和歌山電力のお家電灯Aプランは電気代が5000円以上の方向け

2016年4月1日に開始した電力の小売り完全自由化。
これを受けて、全国で実に100社以上の電力会社が続々と新プランを用意して名乗りをあげています。
その中の一つ「和歌山電力株式会社」が今回提案するのは、200kWhを超えた分の電気使用量を一律20パーセント割り引く「お家電灯Aプラン」。
現在、毎月の電気の使用量が5000円を超えるご家庭であれば、ほぼ確実に割引の恩恵を受けられるとのことです。
ここでは「お家電灯Aプラン」について詳しく解説したいと思います。
和歌山電力株式会社が電力に掲げる思い
和歌山電力株式会社は「全国で電気代が最も安い地域にしたい」という強い思いを胸に、2016年4月1日から始まった電力小売り全面自由化に参戦を果たしました。
和歌山電力株式会社のような地域に密着した電力会社の良いところは、消費者が同社の電力を消費することで地元和歌山県の地域活性化につながるところにあるといいます。
和歌山電力株式会社は、和歌山県で生み出した電力は和歌山県で消費する、いわゆる地産地消をコンセプトに掲げており、それに取り組むことで和歌山県内の経済に好循環が訪れることを願っています。
さらに消費者側にとっても、生産者側の顔が見えることで日々の暮らしに安心感を得ることができるというメリットも生じます。
そしてそれが企業にとってもまた、消費者側のニーズを的確に把握できるところにつながることに繋がります。
さらに、地元である和歌山県に特化して電力の供給を行うことで、他の大手電力会社よりもリーズナブルな新電力プランの実現に成功しています。
大手電力会社であれば当たり前にかけている莫大な広告コストや営業コスト、そして設備コストなどを最大限抑えることにより、「全国で電気代が最も安い地域にしたい」という思いを現実のものにしようと、日々取り組んでいます。
「お家電灯Aプラン」は年間でこんなにお得に!
一般のご家庭であれば、関西電力の従量電灯Aプランに相当するものが「お家電灯Aプラン」になります。
この「お家電灯Aプラン」最大の特徴は、電力をたくさん消費するご家庭ほどお得になる点です。
電力量が15kWhから200kWh未満の場合は従来の関西電力の料金と差異はありませんが、200kWh以上の電力量を超えると、超えた分の料金が関西電力と比べて一律20パーセントも安くなります。
さらに、2年の長期で契約をすると、さらに1パーセントの割引を受けることができます。
ここで、どれくらい安くなるかシミュレーションしてみましょう。
月の電気代が8038円(300kWh)の場合
→年間7022円お得
(長期割適用の場合は7917円お得)
月の電気代が1万1370円(400kWh)の場合
→年間1万5019円お得
(長期割適用の場合は1万6238円お得)
月の電気代が8038円(500kWh)の場合
→年間2万3016円お得
(長期割適用の場合は2万4550円お得)
月の電気代が2万4698円(800kWh)の場合
→年間4万7006円お得
(長期割適用の場合は4万9500円お得)
なお、和歌山電力株式会社の電力の供給エリアは、関西電力に準ずるとのことですので、関西電力から供給を受けているご家庭であれば問題なく申し込むことができます。
現在、和歌山県にお住まいでない場合も和歌山県の地域活性化に賛同する形で検討してみてはいかがでしょうか。
新電力プランの特徴は?どうしてそんなに安いの?
