電気料金は支払い方法でお得度がそれぞれ違う!

電気料金の支払い方法には、3つの方法が用意されています。
- 指定された口座から引き落とし日になると自動的に振り替えられる『口座振替』
- クレジット会社が立替をし、代金として支払う『クレジットカード払い』
- 電力会社から送られてくる払込用紙により振り込みをする『振込支払い』
この3つが、電気料金を支払う方法になっています。
実は電気料金の金額により、お得な支払い方法が違ってくるのです。
それでは、支払い方法による違いと割引金額を高くする方法をみていきたいと思います。
電気料金の支払い方法を確認しよう

口座振替
口座振替の申込方法は、金融機関から取り寄せる、各種電力会社から取り寄せる、インターネットバンキングを契約している場合インターネットから申し込む、窓口から申し込むとなっていますが、口座振替に変更する場合は、1~2か月の時間が掛かりますので留意しておきましょう。
また電力会社によっては、WEB上からの申し込みが可能なケースもあります。
その場合は、電力会社のホームページから申し込みができるようになっています。
クレジットカード払い
まず最初に話しておきますが、クレジットカード払いは各電力会社窓口にてクレジットカードを提示して支払うものではありません。
契約した口座から毎月決まった日に1か月分の電気料金が引き落としされます。
クレジットカード会社の締切日が各電力会社が検針する日の前であったり、その他事務上の都合により、当月の請求分がずれて2か月分まとめて支払うケースがあります。
また、クレジットカード払いの申し込み手続きとして申込書を提出する必要があります。
この際必要になる申込書は、各電力会社のコールセンターに連絡して郵送してもらうか、対応しているクレジットカード会社のホームページから申し込みをすることになります。
下記にクレジットカード払いの申し込み方法をまとめてみました。
順番 | クレジットカードの申込手順 |
---|---|
1 | 申込書提出 |
2 | 検針 |
3 | 電気代計算 |
4 | カード会社へ請求 |
5 | 電力会社への立替払い |
6 | カード利用明細送付 |
7 | クレジットカード会員口座から引き落とし |
振込支払
振込用紙で支払いをしたい方は各電力会社窓口、もしくはコールセンターから申し込むようにしましょう。
振込支払の場合、月ごとに振込用紙が送られてきますので記載されている早収期日までに支払うよう心掛けましょう。
早収期日を経過してしまうと手持ちの振込用紙は使えなくなってしまいますが、後日改めて支払期日が決められた振込用紙が送られてきます。
その時に忘れずに支払うよう心掛けたいですね。
→電気料金の支払いはどうやって確認すればいい?
各種支払日の確認

口座振替、クレジットカード払い、振込用紙払いと種類が分かれていますが、どの支払方法でも事前にハガキ、振込用紙などで振替日、支払期日が明記されたものがお手元に届きます。
口座振替やクレジットカード払いであれば、検針日から数えて10日目(ないしは9日目、離島であれば15日目)が振替日となります。
検針日から10日目の引き落としの際に金額が不足している場合は、検針日から20日目に再度口座引き落としの通知が届きます。
それでも引き落としできない場合は、検針日から30日目に再々引き落としが行われますので、忘れずに口座に入金するようにして下さい。
またクレジットカード払いの場合、電気料金の請求は毎月1回払いとなっていますので、これも予め留意しておきましょう。
電気料金払込票(振込用紙)
検針日より20日目までに支払う事で、早収料金が適用されます。
反対にこの期間が過ぎると遅収料金となり、早収料金の3%増しが適用されますので注意しておきましょう。
検針日から50日目になると支払期限日となり、この期日までに支払っておかない場合、送電を停止する通知が来ます。
電気を止めないためにも支払期限日には、電気料金を支払いましょう。
支払い状況によっては先月分と先々月分の振込用紙が送られてくる場合がありますが、もしまとめて払えない時は先々月分から支払いを済ませていきます。
先に先月分を支払ってしまうと先々月分が未納となり、検針日から50日を経過した場合、上記のように送電を断る連絡が来ることになります。
大手電力会社の場合

口座振替払いで割り引きがある
大手主要10社の電力会社では、口座振替払いにすると割引がある会社があります。
割引金額は一律で月額54円(税込)です。
割引がある電力会社 | 東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力 |
---|
割引のない電力会社 | 北海道電力、東北電力、沖縄電力 |
---|
割引がない電力会社は、カード払いにしたほうがポイント還元がありお得と言えるでしょう。
電気料金のクレジットカード割引額を比較

