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プロパンガス料金の計算方法は簡単です!!

プロパンガス

プロパンガスは、使用料金が高いイメージがあるかもしれませんね。
でも、プロパンガスには適正価格があり良心的な金額で利用することもできるんです。
ただ、ご家庭によっては不必要な料金を毎月払い続けている可能性もあります。

ここでは、プロパンガス料金の計算方法や仕組みについてまとめてみました。
この機会にプロパンガスの料金を見直し、お得にエネルギーを使えるようになればいいですね。

プロパンガスの料金形態は1つだけではありません

女性がガス料金を計算

プロパンガスの料金形態は、1つだけではありません。
各社によってプロパンガスの料金が違うのはそのためです。
料金形態には、4つの種類があります。

プロパンガスの料金を正しく計算するためには、契約しているプロパンガス会社がどの料金形態で設定しているのか把握する必要があります。

二部料金制

基本料金+従量料金=請求金額

4種類の中で1番多く採用されている料金形態であり、シンプルで誰にでもわかりやすいのが特徴です。

使用量が30㎥で基本料金が2,000円、従量単価が500円の場合、二部料金制のプロパンガス料金の計算方法は、この通りとなります。

2,000円+500円×30㎥=17,000円

スライド制

基本料金+従量料金(使用量に対して内容が変動)=請求金額

二部料金制のように固定的な計算方法ではなく、使用量に対して従量単価が変動する計算方法となります。
使用量が増えると従量単価が安くなるので、ガスの使用量が多いご家庭向きです。

例えば、使用量が30㎥で基本料金が2,000円の場合、使用量ごとに従量単価が下記のように変動します。

使用量 計算式 プロパンガス料金
0.0㎥~5.0㎥まで 550円×5㎥ 2,750円
6.0㎥~10.0㎥まで 520円×5㎥ 2,600円
11.0㎥~15.0㎥まで 500円×5㎥ 2,500円
16.0㎥~20.0㎥まで 480円×5㎥ 2,400円
21.0㎥~25.0㎥まで 450円×5㎥ 2,250円
26.0㎥×30.0㎥まで 420円×5㎥ 2,100円

1か月分のプロパンガス料金の合計を計算すると下記のようになります。

合計 2,750円+2,600円+2,500円+2,400円+2,250円+2,100円=14,600円

三部料金制

基本料金+従量料金+設備使用料=請求金額

基本料金と従量料金に、設備使用料がプラスされた料金制度です。

設備使用料とは、ガス漏れ警報器やガスメーター、自動切り替え圧力調整器、集中監視システムなどが該当します。
二部料金制では基本料金に含まれている金額です。

三部料金制の場合、設備使用料として別途内訳を明示して加算することで、プロパンガスの請求内容に透明性を高めることにつながります。

使用量が30㎥で基本料金が1,500円、従量単価が500円、設備利用料が400円の場合、三部料金制のプロパンガス料金計算方法は、この通りとなります。

1,500円+(500円×30㎥)+400円=16,900円

原料費調整制度

基本料金+従量料金(原料費に連動して毎月変動する)=請求金額

原料費調整制度とは、プロパンガスに使う原料が輸入価格に左右されるエネルギーであることに着目して作られた制度です。
プロパンガス料金は日により変動するということに目を向け、より正確なプロパンガス料金を顧客に提示するための料金制度です。

原料費調整制度は都市ガスで採用されている計算方式であり、一見面倒に見えますが1番料金に透明性のある計算方法です。
3か月間における原料価格の平均で計算し、2か月後にその数字を反映させます。

原料費調整制度

二部料金制や三部料金制は、固定金額制なので一見わかりやすそうに見えますが、意図的な値上げなどに対して全く対応できておりません。
そのため、多めにプロパンガス料金を支払い過ぎていることがよくあります。

ガス料金を実際に計算してみた!

