公開日丨2017/07/03最終更新日丨2017/07/31
電力自由化による5月末時点の切替件数が『約395万件』となる。
電力広域的運営推進機関は、電力自由化による2017年5月の切替件数が約26万件増となる「約395万件」であったと発表しました。
各エリアの5月の切替増加件数は、東京電力が最も多く約11.6万件となり、続いて関西電力が約5.6万件、中部電力が約2.2万件、九州電力が約2.3万件、北海道電力が1.9万件、東北電力が1.5万件となります。
続いて1万件以下の増加数となったのが、中国電力の4.2千件、四国電力3.5千件、北陸電力が1.7千件となります。また沖縄電力は、スイッチングなしとなっています。
電力自由化スタート時からの累計切替件数の詳細は以下の通りとなります。
累計切替数 | 切替率 | 増加数 (前月比) |
|
---|---|---|---|
北海道電力 | 19.39万件 | 7.03% | 1.85万件 |
東北電力 | 14.54万件 | 2.66% | 1.47万件 |
東京電力パワーグリッド | 205.72万件 | 8.96% | 11.61万件 |
中部電力 | 33.75万件 | 4.43% | 2.21万件 |
北陸電力 | 2.38万件 | 1.92% | 0.17万件 |
関西電力 | 83.61万件 | 8.31% | 5.61万件 |
中国電力 | 5.61万件 | 1.60% | 0.42万件 |
四国電力 | 4.34万件 | 2.24% | 0.35万件 |
九州電力 | 26.15万件 | 4.21% | 2.28万件 |
沖縄電力 | 0.00万件 | 0% | 0.00万件 |
※表の数値は「資源エネルギー庁、電力調査統計(平成27年度)」及び「電力広域的運営推進機構」掲載情報を基に作成
電力自由化による切替件数は一定数を維持して増加しており、2017年度からスタートしたガス自由化とともに、家計における光熱費削減として、一定の注目が集まっていることがわかります。今後もガス自由化とのセット割など、光熱費が高まる夏の時期に向けて各社の動向に注目が集まります。