家庭用プリンターもエコタンク搭載がおすすめ インク代を大幅削減!

プリンタ―の不満といえば、インク代の高さ、そしてインク交換の手間ですよね。肝心な時にインクが切れれば、大急ぎで買いに行く必要があります。そしてインクカートリッジは大きさに見合わず、意外と高いです。頻繁に印刷する人にとっては、大きな悩みですよね。
しかし、その悩みは過去のものです。今話題のエコタンク搭載プリンタ―なら、印刷コストを劇的に削減できます。
エコタンク搭載プリンタ―は本当に印刷コストを削減可能か
エコタンク搭載プリンタ―なら、本当に印刷コストを削減できるのか? まずは、その点から解説します。
エプソンが公表にしたデータによると、エプソンの一般的なインクジェットプリンタ―(機種名:PX-M650F)なら、A4カラー印刷13.5円、A4モノクロ印刷4.1円ほどかかるとのことです。
それに対して、エコタンク搭載モデル(機種名:EW-M770T)なら、A4カラー印刷1.3円、A4モノクロ印刷0.5円ほどです。モノクロ印刷なら約1/8に、カラー印刷なら約1/10にまで削減できます!
※両機種とも、印刷コストに印刷用紙代は含まれていません。
具体的にはどれくらいお得になるのか
エコタンク搭載プリンタ―にすれば、印刷コストを確実に削減できることは明らかですが、具体的にはどれくらいお得になるのか、計算してみました。
月間平均印刷枚数200枚の方が、上記の一般的なプリンタ―(PX-M650F )からエコタンク搭載プリンタ―に乗り換えると、月間なら2,440円、年間計算で29,280円もの節約になります!
※全てカラー印刷の場合
エコタンク搭載プリンタ―ならインク交換の手間も解決
なぜ、エコタンクがここまで格安で印刷できるのかというと、その秘密は内蔵されたインクにあります。一般的なインクジェットプリンターなら、インクカートリッジをプリンターにセットしていました。しかし、エコタンク搭載モデルでは、下の写真にあるインクボトルという専用方式でインクを注入します。
満タンのインクボトルを注入すれば、インク交換なしで約5,000枚もの印刷ができます。インクカートリッジと比較すると、その違いは一目瞭然です。
これだけの数のインクカートリッジを交換するとなると、それだけで手間ですね。また、プリント印刷する時にありがちな突然のインク切れのリスクも、エコタンク搭載プリンタ―にすることで軽減できます。さらに無駄な資源も発生しないので、環境にも優しく、処分する際の手間まで省けます。
インクボトルはものすごく高いのでは?
インクカートリッジ方式の何倍も印刷できるとなると、インクボトルそのものの価格が高いのではと思うはずです。エプソンダイレクトで価格を調査したところ、ブラック(増量)が2,400円、その他色が1,200円でした。全5色をそろえるとなると、7,200円もかかります。
※EW-M770T対応のインクボトルの価格となります。
インク代だけで7,000円超えは、非常に損をしている気分になりますが、実際はそこまで高くはありません。というのも、最初にエコタンク搭載モデルと比較したエプソンの一般的なモデル(PX-M650F)のインク代は、お得な4色パックでも7,600円かかり、インクボトルの方が実は安いです。
エプソンはインク代が高いことで有名ですが、キヤノンなど他のメーカーでも全色交換するとなると、交換費用が5,000円以上することも珍しくありません。それに多少高くても、トータルの印刷可能枚数で計算すれば、インクボトルの方がお得なのは、火を見るよりも明らかです。
エコタンク搭載プリンタ―を全機種比較!
