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電力自由化

電力自由化は『マンション』に関わる人達にどう影響する?

電力自由化がはじまり、『新電力』と呼ばれる主な参入企業は、ガス会社や携帯通信会社、石油元売り、商社、家電メーカー、生協、地方の自治体など様々です。



その各社が自分たちの本業を絡めたインフラサービスとセットで割引をするなど(電気代+ガス、携帯、ガソリン代をセットで割引など)色々な電気料金プランを提供しており、その中から自分たちの生活スタイルに合ったプランを選べるようになりました。



また地域電力会社もいままでの地域内の垣根を超えて、外のエリアでもサービスを展開しています。



ではこの新しい法律改正は、マンションのオーナーさんや入居者さんにどう影響するのでしょうか。マンションの電力供給の現状を理解した上で、入居者さん、オーナーさんそれぞれの立場から検証してみたいと思います。

マンション入居者さん篇

“マンションに入居者にとって電力自由化はどう影響するでしょうか?”

一軒家住まいだけではなく、マンションにお住まいの方でも、基本的には自分に合った電力会社を選び、契約することができます。たとえ賃貸マンションに住んでいて、スマートメーター工事が必要な場合でも、メーターは電気会社の所有物ですので切り替えは可能です。



イメージとしては、インターネット回線のプロバイダーです。電気はすでに通ってきているので、あとはどこと契約してサービスを使い、お金を支払うかを自由に選択するだけなのです。もちろんマンションのオーナーさんに許可をもらう必要もありません。



例外となるのは、そのマンションが高圧一括受電をしている場合です。この場合には、戸別の家庭が別の電力会社と契約をして、サービスを受けることはできなくなります。

高圧一括受電とは

高圧一括受電契約とは、マンションのような集合住宅が、全体で電力会社と高圧電力での契約を行うことです。マンションにある変電設備で低圧電力にしたうえで、一般家庭の専有部に届けられます。高圧電力料金は低圧より安いので、電気代を引き下げることができるのです。



高圧一括受電契約のマンションと、そうでないマンションには、その両方に利点がそれぞれ存在します。高圧一括受電契約の場合、低価格の高圧電力で購入するため、マンション全体で使用する電気代が安くなり、その分を管理費に転用することができます。



一方で、高圧電力の一括契約をしていないマンションの場合は、それぞれの家庭が電気使用量や状況に合わせたプランを様々な電力小売り会社から選択して契約することにより、積極的な節電を行うことができます。



高圧一括受電契約で安くなる管理費用の金額と、自分で選択した新しい電力会社との契約で節約できる電気代の金額は、マンションの大きさや戸数、戸別の電気使用傾向や量によって変わってきます。



これからマンションの購入や引っ越しを検討されている方や、現在入居していて、マンションのオーナーさんから高圧一括受電契約への切り替えに同意してほしいと言われた方は、どちらが得になるかを検討した上で判断しなければいけません



そのマンションが高圧一括受電契約をしているか、またはしていないかは、管理会社に連絡して確認することができます。先程のようにこれから高圧一括受電契約にする場合には、節約できた分がどのように管理費の値下げなどに還元してもらえるかなども交渉しておくべきかもしれませんね。

マンションのオーナーさん篇

“マンションのオーナーさんにとって電力自由化はどう影響するでしょうか?”

マンションのオーナーさんは、電気料金の削減に関していつも苦慮されていると思います。電気料金は、契約種別と容量で決まる月額固定の「基本料金」と、同じく契約種別による単価掛ける一か月の電気使用量で決まる「電力使用量料金」の2つでほぼ95%が決まります。つまり節電のためにはこの2つの金額を下げる検討が必要になります。



ちなみに95%の残りの5%は、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金です。燃料費調整額とは、原油、LPG、石炭の3か月間の貿易統計価格から算出される額で、再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、再生可能エネルギーの電気を電力会社が買い取り、その費用を全消費者が負担している仕組みです。



再生可能エネルギーの導入が増えてくれば、現状では比率は高くなっていきます。再生可能エネルギーが早くリーズナブルな価格になって普及してほしいものですね。



マンションは共用部と専有部に分かれますが、建物全体で見るとマンションの大きさにもよりますが、専有部で使われる電気の総使用量は、共用部と比較すると約5~10倍多くなります。マンション全体の節電を検討するときは、この点を十分考慮する必要があります。

マンションへの電力供給

一般家庭向け電力自由化は、2016年4月にスタートしましたが、実は大口需要向け(契約電力が2000キロワット以上)は、2000年から始まっていました。つまりガス会社や石油元売り手など一部の新規参入企業には、大きな工場を所有する企業や、ホテル、病院、大型スーパー、または自治体などに実際に電力供給の実績がすでにあるという事です。



マンションへの電力供給は、契約電圧の大きさにより以下に分けられます。


  • ①特別高圧20000v(超高層など特殊なマンション向け)
  • ②高圧6000v(高層マンションなど1棟の規模の大きいマンション向け)
  • ③低圧200v100v(1棟の規模が小さいマンション向け)の3種類があります。



