ソフトバンクでんき新プラン「自然でんき」登場! FITでんきプランとの違い
ソフトバンクでんきが電気料金プランを一新する大幅リニューアル! 新たなプラン登場と既存プランの終了といった大きな変化が訪れています。2017年始めのソフトバンクでんき新プランは「おうちでんき」と「自然でんき」の2つ。今回はFITでんきプランの終了と共に始まる「自然でんき」がどういう電気料金プランなのか、解説していきます。共通点の多かったLooopでんきについても比較してみました!
基本料金0円! 全エリア共通「自然でんき」の特徴
ソフトバンクでんきに登場した新しい電気料金プラン「自然でんき」。一般的な電気料金プランとは大きく異なる特徴がこちらです!
- 基本料金0円! 電気を使った分だけお支払い
- 電気の単価は一律! シンプルで分かりやすい
- 再生可能エネルギー(FIT電気)の比率が高い!
- 負担0円で環境保全活動に貢献できる!
最も特徴的なのは基本料金が0円という点ですね! また従来の従量電灯は電気を使うほど単価が増えていく3段階料金制度が主流でしたが、「自然でんき」は単価が一定です。電気を多く使い、単価が高額になっていた家庭がメリットを得られる可能性が高いと言えるでしょう!
電気使用量が少なくて節約金額が少額でも負担0で環境保全に貢献できるのも一つの大きなメリットです。金額以外のメリットも明確な「自然プラン」、要チェックです!
契約期間・解約金・セット割
「自然でんき」の契約期間は1年の自動更新です。
SoftBankの通信サービスとのセット割はソフトバンクでんきプランの一つ、「おうちでんき」限定です。内容はこちらの記事で解説しています。
北海道電力エリア向け「自然でんき」料金表
自然でんき 提供エリア |
基本料金 1契約につき |
従量単価 1kWhにつき |
---|---|---|
北海道電力エリア | 0円 | 31円 |
東京電力エリア向け「自然でんき」料金表
自然でんき 提供エリア |
基本料金 1契約につき |
従量単価 1kWhにつき |
---|---|---|
東京電力エリア | 0円 | 27円 |
関西電力エリア向け「自然でんき」料金表
自然でんき 提供エリア |
基本料金 1契約につき |
従量単価 1kWhにつき |
---|---|---|
関西電力エリア | 0円 | 28円 |
電源構成
「自然でんき」で供給される電気の発電方法を見ていきましょう。こちらの図が、「自然でんき」提供開始から同年度末までの電源構成(計画値)です。

FIT電気が70%を占めていますが、これは新電力の中でも比率がかなり高いです。一般的な電力会社と違い、火力などの発電方法を主力としない
日本卸電力取引所は電気の卸売市場のような存在で、ここで売買される電気には火力、原子力、再生可能エネルギーなども含まれます。その他とは、電気を供給する各地で一般電気事業者から継続的に卸売を受ける常時バックアップ、インバランス供給などが含まれます。要は発電方法が指定できない電気ですね。
FIT電気とは太陽光発電や水力発電といった再生可能エネルギーから生まれた電気ですが、単純に再生可能エネルギーとは言えない特性を持ちますのでこちらの記事で詳しく解説しています。
水・カギ・窓トラブル出張対応が2年間無料!
ソフトバンクでんき加入者が得られる特典の一つ「おうちレスキュー」は、水回り・カギの紛失・窓ガラスなど、生活の中で不意に起こっては出費を迫るトラブルに備えることができます。利用料金は2年間無料!
30分以内の一次対応に関しても出張料・作業量がかかりません。ソフトバンクでんきで家計の負担を軽くしながら、いざという時の備えまで可能という心強さが魅力です。
「FITでんきプラン(再生可能エネルギー)」との違い