使用量が30㎥で基本料金が1,750円、従量単価が500円の場合、原料費調整制度ですとプロパンガス料金の計算方法は、この通りとなります。

1,750円+500円×30㎥=16,750円

ほとんどのプロパンガス会社場合、二部料金制を取っています。
ご家庭のプロパンガス料金の計算方法がわからない場合は、二部料金制で計算をしてみましょう。

プロパンガスの検針と料金算定期間

主婦がガス料金を計算

プロパンガスの検収票及び請求書を確認すると、検針と料金算定期間の記載があります。
この2つは、どのような定義で決められているのでしょうか。

検針

1か月の中であらかじめ決められた日を定期検針日と設定し、定期検針を行います。
検針日はその地域により異なりますので、場所により定期検針日は異なります。
また、プロパンガスを使い始めの際は開栓日を、解約時には閉栓日を検針日として検針を行います。

料金算定期間

プロパンガスの料金を算定している期間は、前回検針した日の翌日から次の定例検針日までの期間を指します。

検針時の使用量の算定

検針時のプロパンガスの使用量の算定は、このような計算となります。

今回検針日のガスメーター数値-検針日プロパンガスのメーターの数値=今回プロパンガス使用量

劣化等によるガスメーターを取り換えた場合は、取り外した旧ガスメーターの数値を合算して使用量を計上します。

プロパンガス料金の仕組み

比較

プロパンガス料金を計算するときに出てくる、2つの項目をご紹介致します。

基本料金

基本料金は、プロパンガスを使うにあたって発生する設備の償却費用です。
ガスメーターやプロパンガスの容器、調整器、高圧ホース、供給するための配管、設備維持費などが該当します。

また、点検調査費用、保安にかかる費用、事務手数料なども基本料金にプラスされて毎月請求されます。

従量料金

従量料金は、プロパンガス1㎥あたりの単価料金に使用量がプラスされた料金であり、使用した分だけ料金がかかります。
毎月支払うガス料金の大部分を従量料金が占めています。

従量料金は、プロパンガスの原料輸入単価や為替によって価格が変動します。

プロパンガス料金の相場

料金相場

プロパンガスの基本料金や従量料金は、その地方によって単価が異なります。
その理由は、配送コストの差による影響です。
配送コストがかかりにくい関東近郊の場合は、プロパンガスの基本料金や従量料金が安いのです。

プロパンガス料金消費者協会によれば、全国の平均金額はこのような金額となります。

基本料金平均 従量料金平均
戸建 1,610円 360円
集合住宅 1,820円 530円

また、関東地方のプロパンガス料金の平均値は、基本料金平均1,620円程で従量単価が490円程度となっております。

逆に、北海道や九州などの中心地よりも遠い地域の場合は、配送コストが高くかかるので料金がグンとあがります。
基本料金が2,000円前後で、従量単価が600円程となります。

どうしても運賃がかかってしまいますので、この差が出てしまうのは仕方のないことと言えるかもしれません。

プロパンガス料金は日割りも可能

引っ越しなどの理由で月の途中からプロパンガスを使い始める場合は、日割り計算が可能となります。

日割りの計算は、このような計算方法となります。
日割りのガス料金=月の基本料金÷30日×使用した日数+従量料金×ガス使用量

日割りで10日間月7㎥しか使用しなかった場合のプロパンガス料金は、このような計算方法となります。
基本料金1,800円÷30日×10日+従量料金300円×7㎥=600+2,100円=2,700円

引っ越しの場合は、使わなくなったら早めに解約をすると料金が安くなります。

遅収料金の計算方法

遅収料金は、早収期間を過ぎてから30日以内に支払う場合に適用する支払い方法です。
従来のプロパンガス料金に3%加算された請求金額となり、翌月請求額にプラスされます。

計算方法はこのようになります。
早収料金+遅収加算額3%=遅収料金

早収料金が15,000円の場合は、このような請求額となります。
15,000円+(15,000円×3%)=15,000円+450円=15,450円

プロパンガスの請求書には詳細が書かれていない

プロパンガスの明細がない

プロパンガスをお使いのご家庭は、毎月検針のお知らせ兼請求書が届きます。
実は、確認してみると意外とザックリとしか詳細が記載されていないことがわかります。
プロパンガス使用請求の細かい記載といえば、プロパンガスの使用量と請求金額の合計のみです。

