本当にAmazonプライムに加入する価値はあるのか? メリットとデメリットをガチンコで比較してみた

最近、Amazonプライムに加入している人が増えています。筆者もネット通販をよく利用するため、Amazonプライムにも加入しており、既に半年以上が経過しています。配送関連のサービスや、プライムビデオ等を定期的に視聴したことで、一応の元は取ったと思いますが、それでも年会費3,900円をこれからも支払い続けるとなると、継続するか少し悩みました。
そこでAmazonプライムのメリット・デメリットを見直し、どんな会員特典があったか振り返ってみました。1つ1つ見ていくと、年会費3,900円とは思えないくらい特典が充実しており、Amazonの本気を感じました……。
メリット1 Amazonプライムはコスパが良すぎる
「Amazonプライムで最大のメリットはなんだろうか?」と考えた際、やっぱり費用が大きかったです。
年会費3,900円。月額にすると325円です。年間3,900円と初めに聞くと、高いと感じますが、月額325円と聞くと、解約せずについつい払ってしまいそうですね……。
昨今のネット上では様々な有料サービスがありますが、月額325円はかなり安い部類だと思います。
メリット2 Amazonプライムの会員特典といえば送料無料
ちょうど1年ほど前に、Amazonの配送料が無料から有料になりました。今でも2,000円以上なら無料になるのですが、日用品などの細かなものだけでは、中々2,000円以上になりません。しかしAmazonプライムに加入していれば、2,000円未満でも送料無料です。さらにお急ぎ便や、お届け日時指定便が無料で使えるというのも大きなメリットです。
本当にプライム会員特典の送料無料はお得か?
送料無料は確かに便利です。筆者もお急ぎ便やお届け日時指定便はよく利用しています。しかし実は、これだけなら他の通販サイトでも代用できます。有名なところでは、ヨドバシ.comがそれに当たります。
ヨドバシ.comの特徴
- 配送料無料
- 指定日配達無料
- 最短即日配送無料
上記に加え、入会費・年会費無料と、Amazonプライム込みでも、Amazonの完全上位互換のような通販サイトです。価格面ではAmazonの圧勝ですが、ポイントを加味するとほぼ互角です。品揃えに関してはさすがにAmazonに劣りますが、ヨドバシ.comの品揃えが決して少ないというわけではなく、まったく代わりが務まらないというほどではありません。
メリット3 便利すぎるPrime Now(プライム ナウ)
Amazonプライムの会員なら、Prime Nowを利用しないのは損です。Prime Nowは東京など一部のエリア限定ですが、Amazonで買った商品が2時間、もしくは1時間以内で届くという衝撃的なサービスです。
1時間便なら890円かかりますが、2時間便なら無料で利用できます。筆者も実際に利用してみましたが、本当に2時間以内で届いたため驚きました。熱などで体調を崩していて外出できない時はかなり便利ですが、実は結構使いにくいというデメリットがあります。
Prime Nowのデメリット
- 対象商品が少ない
- 2500円以上でないと注文できない
- 専用のスマホアプリからしか注文できない
短時間での配送をしなければならないためか、どうも取り扱っている商品が少ないという印象を受けました。またほしい商品があっても、購入金額を2,500円以上にしなければならないので意外と使いづらく、実はまだ数回しか使ったことがないです。
それと、これはぜひとも改善してほしいのですが、PCなどから商品をカートに入れても、専用のスマホアプリには反映されません。そのため過去にカートに入れた商品も、改めて専用のスマホアプリに入れ直す必要があり、地味に不便です。
Prime Nowもヨドバシで十分?
