公開日丨2017/05/31最終更新日丨2017/05/31
電力自由化の切替件数『369万件』の切替件数となる。
電力広域的運営推進機関は、電力自由化による2017年4月の切替件数が約26.7万件であったと発表しました。
4月の各エリアの切替件数は、東京電力が12.7万件となり最も多い切替件数となり、続いて関西電力が5.8万件、中部電力が2.0万件、九州電力が2.1万件となります。
また4月は中国電力が1.1万件と、北海道電力や東北電力よりも切替件数が多くなっており、中国地方における電力自由化による切替が進んだといえます。
続いて、北海道電力が1.0万件、東北電力0.8万件、四国電力が0.7件、北陸電力が0.1万件、沖縄電力は、まだスイッチングなしの状態となります。
今後は、中国電力のように今まで切替件数が少なかったエリアでの切替件数の増加が期待されるところです。
電力自由化スタート時からの累計切替件数は以下の通りとなります。
切替数 | 切替率 | 増加数 (前月比) |
|
---|---|---|---|
北海道電力 | 17.54万件 | 6.36% | 1.08万件 |
東北電力 | 13.07万件 | 2.39% | 0.89万件 |
東京電力パワーグリッド | 194.11万件 | 8.45% | 12.73万件 |
中部電力 | 31.54万件 | 4.14% | 2.03万件 |
北陸電力 | 2.21万件 | 1.79% | 0.15万件 |
関西電力 | 78.00万件 | 7.75% | 5.85万件 |
中国電力 | 5.19万件 | 1.48% | 1.16万件 |
四国電力 | 3.99万件 | 2.06% | 0.7万件 |
九州電力 | 23.87万件 | 3.84% | 2.14万件 |
沖縄電力 | 0.00万件 | 0% | 0.00万件 |
※表の数値は「資源エネルギー庁、電力調査統計(平成27年度)」及び「電力広域的運営推進機構」掲載情報を基に作成
電力自由化がスタートしてから1年を超えた現在においても、切替件数は一定数で上昇しており一般消費者の関心は維持されているものといえます。
2017年度は、ガス自由化とともに、家計の光熱費への削減ということから、切替件数に関しても継続して増えてくものと考えられ、今後の各社の動向に注目が集まります。