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電力自由化

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段階制料金とは?第3段階料金を避ける方法とは?

段階制料金

段階制料金とは?

電気代には、「段階制料金」が採用されています。
段階制料金とは、「電気代が1段階、2段階、3段階と、その名の通り段階的に料金単価が上がっていく仕組み」です。
その為、「電気を使えば使うほど料金単価は高くなってしまう」という恐ろしいものなんです。

電気使用量の明細を見ていただければ分かるかと思いますが、もし段階制料金なのであれば、料金内訳の電気量料金の下に「1段料金、2段料金、3段料金」と記載されているはずです。
逆に記載がない家庭の場合は、段階制料金ではなく「固定制で契約している」ということになります。

このように、電気料金は「段階制料金と固定制の2種類」が用意されているのです。
「電気をたくさん使えば高くなるのは当然でしょう。」と思うかもしれません。
確かにそうなんですが、この「段階制料金」では「それぞれの段階ごとで料金単価が異なり、しかも単価が高くなっていく仕組み」なんです。

つまり、変わるのは電気代の総額ではなく単価そのものなんです。
ですから電気の使用量が指定の量を超えてしまうと、超えたぶん以降の電気料金の単価は高く計算されてしまうので、「たくさん使うほど不利」になってしまうということなんです。

東京電力の段階制料金

例えば、東京電力の「従量電灯B」の場合ですと「120kWhまでが第1段階料金、121kWh~300kWhまでが第2段階料金、これ以降は第3段階料金」となります。
そして料金単価はそれぞれ、「1kWhあたり19円43銭」「25円91銭」「29円93銭」と「第1段階と第3段階で10円もの料金差」が出てしまいます。

これだけでも、「いかに節電することがお財布に優しいか」が分かりますね。
これを「電気使用量435kWhの家庭」の場合で、計算してみると。
【第1段階料金】
120kWh×19.43円=2331.6円
【第2段階料金】
180kWh×25.91円=4663.8円
【第3段階料金】
135kWh×29.93円=4040円
【合計】
2331.6円+4663.8円+4040円=11035.4円

このように、「東京電力の従量電灯B」で電気使用量435kWhですと、電力量料金は「11035.4円」となります。

段階料金の内訳はどんな感じ?

ちなみに段階料金の内訳としての「第1段階料金」は、「国が保障すべき最低生活水準の考え方を導入している」ため、料金単価は比較的低めに設定されています。
「第2段階料金」は、「一般家庭の1ヶ月の使用量」をふまえた料金単価、いわば平均的な料金単価ですね。
そして「第3段階料金」は、やや割高な料金というか、かなり高いですよね。

電気の無駄遣いを少しでも減らすために、高く設定しているんでしょう。
繰り返しになりますが、第3段階にもなると第1段階よりも10円近くも高くなりますから、できるだけ第3段階料金には足を踏み入れないようにしなければいけません。
そのためにも、「契約アンペアや家電の使い方を見直す」といった節電をすることが必要となってきます。

第3段階料金を避けるためにもコツコツ節電!

節電は、無理のない範囲から始める事が大切です。
いきなり無茶して「節電だから」といってあれもこれもとやってしまうと、途中で挫折してしまいます。
まずは、簡単なことからで良いので始めてみてくださいね。

例えば、「待機電力のカット」は誰でも簡単に出来て、それでいて効果的な節電方法です。

電化製品はコンセントがささっているだけでも電力を使っていますので、使っていない電化製品はこまめに電源を切ることが大切です。
スイッチを切るだけで電源が切れる「電源タップ」なるものがありますので、ためしてみると良いですね。

電気は使う時だけ付ける、「エアコンの設定温度を見直す」なども節電する上で大切です。
特に冬場のエアコンは、電気代が高く付きますから工夫が必要となります。
消費電力の高い家電を出来るだけ使用しないようにするのも節電効果が高くなります。
どの電化製品にもアンペア数は記載されていますので、よく使う電化製品だけでも一度確認してみると良いでしょう。
⇒エアコンの暖房の電気代はいくらになる?

アンペア数の高い電化製品の代表的なものとしては「電気ストーブ、エアコン、こたつ、電子レンジ、ドライヤー、洗濯機、食器洗い乾燥機」などです。
段階制料金は使えば使うほど料金単価が高くなりますから、「ひと月に電気を沢山使用する家庭」の場合は、段階制よりも固定制のほうがお得になる可能性が高いです。

「段階制料金」のメリットはなに?