Prime Nowは革命的な新サービスですが、実はヨドバシ.comも「ヨドバシエクストリーム」という高速配送サービスを既にやっています。
ヨドバシエクストリームのメリット
- 配送料は無料
- 最短2時間30分以内にお届け
- 配送日時指定可能
ヨドバシエクストリームのデメリット
- 速さではPrime Nowに劣る
- 対象エリアは東京都23区全域
- 小型の荷物はポスト投函
ヨドバシエクストリームはあくまでも「最短」2時間30分のため、配送サービスの質としてはAmazonのPrime Nowに軍配が上がります。しかし利用しやすさではヨドバシエクストリームの方が勝っています。またデメリットの欄に書きましたが、ポスト投函なら不在時でも投函されるため、人によってはメリットになりますね。
今回はヨドバシ.comを引き合いに出しましたが、この手の高速配送サービスでは、他にもドン・キホーテの「majica Premium Now」(マジカプレミアムナウ)や、楽天が提供する「楽びん!」など、必ずしもAmazonだけが実施しているというわけではありません。つまりAmazonのプライム会員にこだわらずとも、配達のサービス面に関しては、Amazonの代わりになるサイトは存在するというわけです。よっぽどAmazonにこだわっている人でなければ、Prime Nowを利用したいだけで、プライムに加入するのはあまりおすすめしません。
メリット4 その他Amazonプライムの配送面に関する会員特典

Amazonプライムの会員特典ですが、他にも配送関係だけでもこんなにあります。
- 特別取扱商品の取扱手数料が無料
- Amazonパントリー(食品・日用品などを1点から購入できるサービス。送料は1箱290円)
- ベビー用おむつとおしりふきの15%割引など(Amazonファミリー会員限定の特典)
- Dash Button利用可能
- Amazon定期おトク便のおまとめ割引
上の方で代用がきくと書きましたが、これらの特典を全て完備しているのはAmazonだけですので、各種会員特典をフルに活用する人なら、Amazon一択かもですね。
メリット5 プライム会員限定タイムセール

プライム会員なら、Amazonで定期的に行っているタイムセールに優先して参加、またプライム会員限定のセールに参加もできます。何がどの程度お得かは、その時によってマチマチですが、Amazonで出しているfireタブレットや、kindle専用の電子書籍リーダーは頻繁に値下げされているため、セール時に購入するのは必須といえるでしょう。
メリット6 新サービス! Amazonフレッシュを利用可能
プライム会員なら、月額500円でAmazonフレッシュを利用できます。取り扱う商品が食料品、日用品・雑貨、専門店グルメなどで、1度の注文が6,000円以上なら送料無料です。送料無料の基準が厳しいので、1人暮らしの方には向いてないですね。どちらかというと、ファミリー層向けのサービスです。
メリット7 大本命! Amazonプライムビデオ
Amazonプライム会員になったメリットとしては、送料無料などよりも、Amazonプライムビデオの存在の方が大きかったです。知らない人のために説明しておくと、プライムビデオとは、ドラマや映画、アニメなどが見放題の動画配信サービスの一種です。
Hulu、Netflix、U-NEXTなどいくつか似たようなサービスはありますが、月々の費用で決めるならプライムビデオ一択です。
主要な動画配信サービス一覧
Amazon プライム ビデオ |
Hulu | Netflix | U-NEXT | |
月額 料金 |
325円 | 933円 | 650円 ベーシック 950円 スタンダード 1,450円 プレミアム |
1,990円 |
動画数 | 2.8万本 | 4万本 | 数千本 | 5万本以上 ※見放題 対象のみ |
画質 (最大) |
SD (標準画質) HD (高画質) UHD (超高画質) |
HD-高画質(720p) | SD (標準画質) HD (高画質) UHD (超高画質) |
高画質HD (1080p) |
その他特典 | 各種プライム特典 | なし | なし | 70誌以上 読み放題 U-NEXT ポイント 1,000円分 |
※更新日:2017年4月確認。
プライムビデオは、Amazonプライムの会員特典の1つです。つまりAmazonプライムの料金のみで済むということです。他が千円前後という点に鑑みると、プライムビデオがダントツで安いですね。また動画数でいえばNetflix以外には負けていますが、それでも2.8万本というラインナップは侮れません。
筆者の場合、気になった作品はひとまずウォッチリストに入れて、時間がある時に少しずつ消化しているのですが、中々消費しきれません……。
プライムビデオのデメリット! 意外な落とし穴
こうして比較すると、プライムビデオが安くてラインナップも豊富と、他の動画配信サービスよりも優れている印象を受けますが、実は意外なデメリットがあります。というのも上の表の数字はあくまでも、月額計算した場合です。Amazonプライムの正式な費用は年間3,900円であり、月額制と勘違いしていると、痛い目をみます。
というのもAmazonプライムを一度申し込んだ場合、1年間の契約期間内に解約できます。
※無料体験期間は対象外となります。
月額制のHuluやNetflix、U-NEXTならば月額制のため、2~3ヶ月で見たい作品を視聴したら解約ということもできるのですが、プライムビデオではそれができません。つまり各動画配信サービスを最初の1ヶ月しか利用しなかった場合、各動画配信サービスの費用が1,000円前後に対し、プライムビデオは解約ができないため3,900円もかかってしまいます!