上記のとおり、①特別高圧(2000年)と②高圧(2005年)は、すでに自由化されていましたので、③低圧が加わることですべてが自由化されました。



ちなみに、2017年にはガスも小売りが自由化されます。さらに2020年4月には、電力の配送電分離が実施されると、新規参入した新電力会社が中立的な条件で送配電網を使うことができるようになります。地域の電力会社による独占的な状況がない完全に公平な自由競争がスタートします。(2022年にはガスの導管分離が予定されています。)

マンション高圧受電の仕組み

共用部は、キュービクル(自家用受変電装置)によって200Vと100Vに、また専有部は、電力会社の変圧器によって100Vに、それぞれ変圧されてから届けられています。高圧受電の共用部の電力量料金単価は、低圧受電よりおよそ30%安く抑えることができます。



契約電力は、過去1年間の最大需要電力(デマンド)によって基本料金が月毎に変わるシステムになっています。このキュービクルはマンションの資産となっていて、月次年次で保守点検を行う必要があります。メンテナンスは、電気保安協会などへ委託することも可能です。

マンション低圧受電の仕組み

低圧受電は、共用部と専有部共通して、電力会社が管理しているトランス(変圧器)により変圧されてから送り届けています。ほとんどのマンションでは、共用部動力(200V)は「低圧電力」、共用部電灯(100V)の契約は「従量C」となっています。ちなみに専有部の電気料金は、一般の戸建て家庭と同じです(従量B)



専有部と共用部の契約電力が合計50kwを超えるケースでは、マンション内に借室変電設備が要ります。マンションが電力会社に変電室を貸し出し、電力会社がその設備のメンテナンス・管理を行います。マンションサイドは変電設備を自分で所有しないため保守点検などの維持費などはかかりませんが、その分電気料金が割高になっています。



また、以前の野外型キューピクルの改良版として新たな集合住宅用変圧器(大型パットマウント)が登場しました。70~80 戸程度のマンションでは、受変電装備はパットマウントに変わりつつあります。このパットマウントのメンテナンスもマンションではなく、電力会社が行います。 マンションサイドにとってはありがたい話ですね。 



アパートや4階建て以下の小型マンションでは、200Vの電力が必要なければ、従量電灯 Cのみでの契約というケースがほとんどになります。

マンションの一括受電とは?

【入居者篇】でも簡単に説明いたしましたが、一括受電とは、マンション全体で電力会社と高圧電力の契約を行い、マンション内の高圧伝変電設備(キュービクル)を使って、共用部と専有部に分ける事です。



一括受電のメリットは、何といっても低圧で使用される専有部用の電力も安価な高圧電力料金単価で購入できるため、全体の電気料金を引き下げることができます。



例えば100戸のマンションで、共用部の電気代が年間300万として、30%電気料金をカットできたら、90万円が節約となります。管理費を減額して各戸に還元するか、修繕積立金に充当することもできますよね。



一方、難点としては総会での承認や、居住者全員の合意書が必要になることと、電力自由化によるサービスを受けられなくなってしまう点です。新電力と契約してしまった後には、承諾を得るのが難しいケースも多くなるでしょう。

新しいエネルギー管理システムの導入

“マンションの今後のエネルギー管理は?”

マンションの今後の節電は電力自由化の活用だけでなく、様々な方法でもすすんでいくと思われます。電気を使うだけでなく、太陽光発電や、蓄電地の設備で自ら電力を作って使用したり、日中のピーク時の使用を夜間にシフトするなど、方法はいろいろとあります。



スマートメーターは、インターネットを通じて電力使用量の「見える化」を実現し、マンションでは、共用部や自分の専用部30分単位で電気使用状況が簡単に把握できます。まずは自分たちがどのようなパターンで電気を使っているかを把握することが電力消費を減らすために大切だということですね。



MEMSとは、マンション向けエネルギー管理システム(Mansion Energy Management System)のことで、スマートメーターの導入も含め、共用部の空調・照明設備の制御など、マンション全体のエネルギー負荷を管理し、さらに電力需給対策や、節電対策を遠隔コントロールしてくれるような機能を持っています。防犯や防災、高齢者見守りなどの役割まで期待されているってすごいですね。

マンションの節電方法

“今からでもできるマンションの節電方法は?”

電力自由化を利用する以外にもマンション運営に役に立つ節電方法はあります。一つは、LED照明の利用です。LED照明の消費電力は、白熱電球に比べて5分の1程度。寿命は、白熱電球の約20~40倍で、交換する時の手間とコストも削減されます。またCO2排出量も削減することができます。



共用部での電気設備を省エネ性能化したものとリニューアルすることも節電につながります。特に旧式の給水ポンプや空調設備を長時間使用している場合は、最新式と交換するだけで電気代削減の効果が期待できると思います。



その他外断熱、複層ガラス、屋上や壁面を緑化して緑のカーテン作りなども電気代削減に貢献します。屋上に太陽光で発電や給湯に利用したり、蓄電池を追加して設置して夜間に使用するなども長期的にみて考慮してみてはいかがでしょうか。

いかがだったでしょうか。マンションでも専有部は基本的に電力自由化のメリットを活用して自分に合った新電力会社を選択することができます。一方で、大口マンションの需要を活用して、安い高圧電力を活用する方がお得の場合もあるでしょう。どちらにしても色々とよく比較検討した上で、一番いい節電やエコ消費の結果を出せるとよいですね。

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