違いを説明出来る?”
    出来る 20人
    なんとなく知ってる 40人
    出来ない 40人

    安全性の知識がある人以外に、料金だけしか知らないという意見も

    アンケートでは、なんとなく知ってると説明できないが同数の40票ずつでした。

    ガスの重さが違うからガスが漏れた時に上か下か逃げる場所が違うと聞いたことがあります。(30代/女性/無職)
    都市ガスは料金が一定なのに対し、プロパンガスはガス会社によって設定している料金が異なる。(20代/女性/パートアルバイト)
    小学校の時に習ったことで今でも覚えているのは、プロパンガスは下にたまるのでほうきで掃けばいいと教えられた。逆に都市ガスは上昇するのでかがんで逃げれば助かると言われたのをなんとなく覚えている。(50代/男性/公務員)
    都市ガスの方が安くて、プロパンは家の外にボンベがあって値段が高い、というイメージくらいしかわかりません。(20代/女性/その他専門職)
    普段から意識しないで生活しているので、説明できる自信がありません。都市ガスは東京だけのものだと勝手に思っています。(30代/女性/無職)

    あやふやだが知っているという人は、料金体系や安全性、仕組みを漠然と知っている回答になっていました。全く説明できない人は料金の差だけは何となく知っている、東京だけのものなど「都市」というイメージが目立っていました。

    ガスというと、事故がおきたり、爆発の可能性もあるので、そこを気にする人はそれなりにいるようです。それでも料金の差程度という人が目立っており、多くの人の知識は薄いといえるでしょう。

    都市ガスとプロパンガス、両方に住んだことがある人は知識も正確

    都市とプロパン、両方に住んだことがある人は知識も正確
    一方で説明できると回答した人は20人でした。

    都市ガスとプロパンガスのどちらも経験しました。都市ガスは安価ですが、災害に弱いです。プロパンガスは高額ですが、復旧が早いです。(40代/女性/自由業・フリーランス)
    都市ガスは配管で家庭までつながっている。プロパンガスはガスボンベからガスを供給していて、無くなれば定期的にボンベを交換する必要がある。(30代/女性/専業主婦)
    原料がまず違います。都市ガスは「メタン」を主な成分に持つ天然ガス(LNG)であり、一方プロパンガスは、その名の通り、「プロパン・ブタン」を主成分とする液化石油ガス(LGP)が原料です。都市ガスは空気より軽く、プロパンガスはその逆で重いです。(50代/男性/会社員)
    実際にプロパンガスからようやく都市ガスへの変更ができたのでそれなりに知識はあります。原料も違いますし、供給経路や重さなど多くの事が違いますのでその違いは明白です。(40代/男性/自営業(個人事業主)

    説明できる人は、料金の差はもちろんのこと、供給がどのように行われているのか、ガスの原料も違うことまで詳細に説明してくれました。

    原料についての知識があれば、災害の対策もしやすくなり、安全に扱うこともできるかもしれません。ただ両方使ったので、知っているという回答があり、漠然と都市ガスだけ選んでいると、ガスについての知識自体が身につかないということもありそうです。

    ガスの知識は薄い人が大多数、安全を考えるとオール電化もありか

    アンケートでは全く説明できないが半数近く、漠然と知っている人を合わせると正確な知識がない人が80人を占めるという結果になりました。大地震が近年日本で相次いで起こっており、災害時に強いエネルギーやインフラも重要視されていますが、災害時の対応を考えると、ガスは一抹の不安が拭えない側面もあります。


    2017年4月にはガス自由化もスタート

    しますので是非最低限の知識は付けておきたいですね。
    もちろんオール電化にも停電時のリスクはありますが、安全面を重視するのならば、正確な知識のないままガスを扱うより、比較的安全なオール電化に変えるというのも、ありかもしれませんね。

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