新しい電力会社『新電力』の気になる会社をピックアップ!②

新電力その4:ローソン
引用元:lawson.co.jp コンビニが電力自由化に参入!この意外さにみなさん驚かれたのではないでしょうか。いろいろな業界から参入してきていますが、コンビニとは想像もしませんでしたね。
株式会社ローソンは、三菱商事株式会社をパートナーに新電力に参入しました。協働事業会社「MCリテールエナジー株式会社」を設立して、関東圏限定にて2016年2月から予約受付を、そして4月から電力供給を開始しています。
パートナーとなった三菱商事は、総合商社として、以前から国内外において発電から小売までの電力事業の豊富な実績を持っていて、それを全国に店舗を持つローソンと組むことによってアピールしていこうということでしょう。
ローソンのコンビニは、全国に12,000店舗以上ありますが、電力の販売は関東圏のみでスタートしています。今後全国展開していく際は消費者との接点も近いため、他の新電力に比べて早く広がっていきそうですね。
「まちエネ」のメリット
「まちエネ」の最大のメリットは、電話代に応じてPontaポイントが貯まって、ローソンでの買い物に利用できます。
また、ローソンで使えるお得なクーポン券が毎月メールでもらえたり、期間限定企画ですがローソンチケットでの映画観賞券の値引きなど色々な特典があります。期間限定企画は、今後かなり期待できそうですね。
新電力会社ローソンの「まちエネ」は、普段からコンビニエンスストアとしてのローソンを頻繁に利用している人、そしてPontaポイントを貯めてローソンでよく使っている人、ローソンのクーポンや、その他の特典を活用している人にオススメですね。
⇒ローソンで購入できる電気「まちエネ」の電気料金プランをご紹介
新電力その5:丸紅
引用元:marubeni.co.jp ご存知のように丸紅株式会社は、各種物品の売買及び貿易業を営む総合商社です。
丸紅の電力自由化に参入の際のキャッチフレーズは、「“新”電力ではありません」です。どういう意味でしょうか?
丸紅は、すでに海外でも国内でも電力事業における豊富な実績があるのです。発電容量は総合商社でNo.1の発電容量を誇り、50年以上世界22カ国における電力事業実績と国内では2000年よりスーパーや企業、官公庁施設など4,500拠点超もの供給実績があります(2015年12月現在)。
2015年11月に子会社である丸紅新電力(株)を設立し、電力事業を移管しています。本当に全然、新電力じゃないですよね。
丸紅は、積極的に再生可能エネルギーに取り組んでいます。水力発電、風力発電、太陽光発電、木質バイオマス発電などの国内実績があり、丸紅が保有する発電施設の70%が再生可能エネルギーの設備(2015年7月現在)となっています。
スタジオジブリとの連携
「プランS」というお得な電気料金を求める人向けの価格重視のプランもありますが、丸紅新電力の最大の特徴はスタジオジブリと連携した「プランG」です。
プランGは、料金がプランSよりも若干高く、基本料金プラス108円となっていますが、その追加料金分で狭山丘陵の自然保護運動を行い、日本の原風景を未来に残していく活動の支援を行うことになっています。
狭山丘陵は、東京都と埼玉県にまたがる位置にあり、映画「となりのトトロ」で参考にされた場所と言われています。ここでの自然と里山の景観を保護するため交易財団法人トトロのふるさと基金が行っている活動を「トトロの森のナショナルトラスト活動」と題して、丸紅新電力はその活動を支援しています。
また、丸紅新電力は、三鷹の森ジブリ美術館に電力を供給しています。三鷹の森ジブリ美術館とは、ご存知のとおり宮﨑駿監督がデザインして作られたアニメーション美術館で、東京都三鷹市にある人気のスポットです。
実績のある大手商社が新電力参入、と聞くと過去の実績をバックに取引先などを中心にアピールしていくのかと思っていましたが、丸紅とジブリとはとても想像がつかない組み合わせとして、他の新電力とは違った面白い新電力プランですね。
新電力その6:リコージャパン
引用元:ricoh.co.jp リコージャパン株式会社は、事務機器や光学機器などの製造を行っているリコー株式会社の子会社です。
主に複写機、ファクシミリ、レーザープリンターなどの販売を行っている会社です。コピーやファックスの会社が新電力なんてあまり馴染みがありませんよね。
オフィス向けの提案が中心
新電力に参入したリコージャパンのターゲットは個人家庭ではなく企業になるようです。今回の参入は、スマート社会実現に向けたサービス事業強化の一環として行うとしています。
コピーやプリンティングのインフラから、情報などのセキュリティとインフラまでのオフィス・ソリューションを実践してきたこの会社は、電力販売サービスによってエネルギー・インフラまでをワンストップで提供することを目的としています。
新電力の提案には、いままで培ってきた全国に広がる販売やサービス網が活用されます。大規模の工場や事業所だけではなく、中小規模の事業所や店舗もターゲットになっているようです。
例えば、新電力への切り替えとLED照明や通信・通話サービス、空調設備、エネルギーマネジメントシステム(EMS)、太陽光発電などの省エネ機器をセットにして相乗効果による節電を提案し、さらにはCO2敗質量の削減も推進しようとしています。
確かに事務機メーカー系販売会社って、いかなる企業とも日常的な接点がありますよね。営業や保守の拠点も各地域にあるから電力の提案もしやすそうです。
リコーグループの環境経営といえば、CSRやサステナビリティの分野で日本トップクラス、世界でも高く評価をされている企業です。そのような会社からの提案ですから説得力がありますし、導入を検討する会社も増えそうですね。
新電力その7:ワタミ
ワタミ株式会社は、居酒屋「和民」など外食産業を事業展開している企業です。
ワタミは、100%子会社のワタミエコロジー株式会社にて新電力事業に参入しました。ワタミエコロジーは、環境事業を手掛ける会社として全国の店舗の廃棄物管理をしています。
2012年4月から再生可能エネルギー事業に進出、2014年より社団法人 日本卸電力取引所から電力を調達して、ワタミグループの居酒屋や食品加工工場などの施設に電力を供給しています。
家庭向けの小売りへの参入は、電力会社の送配電部門と発電部門を切り離す「発送電分離」が実施される2018年以降を目処に実施する計画となっています。
その際には、自社の3基の風車(秋田県)とメガソーラー(北海道)から発電される再生可能エネルギーを使用していく予定にしています。今後の展開を期待しましょう。
新電力ピックアップまとめ
いかがだったでしょうか。電鉄会社から住宅会社、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、外食チェーン、総合商社にファックスとコピー販売会社と本当に多種多様ですね。どこの電力会社がお得かは、それぞれの家庭の電気使用状況や量によっても変わってきます。
ここまでいろいろなサービスがあれば、電気量だけではなく、それぞれの生活スタイルからも検討する必要がありそうですね。
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このように、お得な新電力のプランも色々ありますから、どのプランがいいのか迷ってしまいますね。電力会社切り替えは1分で出来る簡単なものですし、もし今より電気代が安くなるプランがあるなら切り替えておいた方が絶対お得ですよね。
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