プロジェクタの電気代を計算してみた!

自宅や会議室などで映画館のように大きな映像を映し出し大画面で映写できる「プロジェクタ」があります。
プロジェクタは、主に自宅で観賞用に使用されるほか、企業ではプレゼンテーションのときに顧客へ分かりやすく資料を表示するほか、会議などでも活躍する企業にはかかせないアイテムになりつつあります。
このプロジェクタには大きく分けて2種類があります。
①液晶方式
液晶パネルを利用してスクリーンに映像や画像をLCD方式で映し出します。
最近は3LCDが注目されており、光を3色に分けレンズにフルカラーを映し出す方式です。
色彩豊かで動きがスムーズに表現されるのが特徴です。
また価格が安い利点もあります。
②DLP方式
DLPチップに敷き詰められたミラーに光があたり、映像が映し出されます。
映像がこまやかに表現され耐久性があります。
プロジェクタの方式が変わると電気代は違いがあるの?
今人気のプロジェクタの電気代を計算しました。
節電意識の高い企業様や一般家庭で使用したい節電意識レベルが高い方のためにプロジェクタの電気代についてまとめましたので参考にしてください。

今人気のプロジェクタの電気代は?
W÷1000×使用時間(h)×電力量料金(1kWh)=電気代で算出します。
※電力量料金(1kWh)は25円で計算
⇒消費電力を計算してみよう!!誰でも簡単に出来ます
EPSON:EH-TW5350S:液晶方式
消費電力 | |
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明るさ「高」 | 307W |
スタンバイ時 | 0.21W |
計算式 | 電気代 | |
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明るさ「高」(1時間使用) | 307W÷1000×1(h)×25円 | 7.67円 |
明るさ「高」(2時間使用) | 307W÷1000×2(h)×25円 | 15.35円 |
明るさ「高」(3時間使用) | 307W÷1000×3(h)×25円 | 23.02円 |
計算式 | 電気代 | |
---|---|---|
スタンバイ時(1時間使用) | 0.21W÷1000×1(h)×25円 | 0.005円 |
スタンバイ時(2時間使用) | 0.21W÷1000×2(h)×25円 | 0.010円 |
スタンバイ時(3時間使用) | 0.21W÷1000×3(h)×25円 | 0.015円 |
1時間で約7円ですが、スタンバイ時はほとんど電気代がかからないことが分かりました。
スタンバイ時に電気代がかからないと電源を入れたままの状態にしておくと、結果的に節電にはなりません。
使用しないときは、こまめに電源を切るようにしましょう。
HDMIモバイルプロジェクタ(スマホプロジェクター:小型):400-PRJ014BK:DLP方式
消費電力 | 25W |
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計算式 | 電気代 | |
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1時間の電気代 | 25W÷1000×1(h)×25円 | 0.62円 |
2時間の電気代 | 25W÷1000×2(h)×25円 | 1.25円 |
3時間の電気代 | 25W÷1000×3(h)×25円 | 1.87円 |
コンパクトサイズのこのプロジェクタはスマートフォンやパソコン、タブレット、ブルーレイプレーヤーなどの電子機器とケーブル1本で接続可能なため、簡単なうえ、持ち運びにも便利です。
明るさは最大で100ルーメンなため、明るく見やすい投影なのに電気代は1時間でたったの0.62円です。
例え5時間使用したとしても3.1円の電気代は安いですね。
そのため気軽に使え、ビジネスや一般の方に人気があります。
Optoma:WXGA LED ウルトラモバイル プロジェクター ML750STS1:DLP方式
消費電力 | 65W |
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計算式 | 電気代 | |
---|---|---|
1時間の電気代 | 65W÷1000×1(h)×25円 | 1.62円 |
2時間の電気代 | 65W÷1000×2(h)×25円 | 3.25円 |
3時間の電気代 | 65W÷1000×3(h)×25円 | 4.87円 |
ワイヤレス機能があるため、遠隔からの操作で会議室のスクリーンに映し出すほか、スマートフォンやパソコンで映像を観覧できるため、多種多様な使い分けができます。
それなのに電気代は1時間でたったの約1円です。
450gと小型で軽く、持ち運びが簡単です。
エプソン:EB-S04:DLP方式
消費電力 | |
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ノーマル | 291W |
エコ | 214W |
ネットワーク監視時 | 2.3W |
待機時 | 0.2W |
計算式 | 電気代 | |
---|---|---|
ノーマル(1時間使用) | 291W÷1000×1(h)×25円 | 7.27円 |
ノーマル(2時間使用) | 291W÷1000×2(h)×25円 | 14.55円 |
ノーマル(3時間使用) | 291W÷1000×3(h)×25円 | 21.82円 |
計算式 | 電気代 | |
---|---|---|
エコ(1時間使用) | 214W÷1000×1(h)×25円 | 5.35円 |
エコ(2時間使用) | 214W÷1000×2(h)×25円 | 10.7円 |
