「Looop FIT」で再生可能エネルギーの30年間全量買取りが可能になった!

世界的に再生可能エネルギーの普及が進んでいる中、日本では2012年7月1日から固定価格買取制度(FIT)が開始され、電力を買い取ってもらうことが出来るようになりました。
このFITには、余剰電力買取と全量買取とがあり、条件によりどちらかが適用されます。またFITは、最大20年間の買取期間と定められていることから、21年目からのことを考えると、再生可能エネルギーの導入に不安を抱えてしまう事業者も多いようです。
そこで再生可能エネルギー事業を手掛けているLooopでは「Looop FIT」という新しいサービスの提供を開始しており、30年後までの全量買取りを可能にしています。それでは具体的にLooopの30年間全量買取りについてご説明していきます。
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固定価格買取制度(FIT)とは
固定価格買取制度(Feed-in Tariff FIT)とは、太陽光発電や風力発電、水力発電などの再生可能エネルギーを利用して発電された電気を、一定価格で電力会社に売電することの出来る制度であり、国により定められています。
国が約束している制度ですので、例えば高い設置費用を支払って太陽光発電を導入したのにも関わらず、売電出来なかった… なんてことはありません。
このFIT制度があることで、発電設備の設置費用の負担が軽減されることから、全国的に再生可能エネルギーの普及が進んでいます。
全量買取と余剰買取
発電設備を設置したからと言って、必ずしも作った電力全てを売電出来るワケではなく、全量買取と余剰電力買取に分けられます。
全量買取というのはその名の通り、発電した電力を全て買い取ってもらうことであり、自家消費分の電力は、別途系統となります。
そして余剰電力買取というのは、自家消費分の電力を除き、余剰分を買い取ってもらうことです。
発電量の多い産業・事業用が全量買取の対象となり、発電量の少ない住宅・家庭用が余剰電力買取となります。
全量買取について
全量買取が適用されるのは、太陽光発電によって作られた電力量が10kw以上の場合に限ってであり、10kw未満の場合には余剰買取が適用されます。
つまり比較的規模の大きな、産業用太陽光発電システムが全量買取の対象ということになります。
原子力発電のように危険性が無く、火力発電のようにCO2排出の問題も無いことから、今世界的に産業用太陽光発電の設置が進んでいます。
地球に優しいエコロジーな発電方法ながら、全量買取により、一度設置してしまえば設置費用の収益を見込めるということで注目を集めています。
一般家庭でも全量買取は可能
産業用太陽光発電と言いましても、10kw以上の発電量を確保出来れば、一般家庭でも全量買取が可能になります。
一般的な住宅ですと、屋根に設置出来るモジュールの量は4~5kw程度となります。
つまり屋根の他にも、カーポートや倉庫の屋根、庭などを使うことで10kw以上の発電量も十分に可能で、全量買取の対象となってきます。
広い敷地をお持ちのご家庭で太陽光発電の設置を検討しているのでしたら、全量買取を目的として導入するのも1つの手段としてオススメです。
⇒家庭の太陽光発電は電力自由化によってどう影響を受けるのか?
一般企業が投資として着手
世の中には様々な投資商品がありますが、今多くの一般企業で続々と着手しているのが、産業用太陽光発電への投資です。
産業用太陽光発電というのは、設置費用として数百万、数千万円必要となりますが、設置後には全量買取が適用されるため、早ければ10年程度での回収が可能になります。
投資として十分に成立しますし、地球環境問題にも貢献することになるため、企業イメージアップにも繋がります。まさに一石二鳥の投資商品と言って過言ではありません。
しかし産業用太陽光発電の全量買取には、1つの大きな問題があります。次の項から、その問題と解決方法についてご説明していきます。
全量買取の問題点と解決方法

全量買取によって、投資としての十分な収入を得ることが出来ると書かせていただきましたが、ここで1つの問題があります。全量買取の制度は最大で20年間までと決められていることです。
つまり設置後20年間は売電で収入を得ることが出来るのですが、21年目以降は国により保証されていないということです。
10年後で初期投資分の回収に成功したとしても、その後収益を見込めるのは20年後までとなりますので、10年間しか収益を得ることが出来ません。
⇒太陽光発電の売電価格は下がっているのにメリットはあるの?