エプソンのエコタンク搭載プリンタ―は、今のところ全5種出ています。一番安いモデルで2万円台、一番高いモデルなら7万円近くします。印刷環境によってどのプリンターを採用するか、大きく分かれると思いますので、値段が安いモデルから順に紹介・比較していきます。
モノクロ印刷専用~エプソンのPX-S160T
「プリント印刷はモノクロ以外しない」、「文書印刷しかしないからカラー印刷はいらないかも」という方におすすめなのが、エコタンク搭載プリンタ―「PX-S160T」です。最小構成価格(税抜) 19,980円とエコタンク搭載プリンタ―の中では唯一2万円を切っているモデルです。同梱インクだけで約1,1000ページ印刷可能と謳っているため、月300ページ印刷したとしても、同梱インクだけで3年は保つ計算です。
例えインクが切れたとしても、モノクロ専用なら、交換するインクボトルもブラック1本で済みます。インクボトルの値段は1800円(税別)で、インクボトル一本当たりの印刷可能枚数は約6,000ページと謳っているため、インク交換の手間が間違いなく激減します。
ネックなのはやはり、カラー印刷に対応していない点、他にはコピーやスキャナー、fax、自動両面印刷の機能が付いていないという点が挙げられます。プリンタ―に複合機としての性能を求めるなら、別のエコタンク搭載プリンタ―を視野に入れましょう。
※上記記載の価格は全て、エプソンダイレクトの価格を2017年6月に確認したものとなります。
モノクロ印刷+コピー・スキャン~エプソンのPX-M160T
先ほど紹介したエコタンク搭載プリンタ―「PX-S160T」に、コピー・スキャン・自動原稿送り装置(ADF)機能を追加した複合機です。機能が追加された分、サイズや重量は増え、最小構成価格(税抜)29,980円と、割高になっています。モノクロ印刷機で3万円ともなると、かなり高い部類ですが、それでもインク代を劇的に削減できるため、たくさん印刷する人なら確実に元は取れるでしょう。
※上記記載の価格は全て、エプソンダイレクトの価格を2017年6月に確認したものとなります。
カラー印刷対応~エプソンのEP-M570T
ここから紹介する機種は全て、カラー印刷対応のエコタンク搭載プリンターになります。カラー印刷対応ということで、販売価格(税抜)39,980円。初めに紹介したモノクロプリンタ―の2倍近い価格です。しかし購入時に印刷できる枚数は、カラーインクで約14,000ページ、1回のインク交換でカラーインク7,500ページ、ブラックインク4,500ページ可能と謳っています。対応しているインクは、ブラック・シアン・イエロー・マゼンタの4色です。
コピー・スキャン・自動原稿送り装置(ADF)機能はありますが、faxと自動両面印刷機能は付いていません。
※上記記載の価格は全て、エプソンダイレクトの価格を2017年6月に確認したものとなります。
機能充実~エプソンのEW-M660FT
コピー・スキャン・自動原稿送り装置(ADF)機能の他に、fax・自動両面印刷機能も付いたエコタンク搭載プリンタ―です。販売価格(税抜)54,980円とかなり高いですが、魅力としてはやはり、その充実した機能でしょう。現在出ているエコタンク搭載プリンタ―の中では、唯一fax機能を搭載した複合機です。
購入時にカラー印刷できる枚数が約11,300枚、一回のインク交換で印刷できる枚数がカラーインク約6,500ページ、ブラックインク約6,000ページと謳っており、カラー印刷できる枚数は、先ほど紹介したEP-M570Tの方が優れていますね。
しかし、ここで注意したいのは、EP-M570Tには自動両面印刷機能が付いていないという点です。自動両面印刷機能があれば、手動でイチイチ紙を再セットすることなく、自動で紙の裏表に印刷できるため、実質使う紙の数を半分にできます。いくらインクコストが安くなっても、紙代が高ければトータルでのランニングコストを上手く削減できません。ピジメピイまた、他のエコタンク搭載プリンタ―と比較すると、サイズが大きめです。そのため、収納面なども考慮して選ぶ必要があります。
※上記記載の価格は全て、エプソンダイレクトの価格を2017年6月に確認したものとなります。
圧倒的多機能~エプソンのEW-M770T
EW-M770Tは、現在発売されているエコタンク搭載プリンタ―の中で、最も新しいプリンタ―です。販売価格(税抜)69,980円と、他社のインクジェットプリンタ―と比較してもかなり高い部類ですが、現在販売されているエコタンク搭載プリンタ―の中では、唯一フォトブラック(染料インク)に対応しており、文章だけでなく写真も美しく印刷したいという方なら、EW-M770T がおすすめです。
ただ、1回のインク交換で印刷できる枚数がカラーインク約5,000ページ、ブラックインク約8,000ページ、フォトブラックインク約11,500ページと、カラーインクのコストパフォーマンスなら、他のエコタンク搭載プリンタ―の方が優れています。
※上記記載の価格は全て、エプソンダイレクトの価格を2017年6月に確認したものとなります。
今ならキャッシュバック開催中!