基本料金や従量価格を記載していないプロパンガス会社の請求書は、意外と多くあります。
その理由は、細かいプロパンガスガス料金の計算の詳細を記載してしまうと相場より高い基本料金や従量価格が浮き彫りになってしまうからです。

そのため、あえて詳細を記載せず使用量とプロパンガスの請求金額しか記載していない業者がほとんどです。
これでは、現在契約しているプロパンガス会社が安いのか高いのか、消費者にはさっぱりわかりません。

400円以上の従量単価の場合は注意が必要

ガス従量単価に注意

1か月のプロパンガス料金を計算すると、契約しているプロパンガス会社に支払っている料金が適正価格なのか確認することができます。
1つの目安として、従量単価が400円以上の場合は高いプロパンガス料金を支払っているということになります。
こちらの記事でも詳しく解説していますので是非御覧ください。
→プロパンガス料金が高い理由は?余計に支払っている可能性も!

また、改善案としてこれらのことに目を向けてみましょう。

安いプロパンガス会社に乗り換える

プロパンガス会社の価格には、大きなムラがあることは周知の事実です。
高いプロパンガス会社と契約をしている場合は、安いプロパンガス会社に乗り換えるようにしましょう。

プロパンガス料金には意外と大きなムラがあり、変更するだけで下記の様な節約になる可能性もあります。

ご自分で安いプロパンガス会社を探すことも1つの方法ですが、プロパンガス料金消費者協会のように適切な業者を選定してくれる便利な機関もありますので、そちらをご利用することが間違いないかもしれませんね。

よく知らないと安いようで結果的に高く請求されるような、よくない業者に引っかかることがありますので注意したいですね。

プロパンガスと電気はどちらが料金が安いのか

プロパンガスと電気とどちらが料金が安くなるのか実際に計算して比較してみました。

初めに単位が違うので共通単位であるカロリーに変換します。

プロパンガス 1㎥=24000kcal
電気 1kWh=860kcal

24000kcal÷860kcal=27.9

電気1のときに約28倍のkcalをプロパンガスは発生しています。

この数値をもとにプロパンガス関東平均単価、プロパンガス料金消費者協会適正単価、東京電力スマートライフプランで料金の比較をしてみます。

プロパンガス関東平均単価(1㎥) 491円
プロパンガス料金消費者協会適正単価(1㎥) 280円
東京電力スマートライフプラン
6時~翌日1時(1kWh) 25.33円☓28=約709円
1時~6時(1kWh) 17.46円☓28=約488円

計算してみると、プロパンガスでも適正価格の場合は電気よりも料金は安くなることが分かりましたね。

ご家庭でプロパンガスを使用するなら、適正価格を適用しているプロパンガス会社を選べば高い料金を支払わずに済みます。

安い会社に乗り換え無駄なお金は払わない!

小銭を貯金

プロパンガスの計算方法やポイントなどをご紹介しました。
現在支払っているご家庭のプロパンガスの料金は、一般の相場と比べて適正だったでしょうか。

ほとんどの方が、ご家庭で現在支払っているプロパンガス料金の方が高くて驚いたのではないでしょうか。
プロパンガスは古くから使われている方がいらっしゃるので、意識しないと適正な価格なのかわからないものです。

「今までずっとこのプロパンガス会社だったから問題は無いだろう」と過信していると、高額なプロパンガス料金を払い続けていることもあります。
酷い場合は、ご近所と同じプロパンガス会社なのに料金が全く違うなんてこともあります。

また2017年4月からは、ガス自由化がスタートします。

この機会にご家庭のプロパンガスの料金を見直し、高い場合は変更することも視野に入れることを考えてみてはいかがでしょうか。

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