節電に役立つ!ワットチェッカーで測定できる8つの項目

ワットチェッカーは、家電製品などの消費電力や電力量などを測定することができる製品です。家電製品のコンセントをワットチェッカーに差し込んだ後コンセントに繋げることで、簡単にチェックすることができます。
ここでは、ワットチェッカーで測定できる項目の詳しい内容やオススメ製品についてご紹介します。
ワットチェッカーで測定できるのは消費電力だけではない!
ワットチェッカーは、一般的に消費電力を含めた8つの項目を測定することができます。ただし、ワットチェッカーのメーカーや機種によって測定できる項目が違いますのでご注意ください。
電圧
ワットチェッカーを使用することで電圧を測定することが出来ます。ワットチェッカーでは「Volt(ボルト)」で表示されます。ボルトとは、電気を押し出す力のことです。
一般家庭のコンセントの場合、100ボルトであることが多いです。ただし、タコ足配線をしている場合は100ボルト以下で表示される可能性もあります。
電流
電流を測定することが出来ます。ワットチェッカーでは「Amp(アンペア)」で表示されます。アンペアとは電気の流れる量のことで、一般的なご家庭では10アンペアになることが多いです。
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周波数
周波数を測定できます。ワットチェッカーでは「Hz(ヘルツ)」で表示されます。交流電流では、電気の大きさが周期的に大きくなったり小さくなったりします。周波数は、こうした電気の大きさの波の数を表しています。
東日本で測定した場合「50Hz」となり、西日本で測定しますと「60Hz」となります。周波数は固定値なので、測定エリアを変えない限り変動することはありません。
積算時間
測定を始めてからの経過時間も測定出来ます。「00:00~99:59(時間:分)」もしくは、「0100~9999(時間)」と表示されます。
もしも「9999」を超えた場合には、それ以上数値が変わらなくなりますので、リセットをする必要があります。
消費電力
実際の「消費電力」が測定出来ます。ワットチェッカーでは、「Watt(ワット)」で表示されます。「アンペア」と「ボルト」を掛けた数値がワットであり、どれくらいの電力を消費しているのかを示す数値です。
この消費電力の数値が、電気料金がどのくらいになるかの目安となります。
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皮相電力
皮相電力とはあくまでも見かけ上の電力のことで、実際に家電製品が使用できる電力ではありません。
皮相電力の測定値は、電圧測定値(ボルト)×電流測定値(アンペア)で算出されます。ワットチェッカーでは「VA(ボルトアンペア)」で表示されます。
発電機や変圧器の能力を表示する際に使われる単位でもあります。
力率
力率は、交流電力の効率を表す数値です。有効電力÷皮相電力にて算出され、ワットチェッカーでは「PF(Power Factor)」にて表示されます。単位はパーセントです。
積算電力量
積算電力量は「電力量」と呼ばれることが多いです。電圧測定値(ボルト)×電流測定値(アンペア)×積算時間(h)により算出されます。ワットチェッカーでは、「kWh(キロワットアワー)」と表示されます。
使用時間(Hour)中にどのくらいの電力(kW)を消費したのか?ということを表しています。仮に「9999kWh」を超えた場合には、それ以上の数値が表示できなくなるため、リセットが必要です。
待機電力の測定はできない
待機電力とは、家電製品を使用していなくてもコンセントに挿しているだけで消費される電力のことです。
特にエアコンやゲーム機、パソコンやガス給湯器、電子レンジなどで高い数値が出る傾向があります。使わない時にはコンセントを抜くとこで、電気料金の節約効果があると言われています。
ワットチェッカーでは、待機電力の測定は「できない」もしくは「難しい」とされています。待機電流が0.02アンペアなど少ない数値の場合、電流の測定誤差が大きくなるため正しい計測ができないためです。
ワットチェッカーで電力を測定できる仕組みは?
ワットチェッカーで家電の電力を測定できる仕組みはどのようになっているのでしょうか。
ワットチェッカーのプラグをコンセントに挿しますと、ワットチェッカー本体の電源がオンになり、動作が開始されます。
続いて、ワットチェッカーのコンセント差込口の方に、測定する家電製品(パソコンやテレビなど)のプラグを差し込みます。
コンセント差込口の方から電圧が測定されます。電流はワットチェッカーの内部にある「抵抗器」という電磁部品にて検出、測定されます。
検出された電圧の数値は、その都度専用ICのA/D変換器を通じてデジタルの数値に変換されます。その結果が、1秒ごとに測定値として表示されます。
おすすめのワットチェッカーベスト5
ここからは、ワットチェッカーのオススメ製品を5つご紹介します。
1.USB電源チェッカー400-TST004
USB電源チェッカーはmicroUSBに対応しています。スマートフォンやタブレットの充電に使うバッテリーなどの電流や電圧を確認できます。
また、USBが上手く動作しないときにUSB機器とパソコンのどちらに問題があるのか調べたり、モバイルバッテリーやスマホなどの充電量を確認することも可能です。
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価格は1380円です。測定電圧は3ボルトから7ボルト、測定電流は0アンペアから3アンペアです。
2.ワットメーター付き電源タップ検電器700-TP1052DW
こちらのワットメーター付き電源タップ検電器は、ワットメーターと電源タップが一体となっている製品です。差込口が5個も付いています。5つ同時につながれた家電の消費電力が瞬時に分かるようになっており、電気の使い過ぎ防止や節電に役立ちます。
3つの差込口にあるランプ付きの個別スイッチを使うことで、コンセントを接続しているだけで発生してしまう待機電力の節約に効果を発揮します。残りの2つの差込口には、形状にもよりますがACアダプターを並べて差し込むことも可能です。
トータルの消費電力が1500ワットを超えた場合、ブザー音で知らせてくれたり、事故防止のための内臓ブレーカーが作動することで電源をオフにしてくれます。価格は2480円です。
3.ワットモニター700-TAP017
シンプルなタイプのワットチェッカーです。コンセントにつなぐことで、消費電力や電気料金、積算電力量や積算料金、使用時間や二酸化炭素の排出量が簡単に計測できます。
消費電力や電気料金が確認できるため、節電の目安となります。また、二酸化炭素の排出量を知ることで温暖化防止対策にもなります。価格は2480円です。
4.microUSBチェッカー400-TST007
microUSBに対応しています。スマートフォンやタブレット充電の際に電圧(最大5ボルト)と電流(最大4アンペア)を表示することでき、急速充電に対応しているかどうかを確認することができます。
他にも、充電に必要な最大出力やケーブルの断線を確認することもできます。価格は980円です。
5.ワットモニター(USB対応)TAP-TST10
ワットモニターはUSBに対応しています。パソコンとコンセントにつなぐだけで、消費電力や電気料金、積算電力量や積算料金、そして二酸化炭素の排出量が計測できます。
USB接続ができるため、パソコンの画面でも消費電力などの数値が確認できます。また、パソコンにデータを保存することもできます。価格は7330円です。
このように、ワットチェッカーはコンセントだけでなくmicroUSBやUSBに対応している製品もあり、スマホやパソコンの充電に使われる消費電力なども確認できます。
今は、毎日スマホなどを充電する方も多いでしょう。毎日消費する電力だからこそ、積み重なると意外と高い電気代になることもあります。
ワットチェッカーを上手に利用して、少しでも節電に役立ててみてはいかがでしょうか。
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