「自然でんき」の受付が2017年2月1日から始まりますが、その前日の1月31日に新規加入受付を終了する「FITでんきプラン(再生可能エネルギー)」が存在します。これら2つの電気料金プランは節約と環境志向という共通点がありましたが、今から比べるならどちらのメリットが大きいでしょうか?
「FITでんきプラン(再生可能エネルギー)」と「自然でんき」の違いを確認していきます。
料金プランの違い
「FITでんきプラン(再生可能エネルギー)」は電気使用量に応じて従量単価(電力量料金)が変わる3段階料金制度を採用してきましたが、「自然でんき」の単価は一律です。どちらの電気がお得かを計算するのが面倒な時は、タイナビスイッチのシミュレーションをお使いください。
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電源構成の違い
「自然でんき」プランは「FITでんきプラン」と同じく、再生可能エネルギー(FIT電気)が中心の電気を販売するプランです。特に注目するべきは年間を通じてFIT電気の比率を50%以上で維持するという目標を掲げていること!
以前の「FITでんきプラン(再生可能エネルギー)」はFIT電気の比率が約60%だったので「自然でんき」のFIT比率は控えめに見えますね。しかし2017年のSBパワーで計画しているFIT比率は70%とのことで、家庭向け新電力でトップクラスのFIT比率をもつプランに違いありません。
FIT比率70%という計画が何らかの理由で維持できなくても、50%以上は維持するというFIT電気の安定性を打ち出した電気料金プランとも言えます。
「FITでんきプラン(再生可能エネルギー)」の電源構成に含まれていたリサイクル発電(5%)がなくなっていますが、「自然でんき」のFIT電気比率を10%以上も上げてきたことからも再生可能エネルギーの活用に注力する姿勢が失われていないことが分かります。
負担なしで環境保全へ貢献できる
CO2など温室効果ガスの排出量を削減したり、自然のチカラなどを利用してCO2の吸収量を増加させる団体を支援するJ-クレジット制度というものがあります。
「自然でんき」は1契約あたり毎月50円分の支援を行いますが、ユーザーが負担するものは何もありません。忙しくて時間がない、寄付できるほどの余裕がない方でも森林支援プログラムに参加できる貴重な機会でもあります。
基本料金0円のLooopでんきと比べてみると…?

再生可能エネルギーの活用と基本料金0円で人気の新電力といえばLooopでんきです! ソフトバンクでんきの「自然でんき」に共通する部分が多いので、Looopでんきの「おうちプラン」と料金面で比較してみました。
Looopでんきの料金プラン・サービスについて詳しく見る
Looopでんきの企業について詳しく見る
北海道電力エリアの場合
Looopでんき「おうちプラン」の従量単価は29円なので、「自然でんき」は価格面で不利です。
東京電力エリアの場合
Looopでんき「おうちプラン」の従量単価は26円ですから、通常の「自然でんき」は価格面で不利です。ただし、割引キャンペーンを適用すれば「自然でんき」の方が0.1円お得です。
関西電力エリアの場合
「おうちプラン」は従量料金が25円(2017年8月以降は22円)なので、「自然でんき」よりも「おうちプラン」の方がお得と言えるでしょう。
Looopでんきとソフトバンクでんきを比較するなら、「自然でんき」で実現できる負担0円の環境保全への貢献が大きな焦点となりそうですね。
さらに色々な電気料金プランと比較するなら、総合節約金額のシミュレーション結果で比較できる診断サービスをご利用ください。⇒タイナビスイッチで簡単診断はこちら
環境保全と節約を両立! 電気を賢く簡単に選ぶ方法
今回ご紹介した「自然でんき」は基本料金0円・一律単価と、一般的な電気料金プランと体系が大きく異なります。単純に比較できるプランが少なくて困っちゃいますね。
環境保全と節約を両立するプランを提供している新電力は他にもたくさん存在します。これらを簡単に比較するなら、タイナビスイッチの絞り込み検索機能を使いましょう! 診断結果からこだわり条件でプランを絞り込んで比較できますよ!