電力の自由化がスタートしたとはいえ、和歌山電力株式会社が自社で発電してそれを供給しているわけではありません。
和歌山電力株式会社が担当しているのは、電力の小売りの部分に限定されます。
そのため、各ご家庭に配送される電力は、従来の送配電事業者になります。
よって、停電が増えたり電力が不足するなどの問題が生じることは一切ありません。
従来の電力の品質はキープしつつ、これまでよりも低価格で電力の供給を実現したのが和歌山電力株式会社の家庭向けプラン「お家電灯Aプラン」になります。
そのコスト削減には電気料金の支払いにも関係してきます。
和歌山電力株式会社では、徹底的にコストを削減するため口座振替にのみ対応しています。
現状、不要なコストを要してしまうことからクレジットカードや払込票による支払いには対応していませんので注意が必要です。
なお、登録できる口座の金融機関はこちらになります。
登録できる口座の金融機関 |
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紀陽銀行 |
きのくに信金 |
新宮信用金庫 |
和歌山県内JA |
ゆうちょ銀行 |
みずほ銀行 |
三井住友銀行 |
三菱UFJ銀行 |
りそな銀行 |
近畿大阪銀行 |
池田泉州銀行 |
南都銀行 |
百五銀行 |
関西アーバン銀行 |
第三銀行 |
大阪信用金庫 |
大阪シティ信用金庫 |
近畿労働金庫 |
「お家電灯Aプラン」はどのような家庭がおすすめになるのか?
和歌山電力株式会社の新電力プラン「お家電灯Aプラン」はどのようなご家庭におすすめなのでしょうか。
過去の電気使用量明細を確認して、月の電力使用量が300kWhを超えるご家庭であれば十分に検討の余地はあるといえます。
目安としては、毎月5000円以上の電気代の請求がくるご家庭は、ぜひ和歌山電力株式会社の「お家電灯Aプラン」に乗り換えることをおすすめします。
和歌山電力株式会社は、和歌山で初めて小売電気事業者です。
電力の地産地消目指し、そのために電気代削減サービスや節電アドバイス、電気の買い取りに力を入れることを掲げています。
和歌山県は日照時間が長く、森林が多いという特性のある地域ですから直接相談のうえ、太陽光発電の電気販売をはじめてみるのも良いのかもしれません。
現状のプランのみならず、長期的な目で見て和歌山県内にお住まいの方にとって検討する価値のある会社の1つといえるでしょう。
家計を圧迫する電気代が1円でも安く抑えることができるのであれば、家計に余裕が生まれます。
余裕がうまれたお金は、地元の企業や商店でお買い物をすることもできるでしょう。
家計の見直しをして、地域経済の貢献にもなる。和歌山県で電力の切り替えを検討される方は、ぜひ前向きにご検討ください。
申し込み手続きはどうすれば?初期費用は必要?
和歌山電力株式会社が提案する「お家電灯Aプラン」への申し込み方法は至って簡単です。
まずはホームページにある「Webお申し込みフォーム」に、今回新たに申し込みたいプランや住所などの必要事項を入力の上送信してください。
すると、先ほど入力した住所に申し込み書類一式が郵送されてきますので、その中に入っている電気需給契約申込書、本人確認書類のコピー、電気ご使用量のお知らせ等のコピー、口座振替依頼書を再度、和歌山電力株式会社に郵送するだけで初回の手続きは完了です。
現在設置されているメーターがスマートメーターの場合は、次回の検針日、もしくは次々回の検針日から供給が開始されます。
なお、メーターがスマートメーターでない場合、スマートメーターに取り替える必要がありますので、設置工事に要する2週間〜1ヶ月ほどの期間を見ておくとよいです。
いずれの場合でも、申し込みから新電力への切り替えまでは、おおよそ1ヶ月もあれば完了します。
同社ではスマートメーターの設置工事も含め、申し込みに関する費用は一切掛かりません。
また工事への立会いも特に必要ありませんので、昼間、仕事などで留守にする機会が多い方でも安心して申し込むことができます。
いかがでしたか。電力会社が乱立しすぎて自分に最適な電力会社を選べないという方は、和歌山県在住であること、そして毎月の電気の使用量が5000円以上であることを目安に、和歌山電力株式会社の「お家電灯Aプラン」を検討してみてください。地域貢献をしながらも電気代を節約できる大変お得なプランです。