東京都の電力自由化プラン変更3事例を紹介

東京都の電力自由化と新電力事業事例
2016年4月の電力全面自由化を受けて、一般家庭においても電力の自由化が始まりました。これを受けて東京都では、10社を超える新電力事業会社からの電力供給が可能になり、住民のライフスタイルに合わせたプラン選択が可能になります。
また、新電力事業の中には再生可能エネルギーを含めたエコロジーの観点を考慮した21世紀型プランも登場するようです。電力自由化と東京都の新電力事業2016年4月の電力全面自由化に伴い、一般家庭においても既存の電力会社以外の新電力事業会社と契約することが可能になりました。
これまでは既存の電力会社(東京都では東京電力)のみの契約となっていましたが、2016年4月1日から一般家庭を含む全ての消費者が多様な電力会社やプランからライフスタイル特性に応じたサービスを選択できるようになりました。
また、インターネット上には各プランによる電力比較サイトが登場しており、シミュレーションを行いながら賢いプラン選択をすることで、電気料金やその他インフラ使用料金の節約や再生利用エネルギーによるエコロジーライフを可能にします。
この電力全面自由化に伴い、東京都では2016年4月14日現在で17社51プランから各家庭の電力利用の特性に応じてプラン選択をすることができるようになりました。
東京都においては全国から若年人口および労働人口を吸収しており、住民特性が多様化しています。
ここにおいて単身世帯が年齢を問わず急増しており、全国の平均的なライフスタイルとは異なったエネルギー利用が予想されます。特に、外出が多く、仕事や学業中心のライフスタイルから夜間の電力利用が中心となると考えられるため、本ページではアーバンライフに最適な新電力事業会社およびプランを紹介したいと思います。
⇒電力自由化とは?
モデルケース(1):東京都渋谷区在住の会社員Aさん
東京都渋谷区在住のAさんは一人暮らしをしていて、日中は仕事で外出しているため電気利用はほとんどありません。
また、Aさんは残業が多く、平日は20時頃に帰宅します。
それ以降に家事を行うことが多いため、夜間中心の電気利用となっています。休日は土日のどちらか一方は外出していることが多く、2016年3月の電気料金は8000円程度でした。
このようなライフスタイルの場合にオススメのプランは、昭和シェルによる「ドライバーズプラン(ガソリンが10円/L安くなる電気)」、東京ガスによる「ずっとも電気1 (東京ガストリプル割適用)」です。
⇒昭和シェル「ドライバーズプラン」の詳細は別ページでご紹介します。
⇒東京ガス「ずっとも電気1 (東京ガストリプル割適用)」の詳細は別ページでご紹介します。
昭和シェルによる「ドライバーズプラン(ガソリンが10円/L安くなる電気)」は1年間で実質12000円程度の節約が可能で、600kWh以上利用で1円/kWh割引となっており、電気の使用量が多いほどお得なプランとなっています。
また、東京ガスによる「ずっとも電気1 (東京ガストリプル割適用)」は一年間に実質8000円程度の節約が可能ですが、それにはガス料金とインターネット料金のセット割引が含まれています。
Aさんは、冬季には暖房を多く利用したため電気料金が比較的高額でしたが、それ以外の季節では電気をあまり利用しません。
そこで長期的な利用を見越して「ずっとも電気1 (東京ガストリプル割適用)」を選択することにしました。
インターネットを利用していることと、利用しているカードのポイントを貯めることができること、そしてそれまでガス利用をしていた東京ガスによるプランであることも「ずっとも電気1 (東京ガストリプル割適用)」を選択した理由です。
ちなみに、ここで紹介した二つのプランはどちらとも解約時の違約金がなく、いつでも好きな時にプラン変更をすることが可能です。Aさんは新電力事業についての知識がまだあまり多くないので、しばらくは親近感のある会社によるプランを利用しながら様子を見たいと思ってます。