エコ(3時間使用) | 214W÷1000×3(h)×25円 | 16.05円 |
計算式 | 電気代 | |
---|---|---|
ネットワーク監視時(1時間使用) | 2.3W÷1000×1(h)×25円 | 0.05円 |
ネットワーク監視時(2時間使用) | 2.3W÷1000×2(h)×25円 | 0.11円 |
ネットワーク監視時(3時間使用) | 2.3W÷1000×3(h)×25円 | 0.17円 |
計算式 | 電気代 | |
---|---|---|
待機時(1時間使用) | 0.2W÷1000×1(h)×25円 | 0.005円 |
待機時(2時間使用) | 0.2W÷1000×2(h)×25円 | 0.010円 |
待機時(3時間使用) | 0.2W÷1000×3(h)×25円 | 0.015円 |
エプソンのEB-S04は明るい場所でも鮮明に映し出されるため、会議室や日中の室内などで映像を観覧する場合に便利です。
カラーの色彩が豊かに表現されるほか、電気代はノーマルなら1時間で約7円、エコモードなら1時間で約5円という安さです。
この電気代で会議室のクオリティが上がりサポートしてくれるのはうれしいですね。
エプソン:ビジネスプロジェクター:WXGA:3000ルーメン:EB-W420:DLP方式
消費電力 | |
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ノーマル | 291W |
ネットワーク監視時 | 2.3W |
待機時 | 0.2W |
EB-W420の消費電力はエプソンのEB-S04と同じ消費電力でした。
ノーマルで291Wのため1時間で7.27円、ネットワーク監視時は2.3Wで0.05円と電気代が安く待機中はほとんど電気代がかかりません。
EB-W420とEB-S04の違いは解像度です。
EB-W420は1280×800、EB-S04は800×600で、EB-W420の方が高い解像度で鮮明な映像を映します。
ソニー:VPL-VW1100ES
消費電力 | |
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ノーマル | 480W |
待機時 | 0.3W |
スタンバイモード時 | 4W |
計算式 | 電気代 | |
---|---|---|
ノーマル(1時間使用) | 480W÷1000×1(h)×25円 | 12円 |
ノーマル(2時間使用) | 480W÷1000×2(h)×25円 | 24円 |
ノーマル(3時間使用) | 480W÷1000×3(h)×25円 | 36円 |
計算式 | 電気代 | |
---|---|---|
待機時(1時間使用) | 0.3W÷1000×1(h)×25円 | 0.0075円 |
待機時(2時間使用) | 0.3W÷1000×2(h)×25円 | 0.015円 |
待機時(3時間使用) | 0.3W÷1000×3(h)×25円 | 0.0225円 |
計算式 | 電気代 | |
---|---|---|
スタンバイモード時(1時間使用) | 4W÷1000×1(h)×25円 | 0.1円 |
スタンバイモード時(2時間使用) | 4W÷1000×2(h)×25円 | 0.2円 |
スタンバイモード時(3時間使用) | 4W÷1000×3(h)×25円 | 0.3円 |
家庭用プロジェクタの中で画質にこだわりがある分、価格も高めです。
その分、画質や性能を求める方に人気があるプロジェクタです。
最高のものを自宅で楽しみたい場合におすすめです。
プロジェクタは電気代のほか選び方にポイントはあるの?
プロジェクタは用途が大切です。
ビジネスで使用するのか、趣味程度に楽しめればいいのかという部分が重要になり、用途でプロジェクタを選ばないとせっかく購入しても使いにくい結果になります。
例えば、ビジネスのプレゼンテーションで使用したい場合、明るい会議室でないと手元の資料の確認ができなくなります。
そのため、明るい部屋で使用できるタイプのプロジェクタで輝度が高いものが求められます。
その代わり画質は重視しなくても大丈夫です。
ホームシアター用途の場合は視聴する際に部屋を暗くするため輝度が低めでなければならず、画質は重視した方がよいでしょう。
⇒あなたは平均的な電気代よりいくら多く支払っていますか?
今プロジェクタで消費者に人気のものは高額な最上級ホームシアター用で解像度が高く、価格が100万円前後などのものよりも、カジュアルシアター用やデータ用でプレゼンテーションなどで明るい部屋で使われるタイプの小型プロジェクタが人気です。
コンパクトな分、移動が簡単である程度の機能が搭載されているプロジェクタが一般ユーザーに求められています。
そして企業も一般の方も気になるものは電気代です。
電気代は使用時に必ずかかる経費のひとつですので電気代も大切です。
頻繁にプロジェクタを使用する場合、消費電力が高いのに知らずに使用し続け、思わぬ電気代がかかっていたと後から知るのは大変です。
きちんと電化製品の消費電力を知り、どれだけの電気代がかかるのか計算して使用すれば、節電意識が高まり、毎月の電気代に負担をかけにくくなります。
人気の売れているプロジェクタの電気代を参考に、これからプロジェクタを購入する際や現在お持ちのプロジェクタの電気代を計算してみてください!
プロジェクタの電気代より電力プランが大切!
大きな画面に映し出されるプロジェクタの画面は電気代がかかるのでは?と思うのなら節電意識が高いレベルですね。そんなあなたは、電力会社と料金プランをタイナビスイッチで確かめてみてはいかがでしょうか。タイナビスイッチはたった1分のお時間で業界NO.1の精度を誇ります。ぜひ節電したいとお考えならお確かめください!