プロパンガスのメリットとデメリットを徹底解説!

プロパンガスといえば、都市ガスよりも高いというイメージが一般的です。事実、プロパンガスはガス料金が都市ガスの2倍近いガス会社もあるほどです。しかし、プロパンガスもデメリットばかりではありません。都市ガスにはないメリットがいくつもあります。
プロパンガスのメリット
メリット1. プロパンガスの熱量は都市ガスの倍
プロパンガスの熱量は都市ガスと比較すると、2倍近くあります。プロパンガスのカロリーは24,000 kcal/㎥、都市ガスのカロリーは10,750kcal/㎥。その差は一目瞭然です。
メリット2. どこでも使える
プロパンガスはガスボンベさえあれば使えるため、都心から地方まで幅広い世帯で使われています。対して都市ガスは、家の前に都市ガス専用のガス管が通っていなければ使用できません。
東京や大阪などの大都市なら、ガス管も通っている地域も多いですが、小さな町や村となるとガス管が通っていないため、都市ガスと契約したくてもできません。幅広い地域で利用できるのは、プロパンガスならではのメリットです。
メリット3. 災害時の復旧が早い
大災害が起きた際、その後のライフラインの復旧はかなり重要です。電気・水道・電話・ガス等など、どれも一日でも早く復旧してもらいたいものばかりです。東日本大震災の時に一番早く復旧したライフラインが何かご存知でしょうか?
実はプロパンガスです。
プロパンガスは、ガスボンベを設置しちょっと点検するだけで使えるようになるという非常にシンプルな仕組みです。一方、都市ガスは数百、数千単位で地中のガス管の安全確認が必要となるため、プロパンガスよりも復旧に時間がかかってしまいます。
メリット4. 設置時の初期費用はプロパンガスの方が安い
意外に感じるかもしれませんが、実は初期費用はプロパンガスの方が安いです。都市ガスの場合、工事費用が10万円近くかかるのに対して、プロパンガスの初期費用はガス会社が負担してくれるため、初期費用0円というケースも少なくありません。
ただその場合、発生した初期費用はガス会社が完全に負担してくれるわけではなく、月々のガス料金の支払いに上乗せされてしまいます。プロパンガスが高いと評判なのは、導入時の工事費も含まれているからです。
プロパンガスのデメリット
デメリット1. やはりプロパンガスの料金は高い
プロパンガスのデメリットといえば、やはり料金の高さです。冒頭でも触れたように、プロパンガスはガス会社によって料金がバラバラであり、都市ガス並みに安いところもあれば、都市ガスの2倍以上という会社もあります。
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なぜプロパンガスだけがガス会社によって料金が大きく異なるかというと、プロパンガスは公共料金ではなく自由料金です。ガスの料金を高くするも安くするも、決定権はガス会社にあります。そのため、適切なガス料金が1ヶ月3,000円だったとしても、ガス会社が悪質なばかりに、倍の6,000円を請求されることもあるのです。
デメリット2. 不当な値上げの危険性も
プロパンガス会社が料金を自由に決められるということは、当然値上げも自由自在です。契約時は安い金額でも、1年ごとに料金単価を値上げされ、5年後には契約時の2倍以上にされる危険性もあります。燃料費そのものが高騰したなど、きちんとした理由なら仕方ありませんが、不当な値上げをされてはたまったものではありません。
プロパンガスのデメリットを解消するには?
プロパンガスにもメリットはありますが、やはりネックなのは料金関係です。しかしこういったデメリットも、まったく解決できないというわけではありません。上で紹介したような悪徳ガス会社ではなく、不当な値上げをしない良心的なガス会社にすれば良いだけの話です。
では、どういった方法で良心的なガス会社を探せば良いかというと、プロパンガス料金消費者協会というところに相談してみましょう。こちらのサイトなら、無料で良心的なガス会社を紹介してくれるだけでなく、「ガス料金見守り保証」という保証ももらえます。万が一消費者協会経由で契約したガス会社が値上げをした際は、消費者協会が責任をもって対応します。
さらに、消費者協会が紹介する良心的なガス会社に乗り換えることで、ガス代が平均30~40%ほど安くなり、都市ガス並みの金額に!
ガス会社を乗り換えただけで、急にガス料金が安くなるのは不安に感じるかもしれませんが、都市ガス並みの料金とはプロパンガスの適正価格です。決して格安ではなく、正当な金額です。実現できないわけがありません。
このように、料金が高いことで有名なプロパンガスも、消費者協会を経由することでデメリットを解消できます。現在進行形でプロパンガスの高さに悩んでいる方、まずは自分が払っているガス代がどれほど高いのか、診断してみてください。