公開日丨2017/02/20最終更新日丨2017/02/20
2017年1月末の電力自由化による切替件数『282万件(前月比24.5万件増)』
電力自由化による2017年1月末時点の切り替え件数が「282万件」となったと電力広域的運営推進機関より発表があった。これは前月比24.5万件増となり、電力自由化への切り替えは一定数で増加を続けていると言えます。
各社の切り替え件数は以下の通りとなり、東京電力の切り替え数が最も多く10万件以上増の155.1万件となった。続いて関西電力が56.87万件、中部電力が23.28万件となる。他地域では、九州電力が17.09万件、北海道電力が13.9万件、東北電力9.73万件、四国電力が2.4万件、中国電力が1.96万件、北陸電力が1.68万件となる。また沖縄電力ではいまだスイッチングはない状態となっています。
また切替率でみると北海道電力が意外にも高くなっている。そのような切替率の高いエリアでは、今後もさらに大手電力会社と新電力の競争が高まるものと推測されます。
切替数 | 切替率 | 増加数 (前月比) |
|
---|---|---|---|
北海道電力 | 139.0千件 | 5.04% | 9.8千件 |
東北電力 | 97.3千件 | 1.78% | 12.6千件 |
東京電力パワーグリッド | 1,551.0千件 | 6.75% | 107.2千件 |
中部電力 | 232.8千件 | 3.06% | 30.0千件 |
北陸電力 | 16.8千件 | 1.36% | 4.5千件 |
関西電力 | 568.7千件 | 5.65% | 50.8千件 |
中国電力 | 19.6千件 | 0.56% | 3.0千件 |
四国電力 | 24.0千件 | 1.24% | 3.0千件 |
九州電力 | 170.9千件 | 2.75% | 24.7千件 |
沖縄電力 | 0千件 | 0% | 0千件 |
※表の数値は「資源エネルギー庁、電力調査統計(平成27年度)」及び「電力広域的運営推進機構」掲載情報を基に作成
2017年4月にスタートするガス自由化に向け、ガス・電気のセット割や新プランの提供の動きもあり、4月へ向け電力自由化による切り替え件数も増加する可能性があります。今後の各電力会社の動向にも注目となります。