※無料体験期間は除外しています
ただそれでも年間3,900円のため、月額1,000円の動画配信サービスを4カ月継続利用した方が、Amazonプライムを1年間契約するよりも、費用が高くなってしまいます。
プライムビデオの恐ろしさ
このように、プライムビデオにもデメリットは確かにあります。また単純なラインナップでは、他の動画配信サービスに劣りますし、筆者も実際に試してみてラインナップにはある程度の不満はありました。しかしここで注意したいのは、プライムビデオ最大の特徴は、Amazonプライムの数ある特典の1つでしかないという点です。
プライムビデオをテレビの大画面で!
プライムビデオや動画配信サービスを利用するなら、Amazonの「fire TV Stick」もあわせてチェックするのをおすすめします。
というのもFire TV Stickがあれば、HuluやNetflix、YouTube等の動画サイトをテレビの大画面で見られるからです。
※プライム会員なら、プライム・ビデオを追加費用なしで見放題です。
また上の写真にある右側の端末をテレビに挿入すれば良いだけなので、パソコンは不要……つまりパソコンを起動せずに、テレビをチェックするように素早く視聴できます。さらに、付属のリモコンに簡単なキーワードをつぶやくだけで、ドラマや映画、アニメなどを素早く検索も可能です。2017年に発売されたfire TV Stickなら5千円で手に入るため、非常にリーズナブルです。
またこの商品最大のメリットは、対応しているアプリの種類にあります。
プライムビデオ限定ではないため、HuluやNetflix、YouTubeなど様々なコンテンツに対応しており、例えAmazonプライムを解約したとしても、不要になるということはありません。これから動画見放題サービスを検討しているなら、1つは持っていた方が便利ですね。
メリット8 100万曲以上が聞き放題! Prime Music
Amazonプライム会員なら、動画だけでなく音楽も聞き放題です。ただ100万曲と聞くと多い印象を受けますが、他のサービスと比較すると見劣りします。なぜなら「Apple Music」や「Google Play Music」ならば3,000万曲以上が聞き放題です。Prime Musicは邦楽が特に不足しているため、ラインナップに満足する人は少ないかもしれません。
とはいえApple MusicやGoogle Play Musicが月額980円に対し、Prime Musicはプライム年会費3,900円(月額計算325円)の特典の一部でしかありません。プライムビデオ同様、あくまでも請求は年会費分などデメリットもありますが、それでもAmazonプライム特典の1つでしかないのは大きいです。Prime Music単体を目的としてプライム会員になるかは微妙ですが、プライムビデオなど、他の会員特典のおまけと考えれば、非常に魅力的です。
メリット9 プライム会員ならFire タブレットが4,000円引きに
Fire タブレットとは、Amazon製のタブレットです。タブレットのため、インターネットや動画視聴、ゲームはもちろん、その他スマホでできることの多くはFire タブレットでもできます。性能に関してはお世辞にもハイスペックとはいえないですが、注目すべきはその価格にあります。
なんと7インチのタブレットなら、9,000円を切ります。さらにここからプライム特典により、4,000円引きされます。つまり実質5,000円を切るということです! Amazonプライムの年会費が3,900円のため、このタブレットを買うで、プライム会員の元は取れるというわけです。
メリット10 電子書籍リーダー「kindle」端末も4,000円引きに
さらにプライム会員なら、Amazonで出している電子書籍リーダー「kindle」端末も4,000円引きです。電子書籍リーダーとは、電子書籍を読むのに特化した端末のことです。電子書籍なら先ほど紹介したFire タブレットはもちろん、スマホやタブレット、PCでも読めますが、できることなら専用端末を用意するのがおすすめです。
電子書籍リーダー「kindle」端末のメリット
- 価格は9,000~36,000円
- バッテリーが数週間と長持ち
- ブルーライトカット
- 紙のような読み心地&屋外でも読みやすい
- 重量が131~217gと軽量