モデルケース(2):東京都世田谷区在住のBさん一家
東京都世田谷区在住のBさん一家は、夫婦と高校生の息子の家族3人暮らしです。
仕事や学校などで日中には家族全員が外出しているため電気利用は夜間中心です、休日も家族で出かけることが多いため、お昼時の電気利用は少なめです。
2016年3月の電気料金は、約20000円でした。Bさんのような一般的な核家族の場合にオススメのプランは、東京電力の「ずっとも電気2 (東京ガストリプル割適用)」、または「ずっとも電気1(東京ガストリプル割適用)」、もしくはLooopでんきによる「おうちプラン」です。
⇒Looopでんき「おうちプラン」の詳細は別ページでご紹介します。
東京ガスの「ずっとも電気2 (東京ガストリプル割適用)」では年間で28000円ほどの節約ができ、「ずっとも電気1(東京ガストリプル割適用)」では27000円ほどの節約が可能なようです。
また、新電力事業会社であるLooopでんきのプランでは1年間で25000円ほどの節約ができるようですが、電気料金の使用量に応じた値上げはないようです。
Looopでんきによるプランは固定量はありませんが、従量料金が利用料によらず26円であり、東京ガスのプランは固定料金が約1700円で従量電気量は第一段階料金(360kWh以下)が23.21円で第二段階料金(360kWh以上)が25.99円です。
Bさんは、再生エネルギーに興味があるため新しい電力会社のプランを利用したいと考えていましたが、従量料金の比較から東京ガスの「ずっとも電気2 (東京ガストリプル割適用)」を利用することに決めました。
ちなみに、ここで紹介した3つのプランも解約時の違約金がなく、いつでも好きな時にプラン変更をすることが可能です。
新しいプランがこれから続々と登場すると予想されるのでBさん一家もしばらくは様子を見ながら、また別のプランに変更するかもしれません。
モデルケース(3):東京都武蔵野市在住の学生Cさん
東京都武蔵野市在住のCさんは情報系学部に通う大学生で、将来はプログラマーを目指しています。
学校の課題やアルバイトも全てインターネットを通じてできるようになってきたので自宅に滞在してパソコンを利用していることが多く、日中の電気利用も多めです。
またインドア派であるため、休日もオンラインメッセンジャーを通じて友人とコミュニケーションをとることが多いようです。
エコロジーライフをモットーとしており、節電に気を使っているため、2016年3月の電気料金はインドア派ながら約5000円でした。
現代風のCさんにオススメのプランはLooopでんきの「おうちプラン」、もしくは東急パワーサプライの「従量電灯C」です。
⇒エコスタイルでんきの電気プランは最大10%お得!!
Looopでんきの「おうちプラン」では、一年間で11000円ほどの電気料金を節約することが可能です。
一方、東急パワーサプライの「従量電灯C」ではインターネット割引を含めて6300円ほどの減額で、どちらも新電力事業会社のものです。
節約できる金額の大きさに加えて、Looopでんきは再生エネルギーを利用しており、環境に優しい新電力事業会社のようです。
Cさんは割引額の大きさとエコロジー的観点からLooopでんきのプランを契約することにしました。
口コミが少なく、詳しく分からない!あなたにお得な電力会社はどこ?
電力自由化が始まり、電力会社を乗り換えた家庭は数%に留まるとは言いますが、日本の全家庭のうち数%ならば決して少なくはないはずですよね。それでも口コミや詳しい体験談が少ないのは電力会社の乗り換えがプライベートに密着している話題であり、なかなか離しにくい話題であるからだと考えられます。
そこで、あなたの場合は最初に電気料金プランの比較を済ませ、お気に入りの電力会社をまずは見つけるのが良いでしょう。
新電力に乗り換えるとはどういう変化が起こるか、何をするかはほとんどの新電力で共通です。タイナビスイッチでは体験談や口コミを随時掲載していきますので、ぜひ参考にしてください。