これから先、国がどのように動くかわかりませんが、現段階の制度では産業用太陽光発電の設置に不安を感じる企業も多いかと思います。
この問題解決方法の1つとして誕生した新サービスが「Looop FIT」です。
30年間全量買取が可能となるLooop FIT
Looop FITとは、再生可能エネルギー事業を手掛けているLooopから提供が始まったサービスであり、21年後も引き続き電力の買取が可能になります。
Looop FITに申込みをすることで、設置後20年間は経済産業省が提示する金額で売電が可能で、21年後は1kWh7円を最低の買取価格に設定しています。
ただしLooop FITが適用されるのは設置後30年となっていますのでご注意ください。それでもLooop FITに契約するのとしないのとでは、10年間の売電可能期間に差が出ることから、大変オススメなサービスと言えるでしょう。
Looop FITの契約条件
産業用太陽光発電事業を検討している企業にとって、将来的な不安を無くせるLooop FITの存在は、見逃すことの出来ないものです。
しかし申込みをすればどの企業でもLooop FITに契約が出来るというワケでは無く、大きく2つの条件が定められています。これら条件を満たしていることで、30年間の全量買取が可能になります。
条件1.MY発電所キットの購入
Looopでは2016年11月11日より、MY発電所キットと呼ばれる産業用太陽光発電システムの販売が開始されており、このキットを購入することが条件の1つとなります。
耐久性の強いキットであり、Looop FITの適用期間である30年間は十分にその機能を発揮し、30年が経過しても約80%の出力を維持出来ます。
多くの産業用太陽光発電システムは、10~20年を十分な出力の保証期間と設定していることから、MY発電所キットがどれだけ耐久性に優れているのかよくわかります。
また既に他社の産業用太陽光発電を設置していて売電を行っている企業に関しても、Looopへ相談することで切り替えることも可能です。
もちろんその場合にも、新たにMY発電所キットの購入が必要になります。
条件2.まもるーぷの契約
まもるーぷとは、Looopが提供する保守管理サービスのことであり、毎年23万円~の年会費で契約することが出来ます。
このまもるーぷの契約が条件の1つとなりますが、Looopへ売電することで初年度の年会費が無料となるため、大変お得です。
産業用太陽光発電システム事業を進めるには多額の費用が必要となるため、まもるーぷの存在は安定した売電事業を継続させるために必要不可欠と言えるでしょう。
以上の2つの条件を満たすことによって、Looop FITに契約することが出来るようになります。
Looop FITが30年間全量買取できる理由
「Looopのような会社が30年間全量買取できるのなら、他の会社でも同じようなサービスの提供が可能なのではないか?」と思われる方も多いでしょう。
現時点で、似たようなサービスが出てきていない理由は、Looopが手掛ける事業領域にあります。
通常、企業が産業用太陽光発電事業を行う際、まずはソーラーパネルメーカーや部材メーカーから調達します。部材の調達が終わると、次にその設置と申請、メンテナンスを承ってくれる業者に依頼する必要があります。
さらに売電をするためには、電力小売事業者と契約をしなければいけません。このように産業用太陽光発電事業には、最低でも3つのメーカーや業者が関わってくるのです。
全てを手掛けるLooopの事業領域
Looopの事業領域はあらゆる分野に広がっており、部材開発や販売、設置、メンテナンス、電力販売など、産業用太陽光発電の売電に必要な事業全てを行っています。
このことから、他の会社には無いトータル的なエネルギー事業のサポートを可能にしており、30年間という長い年月に渡り全量買取ができるのです。
産業用太陽光発電の普及が進んでいる現在、新サービス「Looop FIT」の存在は多くの企業から注目を集めること間違いありません。
今回は30年間全量買取サービスの提供を開始した「Looop FIT」について簡単にご説明させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
20年間に留まらず、30年間も全量買取が可能になれば、多くの企業が産業用太陽光発電事業への着手を本格的に検討することが出来るかと思います。
売電が出来なくなる不安を解消するLooopの新サービスは、再生可能エネルギーの普及に大きな刺激を与えてくれること間違いないでしょう。
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これまで再生可能エネルギーの全量買取制度には20年までといった制約がありましたが、今回Loop FITの登場で30年間の全量買取が可能になりました。
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