街のイルミネーション電気代ベスト5!

たくさんの電球を使用するイルミネーションにはどれくらいの電気代がかかるものなのでしょうか?
今回は、全国でも大規模なイルミネーションベスト5の電気代をそれぞれ計算していきます。
1位:ハウステンボス「光の王国」
ハウステンボス「光の王国」の概要
場所 | 長崎県佐世保市 ハウステンボス町1-1 |
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期間 | 2016年10月29日~2017年5月7日 |
時間帯 | 日没~営業終了(約5時間) |
休業日 | 無し |
電球数 | 約1300万個(全てLED) |
電気料金を計算してみた!
●基本情報
九州電力の従量料金 | 25.63円 |
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LEDの消費電力 | 780kwh(1日5時間の消費電力:3900kwh) |
●電気代
1日の電気料金 | 25.63円×3900kwh | 99,957円 |
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期間中の電気料金 | 99,957円×190日 | 19,191,744円 |
期間中の電気料金は、約1920万円であることが分かりました。
ハウステンボス「光の王国」のおすすめポイント!
ハウステンボス「光の王国」の最大の魅力は、やはり世界最大の1300万個という電球数にあります。
そして、光の王国だけではなくハウステンボス内のあらゆる場所がイルミネーションによって美しく輝いており、どこに行っても常に光の演出を楽しむことが出来ます。
光で飾られた観覧車、高さ20mから光の中へ飛び込む「光のバンジージャンプ」などのアトラクションも楽しめます。
さらにテレビコマーシャルで一気に有名になった全長13m、高さ6.5mの「光のドラゴンロボット」は、世界最大級の大きさです。
2位:さがみ湖イルミリオン
さがみ湖イルミリオンの概要
場所 | 神奈川県相模原市緑区若柳1634 |
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期間 | 2016年10月22日~2017年4月9日 |
時間 | 16時~21時30分(5.5時間)※日没時間により変動あり |
休業日 | 2017年1月12日~3月16日の水・木曜 |
電球数 | 約600万個(全てLED) |
電気料金を計算してみた!
●基本情報
東京電力の従量料金 | 30.02円 |
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LEDの消費電力 | 360kwh(1日5.5時間の消費電力:1980kwh) |
●電気代
計算式 | 電気料金 | |
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1日の電気料金 | 30.02円×3900kwh | 59,439円 |
期間中の電気料金 | 59,439円×166日 | 9,866,874円 |
期間中の電気料金は、約987万円です。
さがみ湖イルミリオンのおすすめポイント!
関東地方最大規模の約600万個のLEDを使用したさがみ湖イルミリオンは、都心部から僅か1時間程度で行ける距離にあるため、連日数多くの人達で賑わっています。
イルミネーションのコンセプトは「イギリス」で、至る場所でイギリスの要素が取り入れられたライトアップがされています。
見どころは「光の宮殿」というイルミネーションで、さがみ湖イルミリオンの目玉となります。その他にも「光の花畑」「光の海」「光のナイアガラ」などなど、実にたくさんのイルミネーションエリアが用意されています。
3位:御殿場高原 時之栖「ひかりのすみか」
「ひかりのすみか」の概要
場所 | 静岡県御殿場市神山719 |
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期間 | 2016年10月29日~2017年3月20日 |
時間 | 16時30分~22時(5.5時間)※2017年1月10日以降は17時~21時30分(4.5時間) |
休業日 | 無し |
電球数 | 約520万個(全てLED) |
電気料金を計算してみた!
●基本情報
東京電力の従量料金 | 30.02円 |
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LEDの消費電力 | 312kwh(1日5.5時間の消費電力:1716kwh) |
●電気代
計算式 | 電気料金 | |
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1日の電気料金 | 30.02円×1716kwh | 51,514円 |
期間中の電気料金 | 51,514円×169日 | 8,705,866円 |
期間中の電気料金は、約870万円でした。
「ひかりのすみか」のおすすめポイント!
「ひかりのすみか」では本会場と第二会場が用意され、本会場は一部を除き無料となっており、第二会場は有料となります。
本会場の見どころは、リズムカルな音楽と鮮やかな光によって踊りだす星が幻想的な空間を演出する「光のトンネル」、樹齢120年を迎えたモミの木の「イルミネーションツリー」などです。
第二会場では光と水が融合した噴水レーザーショー「ヴェルサイユの光」や、新企画の「縁結びハートフレーム」では、カップル限定で短冊がプレゼントされます。
4位:神戸イルミナージュ
神戸イルミナージュの概要
場所 | 兵庫県神戸市北区大沢町上大沢2150 |
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期間 | 2016年11月1日~2017年2月12日 |
時間 | 17時30分~21時30分(4時間) |
休業日 | 無し |
電球数 | 約500万個(全てLED) |
電気料金を計算してみた!
基本情報
東京電力の従量料金 | 33.32円 |
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LEDの消費電力 | 300kwh(1日4時間の消費電力:1200kwh) |
電気代
計算式 | 電気料金 | |
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1日の電気料金 | 33.32円×1200kwh | 39,984円 |
期間中の電気料金 | 39,984円×103日 | 4,118,352円 |
期間中の電気料金は、約412万円であると分かりました。
神戸イルミナージュのおすすめポイント!