一番安いkindle端末なら9,000円を切っており、7インチのFire タブレットと同額です。加えてAmazonプライムの会員特典により、5,000円以下で買えます。正直な話、Fire タブレットは安さを除けば他のタブレットに性能差で劣るのですが、kindle端末に関しては電子書籍を読むことに特化したものです。電子書籍を頻繁に読む人なら、一旦Amazonプライムに加入してから購入して損はしないでしょう。
ただ対応しているのがAmazonのkindleストアで購入した書籍だけです。他のサイトで購入した電子書籍は見られないため、その点は十分に注意が必要です。逆に複数のサイトで電子書籍を購入しているのならば、iPadなどの普通のタブレットを選ぶべきでしょう。
メリット11 kindleオーナー ライブラリーで月1冊無料
意外と知られていないですが、Amazonプライム会員なら、kindleオーナー ライブラリーを利用でき、月に1冊好きな本を無料で読めます。電子書籍限定、読める本は限られており、kindleの電子書籍リーダーか、Fireタブレット端末でしか読めないなど……kindleオーナー ライブラリーの制約は非常に多いですが、それでも月に1冊無料はお得すぎます。
ここで思い出してほしいのですが、プライム特典を使えば、上で紹介した2つの端末を4,000円引きで買えます。一番安いモデルが5,000円程度のため、1冊千円の本を毎月読めば5ヶ月で、1冊600円の本を毎月読んだとしても、9ヶ月で端末代を回収できます。ここまでくるとお得というよりも、なんとしてもAmazonで出している端末を買わせたいという、Amazonの執念を感じますね……
メリット12 Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)が30日間無料

Amazonでは動画や音楽の配信サービスだけでなく、電子書籍の定額読み放題サービス「Kindle Unlimited」も提供しています。漫画本から小説、雑誌、実用書まで様々な書籍が月額980円で読み放題と、プライムビデオ同様に期待できそうですが、実はこのサービスはあまりおすすめではありません。
というのも、筆者が実際に30日間無料体験してみてわかったのですが、読み放題の対象作品数が限られており、ラインナップにあまり魅力を感じなかったからです。なんだかんだいって何本か読んだため、980円の価値はあったとは思いますが、毎月利用するかはまた別の話でした。また漫画本ならすぐに読み終わりますが、小説本などでは1冊読破するのにある程度の日数がかかり、あまりお得とはいえません。
ただそれがわかっただけに、Kindle Unlimitedを無料体験できたのは大きかったです。筆者個人としては、ラインナップに不満を感じましたが、そこはやはり人それぞれです。それに時が経てば、読み放題対象の書籍も種類が増えてくるはずです。30日間の無料体験は1度しか使えないため、プライム会員の方はここぞという時に使ってみてはどうでしょうか?
メリット13 本を朗読してくれる「Audible」(オーディブル)が3ヶ月間無料
これも意外と知られていないですが、プライム会員なら「Audible」(オーディブル)という本の朗読サービスが3ヶ月間無料体験できます。プライム会員でなくても一ヶ月間利用できますが、利用するには月額1,500円とかなり高いです。またプライム会員なら+で2ヶ月間無料のため、実質3,000円分お得ですね。
このAudibleというサービス、iPhoneやiPad、Androidやwindowsなどで聞けて、端末にダウンロードもでき、ジャンルも小説本から古典、ビジネス書まで幅広くあるのですが、Kindle Unlimitedと同様にラインナップが乏しいです。
そのためデメリットとしては、月額1,500円の価値があるのかという点が大きいです。読みたい本というのは人それぞれのため、Kindle Unlimitedと同様、Audibleも無料体験期間の内に、自分に適しているかを判断する必要があります。
メリット14 画像なら脅威の無料! オンラインストレージのプライム・フォト
プライムビデオやPrime Music、kindleから、動画や音楽、電子書籍をダウンロードしすぎると、スマホやタブレットなどの端末の容量を圧迫してしまいます。そんな時に少しでも容量を確保したい時におすすめなのが、プライム・フォトです。
プライム会員なら画像を容量無制限、動画などのそれ以外のファイルも5GBまでなら、オンライン上にファイルを保存できます。この手のオンラインストレージサービスの有名どころでは、Dropboxが2GBまで無料、iCloudが5GBまで無料のため、比較しても非常に優れています。
オンラインストレージならGoogleフォトの方が良い?