カラープリントに対応したエコタンクの3機種限定ですが、対象のエコタンク搭載プリンタ―を購入すると、キャッシュバックがもらえるキャンペーンが現在開催中です。
エコタンク搭載プリンタ―のキャンペーン内容
- EP-M570Tのキャッシュバック金額:5,000円
- EW-M660FTのキャッシュバック金額:10,000円
- EW-M770Tのキャッシュバック金額:1,5000円
- 対象購入期間:2017年6月1日~7月31日
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- 必要書類1. 対象のプリンター本体のレシートまたは領収書のコピー
- 必要書類2. 対象のプリンター本体のエプソン保証書のコピー
こちらのキャンペーンは、本体価格が高いモデルほど、キャッシュバックされる金額が膨れ上がります。そのため、「カラー印刷はしたいけど、本体価格が高いからモノクロのにしよう……」という方でも、キャッシュバックが適用される期間なら、カラープリンターを購入するチャンスです。
エプソンのエコタンク搭載プリンタ―でおすすめは?
キャッシュバックなども考慮して、エプソンのエコタンク搭載プリンタ―ならどれがおすすめなのか、まとめておきました。
- モノクロ印刷のみでも良い方:PX-S160T約2万円、PX-M160T約3万円
- 安くカラー印刷したい方:EP-M570T約4万円(キャッシュバック込なら実質約3.5万円)
- fax機能がほしい方:EW-M660FT約5.5万円(キャッシュバック込なら実質約4.5万円)
- 写真などを美しく印刷したい方:EW-M770T約7万円(キャッシュバック込なら実質約5.5万円)
エコタンクはA3サイズには対応している?
注意したい点ですが、現在発売されているエプソンのエコタンク搭載プリンタ―では、A3サイズには対応していません。
エコタンクのプリントサイズ(EP-M570Tの場合)
背面MPトレイ
(1)単票紙:A4~A6/リーガル/レター/六切/ハイビジョン/KG/2L判/L判/ユーザー定義サイズ(幅89.0~215.9mm~長さ127.0~1,176.6mm)
(注)坪量:普通紙64~90g/m²、純正用紙 最大255g/m²
(2)ハガキ(注10):ハガキ/往復ハガキ(注11)
(3)封筒:洋形封筒1~4号(注12)(注13)、長方形封筒3号/4号(注12)(注14)(注15)
キヤノンもエコタンクを販売
今回紹介したエコタンクは全てエプソン製ですが、実は既に、キヤノンもエコタンク搭載プリンタ―を販売しています。といっても日本ではなく、中国で最近発売されたばかりです。現状、日本でも販売されるかは確定していませんが、エプソンのエコタンク搭載プリンタ―も初めは中国で販売され、日本で展開されるようになりました。
エプソンのエコタンクは、日本市場でも大好評ですから、キヤノンや他のプリンターメーカーが日本向けに販売する可能性も少なくはないでしょう。
エコタンク搭載プリンタ―は今後も期待できそう!
他のメーカーで販売されずとも、エプソン自体が今後も新しいエコタンク搭載プリンタ―を販売する可能性は十分にあります。今回紹介したものよりも、コストパフォーマンスが優れているモデルや、機能面がさらに充実したモデルなど、今後プリンタ―がどこまで進化するのか、楽しみですね。
インク代や印刷コストだけでなく、電気代も削減!
定期的に発生するインク代や印刷コストを削減することも大事ですが、電気代も安くできるなら、安くしたいとは思いませんか?
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