クレジットカード割引でいくら割引になるのか電気料金ごとに計算してみました。
クレジットカードの割引額は、ポイント還元率により変わってきます。
一般的なクレジットカードは、ポイント還元率が0.5%と1%のものが主流です。
クレジットカード払いにされている方は、利用しているクレジットカードのポイント還元率を調べてみると口座振替払いと比較することができます。
ポイント還元率0.5%の場合
計算してみて分かったことは、1か月の電気料金が11,000円以上の場合はクレジットカード払いのほうがお得ということです。
毎月の電気料金 | 1か月間の割引額 | 年間の割引額 |
---|---|---|
10,000円 | 50円 | 600円 |
11,000円 | 55円 | 660円 |
12,000円 | 60円 | 720円 |
13,000円 | 65円 | 780円 |
14,000円 | 70円 | 840円 |
15,000円 | 75円 | 900円 |
ポイント還元率1%の場合
計算してみて分かったことは、1か月の電気料金が6,000円以上の場合はクレジットカード払いのほうがお得ということです。
毎月の電気料金 | 1か月間の割引額 | 年間の割引額 |
---|---|---|
5,000円 | 50円 | 600円 |
6,000円 | 60円 | 720円 |
7,000円 | 70円 | 840円 |
8,000円 | 80円 | 960円 |
9,000円 | 90円 | 1,080円 |
10,000円 | 100円 | 1,200円 |
次項では、主力の電力会社を例に挙げながら支払い方法をみていきたいと思います。
東京電力(TEPCO)の場合
東京電力は口座振替で割引に!
TEPCOには、口座振替日指定サービスがあります。
このサービスは、所定の口座から引き落としする日にちを自分で指定することが可能です。
ただし、銀行が休業している土日祝日などは振替できないこともあります。
口座振替を利用している方であれば誰でも利用できます。
口座振替日に引き落としできることが条件ですが、下記の電力プランを契約されているお客様は1か月54円(税込)割引になります。特に申し込みは必要ありません。
対象の電力プラン |
---|
従量電灯 |
おトクなナイト8(10) |
電化上手 |
ピークシフトプラン |
朝得(夜得)プラン |
半日(土日)お得プラン |
深夜電力B |
第2深夜電力 |
低圧電力 |
おまとめプラン |
臨時電灯B,C |
公衆街路灯B |
臨時電力 |
農事用電力 |
農業用低圧季節別時間帯別電力 |
融雪用電力 |
さらに一括して前払いをすると割引になるプランがあります。
対象プラン | 定額電灯、公衆街路灯A、深夜電力A |
---|---|
1年前払いの場合 | 1契約につき1か月あたり10.08円 |
半年前払いの場合 | 1契約につき1か月あたり8.64円 |
クレジットカード払い
クレジットカード払いの場合は、クレジットカード会社で電気料金を立替払いにして所定のカードから毎月引き落としをする方法です。
支払い開始日は、検針票で通知がくるので確認してください。
カード払いの場合は、領収書や請求書が発行されません。
クレジットカード会社の明細書がその代わりとなります。
電気料金の二重払いを防ぐために、既存のカードと別のカードで登録をした場合は、既存のカードは自動的に解約処理されます。
この支払方法は、特別高圧や高圧の契約者、複数契約の一括払い、一括前払い契約の方は対象外になります。
クレジットカード払いですが、支払い方法は1回払いのみです。
クレジットカード会社によっては、締日と東京電力検針日の事務的な事情により2か月分の電気料金が引き落としになることがあります。
クレジットカード払いによる割引は特にありません。
未払いの電気料金をクレジットカードで支払うことができる、クレジットカード一時払いもあります。
振り込みでの支払い
東京電力の専用振込用紙で支払います。
支払いは、コンビニエンスストア、銀行、郵便局などの他、東京電力の窓口でも支払うことが可能です。
この専用振込用紙ですが、支払う前に電気使用量のお知らせと電気料金振込用紙を切り離さなさないように注意してください。
振込み払いによる割引は特にありません。
検針同時請求サービス
東京電力では電気の検針時に電気料金払込用紙を発行しています。以前の郵送扱いだったときに比べて約1週間ほど早く振込ができるようになりました。検針票と電気料金払込用紙が1枚になっているので、支払うときは切り離さないように注意しましょう。
少額翌月合算サービス
1か月の電気代が税込みで1,000円以下の場合、翌月の電気代と合わせて支払うことができます。金額が満たない場合は自動的に処理されます。
延滞料金に注意
支払い期限日を経過した場合、1日あたり0.03%程度の延滞利息が加算されます。 20日過ぎても支払いが確認できない場合、電気を止められることがあります。
→インターネットや郵送もOK!東京電力の支払い方法変更手順がまるわかり
関西電力の場合
関西電力は口座振替で割引に!
口座振替払いの場合、下記の条件に全て該当する契約者は1か月の電気料金が54円(税込)割引になります。
口座振替で割引になる条件 |
---|
2016年3月31日までに、時間帯別電灯、はぴeタイム、季時別電灯PS、低圧総合利用契約契約している |
翌月に今月の電気料金を「電気ご使用量のお知らせ」で知らせることに了承している |
電気料金の支払いを遅延していない |
未払い分がない |
関西電力の場合は、検針日から9日目までの間に所定の口座から自動引き落としになります。
初回、引き落としができなかった場合は、検針日から20日目に又、引き落としされます。
毎月の引き落とし日は、はぴeみる電か電気ご使用量のお知らせで事前に確認ができます。
ワンショットクレジットカード決済
クレジットカードを所有している方対象のサービスです。
このサービスを利用することで、インターネットからクレジットカードで一時払いができます。
コンビニエンスや銀行などに支払いに行かなくても、インターネット上でクレジットカード決済ができるサービスです。
このサービスは、振込用紙を紛失したり、支払いの期限が超過してしまった場合などにも使うことができます。
ただし、数か月まとめて支払った場合は、利用明細書はまとめた金額で記載されるので注意してください。
延滞料金に注意
支払い期限日を経過した場合、1日あたり0.03%程度の延滞利息が加算されます。 20日過ぎても支払いが確認できない場合、電気を止められることがあるので注意しましょう。
電気料金の支払い方法を見直しして節約につなげましょう

ご家庭により毎月の電気代をお得に支払う方法が違うことが分かりましたね。
この機会にご家庭の電気代と支払い方法を再確認して、どの方法が一番割引率が高いのか調べてみるとよいかもしれません。
電気代が高額なご家庭は、見直すことでかなり削減できるケースも出てくると思いますので、是非試してみて下さい。
電気料金払いと同様に電気プランも見直して毎月の電気代を安くしませんか!
電気料金も1か月の電気代により安くなる支払い方法が変わってくることが分かりましたね。
それと同じように、ご家庭の電気プランを見直すことで年間数万円も安くなるケースもあります。
タイナビスイッチなら無料で簡単な入力のみで、ご家庭に合ったお得なプランを診断することができます。
是非、試してみてくださいね。