ただGoogleドライブなら15GBまで無料、Googleフォトなら画像&動画ファイルを圧縮すれば無料と、Googleさんのサービスには見劣りします。一応プライム・フォトなら画像限定ですが圧縮せずに保存できるため、完全にプライム・フォトが負けているとはいえません。
トータルで考えると、GoogleフォトやGoogleドライブが無料に対し、プライム・フォトはAmazonプライムの年会費用3,900円が発生するため、よほど画質にこだわる人でなければ、Googleの無料サービスでも問題はないかと思います。
メリット15 Amazon MasterCardのポイント還元が最大2倍に
Amazonでは、Amazon MasterCardというクレジットカードも出しています。年会費1,350円のクラシックカードを使いAmazon.co.jpで買い物をすると、1.5%分のAmazonポイントが手に入るのですが、プライム会員ならこれが2%になります。
プライム会員ならゴールドカードもお得に

クラシックカードでもポイントが増えてお得ですが、プライム会員ならゴールドカードも視野に入れた方が良いかもしれません。というのもゴールドカードの年会費は10,800円もかかりますが、ゴールドカードの特典として、Amazonプライムの特典が付いてきます。
つまりゴールドカードの年会費10,800円の中には、プライムの年会費3,900円も含まれているというわけです。またゴールドカードを利用してAmazon.co.jpを利用すると、Amazonポイントが2.5%還元と、還元率もゴールド仕様となっています。
メリット16 家族をAmazonプライム会員にできる
Amazonプライム会員なら、会員登録した本人以外にも、同居している家族2人までを家族会員として、Amazonプライムの会員特典を共有できます。といっても、全ての機能を家族と共有できるわけではなく配送関連の特典だけです。同居しているけど、アカウントは別々という方にはうれしいメリットですね。
家族会員が利用できるAmazonプライムの特典
・お急ぎ便が無料
・お届け日時指定便が無料
・特別取扱商品の取扱手数料が無料
・プライム会員限定先行タイムセール
・Amazonパントリー
・Amazonフレッシュ(プライム会員ご本人がAmazonフレッシュに登録することで自動的に利用できるようになります)
メリット17 学生が羨ましすぎる! Amazon Student(アマゾン・スチューデント)
ここまで色々な特典を紹介してきましたが、実はこの「Amazon Student」が一番すごいです。というよりもお得すぎて、他の特典がかすんでしまうほどです。
というのもAmazon Studentとは、Amazonが学生向けに用意したプライム会員プログラムで、一部機能が制限されている代わりに、年会費がお安くなっています。とこういう風に書くと、学割のようなものという印象を受けるかもしれませんが、実際の特典はすごすぎます……!
※Amazon Studentの対象は、日本国内にある大学、大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校の学生となります。
Amazon Student会員の特典一覧
- 年会費半額(1,900円)
- 6ヶ月無料
- プライム・ビデオが見放題(有料会員のみ)
- Prime Musicで音楽が聴き放題(有料会員のみ)
- プライム・フォトで画像を保存し放題
- Prime Now利用可
- Kindle本が毎月1冊無料
- Amazon Mastercardで+2%ポイント還元
- Amazonパントリーが利用可
- Amazonのタイムセールに30分早く参加可
- Amazon Student限定セールあり
- 定期的にキャンペーン実施中
最後の定期的キャンペーンですが、確認してみたところ、
- 「プライムビデオ」視聴で 2,000円クーポンプレゼント
- 『教科書・参考書』15%ポイント還元のクーポンプレゼント
- 対象商品の定期おトク便をご利用で、日用品・サプリ15%OFF
- 文房具・ノートが20%OFF
など、かなり充実していました。
※2017年4月確認。
kindle専用の電子書籍リーダーや、fireタブレットが4,000円安くなる特典などはさすがにありませんが、それでも1900円なら豪華すぎるラインナップです。年間1,900円ということは、月額計算なら158円ほどのため、よほどお金に困っている学生でなければ、加入するしかないといっても過言ではありません。
メリット18 無料体験期間中に解約し忘れても安心
Amazonプライムには、30日間の無料体験期間が用意されています。そのためここまで紹介した各種サービスが、本当に自分にとって適しているかを見定める期間というわけです。
※プライムビデオで見たい動画だけ見て解約というのもおすすめです!
しかしそうなると、Amazonプライムを解約するつもりで無料体験に申し込んだにもかかわらず、無料体験期間中に解約し忘れたらどうなるのか気になりますよね?
Amazonプライムでは無料体験の際にクレジットカードの情報を入力するため、30日の無料体験が過ぎたら、自動的に有料期間に突入します。
この手のサービスの多くは、無料体験を過ぎたら自動的に課金が発生するものですが、Amazonプライムに関しては必ずしもそうではありません。
有料会員登録をキャンセル→返金の条件は?
