公開日丨2016/10/28最終更新日丨2016/10/28
新電力シェア 特別高圧・高圧分野で初の10%超え
電力・ガス取引監視等委員会は21日、新電力の市場シェアなどについて報告しました。全国での新電力の市場シェアは7月時点、低圧分野で前月比0.5ポイント増の1.8%という結果となっています。一方、特別高圧・高圧分野は前月比1.3%増の10.9%で、初めて10%を超えました。
特別高圧・高圧分野は2016年4月以前も自由化の対象となっていましたが、新電力のシェアが伸びている理由について、電力・ガス取引監視等委員会は小売全面自由化によって電気料金への関心が全国的に高まっているからだとみています。
それに対して大手電力会社の域外供給はあまり進んでおらず、総需要の0.6%(前月比0.1%増)にとどまっています。域外供給を地域別にみてみると、北海道と東北、東京、中部、関西の各電力エリア内でおこなわれています。