一人暮らしの電気代が安くなる! 新電気料金プランが四国電力より登場
一人暮らし世帯の電気料金が安くなる電気料金プランは一体どこに? 多くの人が待ち望んできた「一人暮らしに最適な電気料金プラン」が、四国電力より登場しました!
一般家庭の電気料金が安くなると期待されていた電力自由化でしたが、メリットを得られるのは電気を多く使うファミリー層ばかり。電気を少ししか使わない一人暮らしには、ほとんど縁のない話だと見られてきた電力自由化。ここで登場する四国電力の新プラン「パールプラン」は、一人暮らしの光熱費にどのような変化を起こすでしょうか?
関東エリアの一人暮らしに向けた四国電力の新電気料金プラン「パールプラン」の特徴と、東京電力から乗り換えた場合の節約金額について解説します。
四国電力が関東エリアの電気料金プランを出すって?
四国電力が関東エリアに向けた新電気料金プランを発表したことに、意外性を感じませんでしたか?
一般家庭を含む低圧分野の電力自由化が2016年に始まってからというもの、大手電力会社が電気を独占販売してきたエリアに新電力が続々と参入するようになりました。大手電力会社もそれと同様に、他の電力会社が独占してきた地域に進出して、家庭に電気を販売するようになりました。
この越境販売と呼ばれる手法で首都圏などの都心部に販売エリアを広げることは、四国電力を始め、中国電力や中部電力などにも見られます。
その場合の燃料費調整額は、進出先エリアの大手電力会社に準ずるケースが多いようです。四国電力なら関東エリアのパールプランで電気料金を算出するときは、東京電力と同額の燃料費調整額が適用されます。
よって、電気料金プランを比較する時は、基本料金や電力量料金の差額をまずはチェックしてください。そして、家庭の電気使用状況により毎月変わる電気使用量を加味したシミュレーションを活用し、年間の電気料金がどの位変化するかを確認するのがおすすめです。
パールプランでお得なのはどんな人?
本当に一人暮らしの家庭がパールプランに切り替えると、電気料金が安くなるのでしょうか? 関東エリアでメジャーな料金プラン、東京電力の従量電灯B(20Aで契約)と比較してみました。

※2017年8月時点の単価を元に作成
※口座振替割引、再エネ賦課金、燃料費調整額を除く
四国電力のパールプランは、20A以下で一律の基本料金を設定し、電気使用量のうち100kWhまでは基本料金に含まれます。よって、現在の電気料金が2,500円前後の方ならパールプランへの乗り換えで金銭的メリットが得られます。
あるいは、ひと月の電気使用量が100kWh〜120kWhで安定している方なら、継続的に電気料金を削減できるプラン設計になっています。ぜひ、詳細なシミュレーションで、具体的な節約金額を確かめてください。
世帯人数ごとの適正料金プラン
では、もっと世帯人数や電気使用量が増えてきた場合に適正なプランとは? 四国電力が関東エリア向けに提供している4つのプランを見ていきます。
2人〜3人で暮らす家庭、あるいは毎月の電気使用量が200kWh〜300kWhの方なら、四国電力のブループランが適しています。一人暮らしでも電気使用量が多い方なら、ブループランも選択肢に入ってきそうですね。
一人暮らしも乗り換え歓迎! パールプランの特徴
単身赴任や学生など、関東エリアでは一人暮らしをするケースが多く、電気使用量は少ないながらも電気料金プランの切り替えで光熱費を安くしたいという需要は多くありました。四国電力がリリースするのは、それらのユーザー層を狙った新料金プランの「パールプラン」。
このパールプランの契約内容を確認していきましょう。
電気料金プランの契約内容で注目するべきは「契約期間」と「解約違約金」、「ポイント還元」と「セット割の有無」です。四国電力のパールプランはどんな契約内容でしょうか?
対象エリア | 東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・静岡県の富士川以東・茨城県・山梨県・栃木県・群馬県 |
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契約期間 | 1年間(料金適用開始の日から1年間) ※引っ越しなどやむを得ないケースを除く |
解約違約金 | なし |
支払い方法 | 原則としてクレジットカードのみ ※口座振替を希望するときは申込時に相談すること |
セット割 | なし |
ポイント還元 | なし |
その他 | 高圧一括受電のマンションは加入できません |
パールプランは、ガスやスマホなどのセット契約を前提としないシンプルな料金形態で、契約期間中に解約しても料金がかからないのも特徴。契約期間による縛りがなく、いつでも解約できることから、気軽に試せる電気料金プランと言えるでしょう。
クレジットカードの還元率でさらにお得
パールプランの支払い方法はクレジットカードに限定されています。東京電力の従来プランだと、支払いを口座振替にしたときに毎月54円(税込)の口座振替割引が適用されますが、パールプランはカード払いが前提になるので、この割引は適用されません。
割引がきかない分は還元率の高いクレジットカードを支払いに使うことで、節約額を確保しましょう。
電気料金プランの乗り換えは精密なシミュレーションが不可欠
四国電力のパールプランは、ひと月の電気使用量が100kWh前後のときに、電気料金が従来よりも安くなる電気料金プランと判明しました。セット契約や契約期間の縛りがなく、生活スタイルが短期間のうちに変わりやすい学生や新社会人、単身赴任者といった、一人暮らし世帯に適したシンプルな契約内容も、魅力の1つと言えるでしょう。
手持ちのクレジットカードで支払い、ポイント還元を狙えばさらなるお得さを追求できます。
ただし、電気使用量はライフスタイルや季節によって変動します。100kWh前後でお得になるパールプランに乗り換えた場合、年間のトータルでいくらの節約が可能になるのかを、精密なシミュレーションでチェックしてみてください。
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