ナンワエナジーの電気料金プラン徹底解説!
ナンワエナジープラン解説!
株式会社ナンワエナジーとは、鹿児島県にある新電力事業者です。
今回は、電力自由化のスタートに合わせ提供される一般家庭向けのプランについてご説明いたします。
スタンダードMプラン
ナンワエナジーのスタンダードMプランは、九州電力の従量電灯Bに相当するプランです。
特徴としては、24時間と曜日によって変わらず同じ電力量単価で、九州電力の従量電灯Bと比較するとお得になっていることです。
このプランでは、契約容量が30A~60Aまでの一般家庭が対象となっており、詳しい料金単価表は以下のようになっています。
⇒九州電力の電化でナイト・セレクト電気料金プラン徹底解説!!
表で示す安い割合は、注意書きの通り2016年1月時点での九州電力従量電灯Bとの比較です。
表を見てみると、基本料金から電力使用量単価まで、すべて九州電力よりもお得な料金設定となっていることが分かりますが、最低月額料金は九州電力と同様の価格設定です。
例えば、
- 40A契約
- 使用電力量320kWh/月
とすると、九州電力の場合基本料金は40Aで1,166.40円、電力量料金は最初の120kWhまでは17.13円、120をこえて300kWhまでは22.63円、300kWhを超えるぶんは25.57円なので、
【九州電力】
1,166.40円+120kWh×17.13円/kWh+180(300-120)kWh×22.63円/kWh+20(320-300)kWh×25.57円/kWh=7806.8
つまり電気料金7,807円です。
【ナンワエナジー】
1,049.80円+120kWh×16.96円/kWh+180(300-120)kWh×21.50円/kWh + 20(320-300)kWh ×24.29円/kWh=7440.8
電気料金7441円となります。
このモデルケースからすると、九州電力に比べ約5%程度安くなります。
1年間通して払い続けることを考えると、お得です。
スタンダードLプラン
ナンワエナジーのスタンダードLプランは、時間帯や曜日を気にせず使える24時間同一単価で、電化製品を多く使用する家庭や、事務所などを対象とした、九州電力の従量電灯Cに相当するプランです。
6kVAを超える場合の契約容量を希望していると、こちらのスタンダードLプランでの契約となります。
こちらのスタンダードLプランは、九州電力の従量電灯Cと比べ、基本料金は10%、電力量料金の単価もそれぞれお得です。
スタンダードオール電化プラン
こちらの「スタンダードオール電化」プランは、九州電力の季時別電灯プランに相当する電気料金プランです。
プラン名から判断しやすいですが、オール電化住宅や、給湯、キッチンまわりが電化製品メインの家庭向けで、季節や時間帯によって電力量料金の単価が変わります。
⇒九州電力新プラン「スマートファミリー、電化でナイト・セレクト」を徹底解剖
料金表を見てみると、基本料金は、6kVA以下の容量で契約する場合、6kVAをこえ10kVAまでの場合は固定料金ですが、10kVAを超過するとそれを超えた分は1kVAあたりの単価が加算されていくしくみです。
このプランの魅力は、よく電気を使う夕方や朝方、夜間の電気料金を割安にできるところです。
その分、昼間の電気料金は割高になっているので、日中も大量に電力を消費する家庭ではメリットがあまり無いとも言えます。
最も電力量料金の単価が高いのは夏季のデイタイム(10~17時)で、リビングタイム(8~10時、17~22時)とナイトタイム(22時~8時)がお得な料金設定になっています。
ナンワエナジープランの今後
ナンワエナジーの一般の需要家向けの電力事業としては、現在、実際に運用されている3つのプラン以外にも、すでに発表されているプランが2つあります
休日家得
平日は共働きや単身世帯などで家にあまりおらず、休日にまとめて電力を消費する世帯向けのプランです。
土日、祝日の電気料金が割安に設定されています。
平日セレクト割
平日のお好みの曜日の料金を固定で割安に、それ以外の日を割高に設定してあるプランです。
休日家得プランでは、平日休みの需要家までカバーできていないため、平日に休みのある需要家をターゲットとしています。
上記2つのプランは、概要が発表こそされているものの、まだ具体的な料金設定などは公開されていません。
今後は、新しいプランの詳細発表や電力の「見える化」ができるWebサービス展開に注力し、九州地方でのシェア獲得に向け、新規参入者のなかで最も精力的に動いている会社の一つです。
ナンワエナジープランで契約すると3つのメリットが!!
ナンワエナジーで契約を検討する際にメリットとなるポイントを、電気料金以外に3つご説明いたします。
ペーパーレス割引
毎月の請求書(電気ご使用量のお知らせ)が不要な場合は、毎月108円(税込)安くなりますので、年間を通じて割引を利用すると1,296円安くなります。
会社によっては、ペーパーレスにしてもナンワエナジーよりも安くならない場合もありますので、請求書不要なだけで100円以上も安くなるのは魅力です。
電気料金の支払いで「Tポイント」が付与される
電力会社は、各社ポイントサービスを実施しているところも多くありますが、ナンワエナジーは幅広い店舗で利用できるポイントサービスである「Tポイント」が貯まっていきます。
毎月必ず支払いのある電気料金にポイントがつけば、放っておいてもどんどんポイントが貯まるのでうれしいサービスですね。
「お客様専用サイト」で電気の「見える化」サービスも
電力自由化がスタートした2016年の4月1日には間に合わなかったものの、4月中旬ごろから電力の「見える化」をサービスとしてWebサイトで提供していきます。
大手電力会社でも行われている試みですが、一般の参入者でスマートメーターのデータを利用したWebサービスを行っている会社はまだそれほど多くないので、大きな強みと言えます。
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