Amazon プライム会員登録のキャンセル方法:
1. Amazonプライム会員情報を変更するにアクセスします。
2. 会員資格を終了するをクリックします。
3. すぐに終了する、もしくは20xx/xx/xxに終了するをクリックします。有料会員登録後、お客様および家族会員がAmazonプライムの特典を利用されていない場合は、キャンセル時に年会費を全額返金いたします。
Amazonのヘルプページによると、契約者とその家族がプライムの会員特典を有料期間中に使用していなければ、発生した年会費を全額返金してもらえるそうです。これなら無料体験期間中に解約し忘れても安心ですね!
しかし逆に捉えると、有料期間中にサービスを一度でも使った場合は、全額返金は難しいということです。うっかりプライムの会員特典を使ってしまうケースも考えられるため、やはりキャンセルのし忘れには注意した方が良いでしょう。
Amazonプライム以外のキャンセルも忘れずに!
Amazonプライムの解約はこれでばっちり! ですが、注意したいのはそれ以外にも解約していないと、有料になってしまうサービスがあるということです。
思い出してほしいのですが、Kindle UnlimitedとAudibleは、Amazonプライムとは別のサービスです! Amazonプライムの会員特典で無料体験ができるだけで、この2つのサービスはプライムとは別に費用が発生してしまいます!
そのためこの2つのサービスの無料体験を申し込んだ方は、別途この2つのサービスの解約手続きをする必要があります。ちなみに各サービスについて問い合わせたところ、AudibleはAmazonプライム同様、無料体験中に解約し忘れても、有料会員中にサービスを利用していなければ、返金は受け付けてもらえるとのことです。
ただ、Kindle Unlimitedは有料期間にサービスを利用していなくても、返金は受け付けてもらえないとのことでした。ここら辺はちょっと紛らわしいので、Amazonプライムに限らず、この手の無料体験は解約のタイミングを逃さないようにした方が良いですね。
Amazonプライムに入るメリットは多すぎる!

10数個のメリットを挙げましたが、想像以上にAmazonプライムのメリットが強力でした。
- 通常の送料無料・お急ぎ便などの利用無料
- Prime Now等の配送面での各種サービスが受けられる
- 動画や音楽が楽しめる
- kindle専用端末やfireタブレットが4,000円オフ
- Amazonが運用するサービスの無料期間拡大
- プライム会員限定セール
- クレジットカードのポイント還元率アップ
と非常に充実しています。記事内で何度も比較したように、1つ1つのサービスは他のサイトのものが優れている、もしくは代用がきくということはあるのですが、注目すべきはこれらのサービスを年会費3,900円でまとめて受けることができるという点です。
これだけ大量の特典を用意されると、もう3,900円くらい払ってもいいかという気分になって、ズルズルと有料会員で居続けてしまいそうです……。
ただ1点注意したいのは、Amazonプライムが値上げされないかという点です。
そもそもAmazonプライムは日本が安すぎる
年会費3,900円と聞くと、高いと感じましたが、ここまでメリットがあるのなら、逆に安いと思えてきましたね。
実際Amazonプライムの年会費は、日本が安すぎます。
なぜならアメリカのAmazonプライムは、サービス内容は日本とそれほど変わらないにもかかわらず、年会費が$99(※10,879円)と日本の2.5倍以上あります。
※1ドル110円とした場合
そのためか、今後日本も値上がりするだろうと、いたるところで叫ばれています。
Amazonプライムの恐るべきデメリットは値上がりした後にやってくる

Amazonプライムは色々なサービスがセットになっていて安いのが最大のメリットです。しかしいつか値上がりされるといわれています。今の値段なら契約してもメリットだらけですが、値上がりしたらまた別の話になります。Amazonプライムは色々な特典がセットになっていて大変お得ですが、あまりにも依存しすぎると、値上がりした後が大変です。
いざ年会費が2倍、3倍にとなった際に、妥協してプライム会員を継続するのか、それともすっぱり解約するか、あなたならどちらを選びますか?
プライムの年会費3,900円を抑えるために
Amazonプライムの費用は月額計算では325円と格安ですが、それでも月々の出費は増えてしまいます。そこで少しでも発生した出費を抑えるために、簡単にできる節約術を試してみることをおすすめします。
例えば電力会社の変更などは、意外と簡単にでき、手間もかからないので、要推奨です。日々の電気代がどの程度安くなるのか、まずはチェックしてみましょう。