“段階制料金のメリット”

電気をたくさん使うほどに料金単価は高くなる段階制料金にも、もちろんメリットがあります。
メリットがあるからこそ、一般家庭で広く使われているわけです。
では段階制料金には、どんなメリットがあるのか見ていきましょう。

段階制料金を採用しているプランは、何も1つだけではありません。
例えば東京電力の料金プランで言えば、「従量電灯プラン」の他に、時間帯別の料金プランの「朝得プランと夜得プラン」があります。

うまく電気プランを使い分けよう!

「朝得プラン」はその名の通り、朝に使う電気代を安く済ませることが出来るプランです。
各電力会社でも似たようなプランはありますが、料金単価が安くなる時間帯は違いますのでよく確認してくださいね。

東京電力の朝得プランなら、指定した時間帯の料金単価は「12円19銭」と、日中の半分で電気を使えます。
朝得プランは、朝早くに起きて家事をすませたりなどアクティブに活動する方向けのプランです。
⇒東京電力の電気料金プランを従来のと新プランで徹底比較

逆に「夜得プラン」は、夜に電気をよく使う方向けの料金プランです。
日中は、仕事や習い事で家を空けているから電気は殆ど使わず、帰ってきてからドラマを見たりネットを楽しむ、いわば夜型生活の方向けのプラン。
段階制料金ならその人のライフスタイルに合ったプランを組むことが出来て、電気代を安く済ませることが出来ます。

「使えば使うほど料金単価は高くなる」と聞くと、やはりマイナスなイメージが強く感じられます。
ですが、逆にしっかりと節電していれば電気代を抑えることが出来ます。

「段階制料金」のデメリットはあるの?

“段階制料金のデメリット”

では、逆に段階制料金のデメリットはどんな所にあるのかと言いますと、これは何度も言っているように「電気を使えば使うほど料金単価が高くなる点」です。
固定制なら仮に電気を使いすぎても予め決められた料金を払えば良いので、何の問題もありません。

しかし段階制料金ですと、使った分だけ料金に反映されますので、その分電気代は高く付きます。
「東京電力の従量電灯Bプラン」の場合、第1段階料金は120kWhまでとなります。
1ヶ月に120kWh以下に抑えるのって、実はけっこう大変なんです。
⇒東京電力の新プラン4つと既存プランを徹底比較!!

一人暮らしの方なら難しくないかもしれませんが、一般家庭ですとキツイ数値です。
最近はオール電化の家庭が多いですが、それですとこの第1段階で電気使用量を抑えるのはかなり難しいでしょう。

一般的に「物やサービスを購入するとき」は、「量や回数が多くなるほど安くなるもの」なんですが、電気の場合は全くの逆の仕組みです。
限りある資源だから電気の無駄を抑えるためにも仕方ないのかもしれません。

まとめ

段階制料金は第1段階の料金単価であれば、比較的安く済ませることが出来ます。
しかし、その為には1ヶ月の電気使用量を120kWh前後で抑えなければいけません。
一人暮らしなら良いですが、家族人数が多いとなるとそれも中々難しいものです。
節約々の連続で、家族がピリピリしていては元も子もありません。

このような場合は段階制ではなく、固定制料金が設定されているプランを選ぶほうが良いかもしれません。
固定制なら、電気をいくら使っても料金単価は一定ですから、家族人数を気にする必要がありません。

家族人数が家庭や電気をたくさん使う家庭は、固定制料金のほうが向いています。
いずれにしても、まずは自分の家庭ではどのような電気の使い方をしているのか見なおしてみることが大切です。
それ把握した上で、段階制が良いのか固定性が良いのかを比較検討してみてはどうでしょうか。

あなたに最適な電気料金プランを選んで電気代を節約しましょう

家族の人数や使用状況に合わせ、段階制料金か固定制料金を選ぶようにしましょう。適した料金プランを選ぶことで電気代の節約につながります。

また、電力自由化がスタートした今、電力会社の切り替えでも月数千円も電気代を節約できるかもしれません。

今はご自宅の電気プランを見直す良い機会だと思います。タイナビスイッチなら今の料金プランは適正か無料で診断することができます。あなたの電気料金プランも一度調べてみましょう。

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