スロークッカーの電気代を計算したら2時間で10円以下だった!

スロークッカーは、煮込み料理をつくるための調理家電です。アメリカの家庭用調理器具でしたが、和食には煮込み料理が多い事からもスロークッカーが最適と、日本で紹介されるかたちまち注目を集めるようになりました。
スロークッカーは小型の圧力鍋や炊飯器に似た形をしており、材料を中に入れてスイッチオンするだけで調理ができます。また、電気代が安く、2時間で10円以下の電気代です。その他のメリットについても詳しくご説明します。
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スロークッカーにかかる電気代は?

スロークッカーの利用には長時間の電気利用が必要なので、電気代がいくらぐらいになるのかが気になるところですね。
アルファックス・コイズミの「タイマー付煮込み名人」
タイマー機能付きで最大9時間30分の調理と最大6時間の保温が可能です。直火対応の「ASC-T25」と対応していない「ASC-T22」とあります。1時間の電気代はいくらになるのかご紹介します。
直火対応の「ASC-T25」
消費電力 | 1時間の電気代 | |
---|---|---|
強 | 210W | 約4.7円 |
弱 | 120W | 約2.7円 |
保温状態 | 90W | 約2円 |
直火非対応の「ASC-T22」
消費電力 | 1時間の電気代 | |
---|---|---|
強 | 180W | 約4円 |
弱 | 110W | 約2.5円 |
保温状態 | 70W | 約1.6円 |
電気代は、直火非対応の「ASC-T22」の方が若干安いです。
このようにスロークッカーは、2時間使っても10円以下の電気代です。しかも、ガスレンジやIH調理器などと比べてみても、手間が省けるので時間の節約にもなります。
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スロークッカーにかかる電気代の調理例
スロークッカーで作れる料理別に電気代をご紹介します。
調理時間 | ASC-T25の場合 | ASC-T22の場合 | |
---|---|---|---|
ビーフシチュー | 弱で7~8時間 | 18.7~21.6円 | 17.5~20円 |
黒豆の甘煮 | 弱で8~9時間 | 21.6~24.3円 | 20~22.5円 |
豚の角煮 | 弱で4~5時間 | 10.8~13.5円 | 10~12.5円 |
チョコレートバナナケーキ | 弱で2~3時間 | 5.4~8.1円 | 5~7.5円 |
8時間と長時間使用しても約20円ほどの電気代しかかかりません。
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スロークッカーの電気代の計算方法
上記の電気代の例では1kwh/22円としましたが、より正確な実際に自分の家でスロークッカーを使った場合の電気代を計算する際には、1時間当たりの電気料金を知る必要があります。
電気料金は電力会社によって異なりますので、直接電力会社に確認するか、毎月ポストに投函される電気使用明細書に書かれている電気料金を確認しましょう。また、スロークッカーの消費電力も必要です。商品に付属している取扱説明書をチェックします。
例えば、消費電力が「強」では210W、「弱」では120W、保温状態では90Wだった場合。電化製品の単位である「W」を「kw」に変換します。90Wの場合では、0.09kwとなります。
1ヶ月の電気代を出すには、
消費電力×スロークッカーの使用時間×1ヶ月間の使用日数×1時間当たりの電気料金
に当てはめればいいのです。
人気のスロークッカー3選をご紹介!
スロークッカーはさまざまなメーカーから販売されており、機能もメーカーによって特徴があります。電気代は微々たる違いはあるものの、上記で挙げた金額とほぼ変わらず安いです。
ツインバード工業(TWINBIRD):EP-4717BR
価格は4,094円で、調理容量は0.6~2.4Lとファミリーにも最適な大きさです。ダイヤルで強弱を調整し、ゆっくり加熱します。重さが3.3kgあるので、持ち運び時には注意が必要。
Crock-Pot:SCCPVI600-S
価格は13,500円。セラミック製でテフロン加工された直火対応タイプです。外側を直火で焼き、その後にスロークッカーでゆっくり煮込むことでよりジューシーな一品に。
楕円形なので、大きい食材も入れやすいです。タイマー終了後には自動的に保温されます。
ハミルトンビーチ:6クォートプログラマブルスロークッカー:33967
価格は12,580円。大きな肉もすっぽりと入るアメリカ製です。プログラムモード・マニュアルモード・ブローブモードとあり、ファミリーやパーティー向けのスロークッカーです。
スロークッカーのメリットとデメリット

スロークッカーで調理をするメリット、デメリットにはこんなものがあります。
メリット1.設定さえすればあとは放置でOK!手間いらず!
スロークッカーは、火を使わないので加熱し過ぎない為、吹きこぼれや焦げ付きなどがありませんし、調理中は常にそばにいなくて大丈夫です。調理中に他の用事を済ませることが出来て、忙しい主婦には助かります。
調理モードや煮込み時間の設定をして、後は放置しておけば良いです。また、保温機能をオンにする事で、温めなおす手間もありません。
メリット2.お肉を柔らかく仕上げることが出来る!
お鍋などで煮込むとどんどん温度が上昇し、簡単に沸点を超えてしまいます。ところが、スロークッカーは95度前後と沸点を超えない温度なので、じっくりと食材に熱を与え調理することで、ほろりと柔らかな仕上がりになるのです。
スロークッカーは低温調理とも呼ばれています。低温調理は肉を柔らかくするのには最適です。なぜなら、たんぱく質は高温で調理すると固くなってしまうのですが、低温でゆっくりと火を通すと柔らかくなる性質を持っているからです。
デメリットは食材がパサパサしやすいこと
デメリットは、時間や分量が適切でないと、パサパサした作りになってしまうことです。また、塩分量に気を付けないと、しょっぱい作りになってしまいます。ただ、慣れればこうしたデメリットはなくなります。
スロークッカーは長時間放置しておく必要があるため、1kwhあたりの電気代が安い、もしくは基本料金が安いプランを利用するのがおすすめです。
2016年4月から始まった電力自由化によって、新電力が顧客獲得の為にこうしたプランを用意していますので選び頃といえます。
電気料金プランの切り替えでスロークッカーの長時間の電気利用も怖くない!
スロークッカーは長時間、電気を使用することになります。長い時間使うだけに、電気代を気にして使えなくなるのはもったいない。
スロークッカーを使う事が多い時間帯に優遇されるような電力会社やプランを切り替えるだけで、簡単に月4500円もの電気代が安くなるケースもあります!
気になる方は一度タイナビスイッチで料金シュミレーションをして調べてみましょう!ひと目で最もお得なプランが分かりますよ。