今年で6回目となる神戸イルミナージュは、神戸を代表するイルミネーションイベントです。4つのエリアで幻想的な光の演出が行われます。
巨大な「白夜の宮殿」は、白亜の光によって包まれた壮観なホテルが浮かび上がり、まるで貴族による社交界が行われているような雰囲気さえ感じます。
また、イルミネーションクリエイティブプログラマーとして世界で活躍するKevin氏プロデュースの「イルミネーションギミックタイムトンネル」「イルミネーションギミックショー」など、見どころが満載です。
神戸イルミナージュは、全国イルミネーションランキングの数部門で全国第一位を獲得しています。
5位:なばなの里イルミネーション
なばなの里イルミネーションの概要
場所 | 三重県桑名市長島町駒江漆畑270 |
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期間 | 2016年10月15日~2017年5月7日 |
時間 | 17時~21時(約4時間)※土日・繁盛期は22時まで |
休業日 | 無し |
電球数 | LED約580万個(全てLED)、白熱球約120万個 |
電気料金を計算してみた!
●基本情報
中部電力の従量料金 | 27.97円 |
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LEDの消費電力 | 348kwh(1日4時間の消費電力:1392kwh) |
白熱球の消費電力 | 840kwh(1日4時間の消費電力:3360kwh) |
●電気代
LED電球の1日の電気料金 | 27.97円×1392kwh | 38,934円 |
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白熱電球の1日の電気料金 | 27.97円×3360kwh | 93,979円 |
1日の電気料金の合計 | 38,934円+93,979円 | 132,913円 |
期間中の電気料金 | 132,913円×202日 | 26,848,426円 |
期間中の電気料金は、約268万円でした。
なばなの里イルミネーションのおすすめポイント!
なばなの里イルミネーションで最も注目を集めているのが「光のトンネル(回廊)」で、約120万個の白熱球を使用した幻想的なトンネルとなっています。
「光のトンネル」は、300mの長さに及ぶ大規模なイルミネーションが楽しめます。暖かな光の白熱電球を基調とした200mもの美しいトンネルと、毎年テーマが変わるカラフルなLED電球を基調とした100mのトンネルから構成されています。
また「水上イルミネーション」も必見で、水上に映し出された光の反射の美しさは見る者全てを魅了します。
イルミネーションの電気代について解説!

ここでは、イルミネーションの電気代を算出する方法や、LEDの電気代について解説します。
LED電球と白熱球の消費電力はどれくらい?
イルミネーションの光を演出するのは、防水LEDと呼ばれる電球が一般的です。従来の白熱球よりも安い電気代で光を灯すことが出来るようになりました。
各LEDによって多少の違いはありますが、LEDの消費電力は100球あたり6whです。白熱球が60~70whですので、LEDの電気代はかなり安くなることが分かります。
⇒LED電球の電気代の計算方法を知ると気づく1つの重要なポイント
白熱球は、LEDと比較して約10倍の消費電力となるため、単純計算するだけでも驚くような電気代がかかります。白熱球が使用されている「なばなの里」では、比較的多くの電気代がかかっています。
イルミネーションの電気代計算方法
上記ランキングで、各イルミネーションの電気代を表示していますが、どのようにしてこの数字が出てきたのか電気代の計算方法を解説します。
例えば「さがみ湖イルミリオン」で計算してみましょう。
さがみ湖イルミリオンでは、600万個のLEDを使用しています。100球6whで計算すると、全部で360kwhの消費電力がかかります。1日に5.5時間のイルミネーションが行われますので、1日の消費電力は1980khwということになります。
これに東京電力の従量料金30.02円を掛けると1日の59,439円となり、さらに開催期間の166日を掛ければ、9,866,874円の電気代になることが分かります。
つまり、イルミネーションの計算式は
「消費電力(kwh)×点灯時間(h)×従量料金(kwh)」×開催期間(日)
となります。こちらの計算式によりイルミネーションイベント開催期間中の電気代が導き出されます。
LED電球の時間・個数別の電気代
上記の計算式を元に、LEDの個数や時間別のおおまかな電気代を算出すると、以下のようになります。※東京電力の従量料金30.02円で計算。
LEDの個数 | 1時間あたりの電気代 | 5時間あたりの電気代 |
---|---|---|
10個 | 約0.018円 | 約0.09円 |
100個 | 約0.18円 | 約0.9円 |
1,000個 | 約1.8円 | 約9円 |
10,000個 | 約18円 | 約90円 |
100,000個 | 約180円 | 約900円 |
1,000,000個 | 約1,800円 | 約9,000円 |
少々大まかな数字となりますが、概ねこの程度の電気代が発生すると考えて良いでしょう。このイルミネーションの電気代はどれくらいなんだろう?と思われた時に参考にしてみてください。
それなりの電気代がかかるイルミネーションイベントでも、LED電球を使用することでかなり電気代を抑えることが出来ていることが分かりました。環境にも配慮しながら、多くの人に感動と驚きを与えてくれます。
今後も全国各地で様々な趣向を凝らしたイルミネーションが登場してくることでしょう。
その時に「これはLED電球かな?」「電気代っていくらかかっているのかな?」とちょっと考えてみるのも面白いかもしれませんね。
電力会社見直しで冬の電気代をお得にして、イルミネーションを楽しみましょう!
大規模なイルミネーションには多額の電気代がかかっていることがわかりました。冬場には、ご自宅でもクリスマスツリーや庭の飾り付けなどでイルミネーションを楽しむご家庭も多いことでしょう。
ただでさえ冬は暖房などで多くの電気代がかかります。少しでも電気代を抑えたいとお考えでしたら、電力会社やプランの見直しをしてみてはいかがでしょうか。電力会社切り替えで多くのご家庭で電気代をお得にすることが可能です。月4,500円もお得になるケースも!
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