新電力おおいたは大分県の太陽光で電気を地産地消!暮らしの安心・安全に特化したサービスも注目
大分県で電気の地産地消を目指す新電力おおいた株式会社が提供する家庭向け電気料金プランと、暮らしの安心・安全に特化したサービス内容を見てみましょう!
新電力おおいたの電気料金プラン
新電力おおいたは九州電力の従量電灯に相当する電気料金プランを提供しています。多くの人に使いやすく、基本料金と120kWh超過分の電力量料金がお得という特徴を持っています。
おおいたのでんきB
こちらは九州電力「従量電灯B」に相当し、一般的な家庭向けの電気料金プランです。電気を使う季節や時間に関わりなく、電気を使うほど料金単価が上昇していく3段階料金制度(累進性)を採用しています。
契約対象
契約電流30アンペア以上60アンペア以下の方
※10アンペア、15アンペアは契約できません。
基本料金 | 単位 | 料金単価(税込) |
---|---|---|
20アンペア | 1契約 | 473.2円 |
30アンペア | 1契約 | 764.8円 |
40アンペア | 1契約 | 1056.4円 |
50アンペア | 1契約 | 1348.0円 |
60アンペア | 1契約 | 1639.6円 |
電力量料金 | 単位 | 料金単価(税込) |
最初の120kWhまで | 1kWh | 17.13円 |
120kWh超過300kWhまで | 1kWh | 21.95円 |
300kWh超過分 | 1kWh | 23.01円 |
最低月額料金 | 1契約 | 308.88円 |
※燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は九州電力と同額です。
おおいたのでんきC
こちらは九州電力「従量電灯C」に相当するプランで、商店や事務所向けの電気料金プランです。電気を使う時間や季節に関わりなく、電気使用量に応じて料金単価が上昇していく3段階制(累進性)が採用されています。
契約対象
契約容量が6kVA以上50kVA未満の方
単位 | 料金単価(税込) | |
---|---|---|
基本料金 | 1kVA | 273.26円 |
電力量料金 | 単位 | 料金単価(税込) |
最初の120kWhまで | 1kWh | 17.13円 |
120kWh超過300kWhまで | 1kWh | 21.95円 |
300kWh超過分 | 1kWh | 23.01円 |
最低月額料金 | 1契約 | 基本料金の半額 |
※燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は九州電力と同額です。
おおいたのでんきD
一般家庭向けのオール電化プランです。夜間に多くの電気を使う人にうってつけな、夜間に格安の電気が使える電気料金プランです。
基本料金 | 区分 | 単位 | 単価 |
---|---|---|---|
契約容量 6kVA以下 | 1契約 | 775.6円 | |
契約容量 6〜10kVA | 1契約 | 1,207.6円 | |
契約容量が10kVA以上 | 1kVA | 291.6円 | |
電力量料金 | 区分 | 単位 | 単価 |
デイタイム 夏季 | 1kWh | 33.26円 | |
デイタイム 他季 | 1kWh | 28.88円 | |
リビングタイム | 1kWh | 22.18円 | |
ナイトタイム | 1kWh | 10.35円 | |
最低月額料金 | 1契約 | 439.26円 |
デイタイム:10時〜17時
リビングタイム:8時〜10時、17時〜22時
ナイトタイム:22時〜翌朝8時
夏季:7月1日〜9月30日
その他季:10月1日〜翌年6月30日
※燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は九州電力と同額です。
新電力おおいたの基本情報
支払い方法
原則として口座振替です。口座振替が難しい場合は振り込みでの支払いも可能ですが、手数料は契約者負担となります。
なお、工事費負担金などが発生した場合はその都度金融機関を通じての振り込みで支払うことになります。
延滞利息
支払期日の翌日から起算して15日以内に支払いがなかった場合には延滞利息が発生します。請求金額から消費税等相当額を差し引いた金額に対し、年10%を乗じた金額です。大手電力会社と差はありませんね。
電気料金以外にかかる料金、解約金は?
紙の請求書は有料
明細照会は請求書の郵送ではなくWebを利用します。郵送を希望する場合は手数料として月額108円が電気料金に加算されます。
1年以内の解約には解約手数料が発生
契約期間1年の間に解約すると、解約手数料4,320円(税込)が発生します。※引っ越しは例外あり
新電力おおいた会員向けサービス「ウチのでんき」
新電力おおいたでは電気料金明細をWebを通じて確認します。そこで使われるのが会員制Webサービス「ウチのでんき」!電気料金を見るだけにとどまらないサービス内容を見てみましょう。

うちのでんきデマンドビューワ
デマンドビューワは日々の電気使用量を棒グラフで表示し、インターネット上で電気使用量を見ることができます。日・月・年単位で見ることもできるため電気料金の推移や最高値・最低値などを観察することも可能です。今までなら1ヶ月単位でしか見られなかった電気使用量を最小30分単位で見る新しい体験が節電に役立ちます。
節電メールサービス
デマンドビューワの付属サービスで、電力使用量が契約電力に近づくとメールで通知されます。新電力おおいたの家庭用プランには基本料金をkW数で決めるものがありませんから、家庭ではなく事業所などの法人向けな機能です。
エネルギーをモバイルで見える化
日々の電気使用量を棒グラフで表示し、電気代がいつでも確認できる機能です。今までならひと月に一度の検針票でしか電気使用量も電気代も見られませんでしたが、新電力おおいたのユーザーなら時間毎・日毎・月毎・年毎に電気使用量をチェックできます。
電気料金の推移や最高値・最低値などを観察すると思った以上に電気を使っているタイミングなどを直感的に把握できるため、節電行動と省エネにつながるのです。
見守りサービス
家でお留守番をしている家族や一人暮らしの方の動向が心配になったことはありませんか?家に居れば必ずといっていいほど利用される電気の使用状況を基に、家族のトラブルをいち早く察知できるサービスです。
安心・安全情報サービスの提供
総務省が普及に取り組む災害情報共有システムの「Lアラート」というものがあります。自治体やライフライン事業者、放送、通信事業者などを結び、携帯電話やテレビといった様々なメディアで情報を入手することが可能になるサービスです。
安心・安全情報サービスではLアラートの通常気象情報や大分県警が配信する「まもめーる」といった、身近な天気や防災、災害情報を閲覧できます。大規模災害などの情報をプッシュ通知することも今後はできるようになりそうです。
新電力おおいたはLアラートの情報伝達者として小売電気事業者初の登録となります。電気を通じて家庭と社会を繋げる役割を担うとも言えますね。
スマートコミュニティ社会実験in佐伯市を実施中!その目的と内容は?
新電力おおいた株式会社もメンバーに加わり、大分県佐伯市で行われているスマートコミュニティ社会実験in佐伯市。九州で最も広い面積を持つ佐伯市で行われるのは、電力需給のシミュレーションとHEMSを使ったサービスの実証実験です。こう言われてもなんだかさっぱり分からないのですが、家庭に関連する事としては「エネルギーの見える化」「見守りサービス」「防災アナウンス」が挙げられます。
HEMSを無料で佐伯市の家庭に設置
HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)という装置を家庭に設置すると、電気やガス、水道といったエネルギーの使用状況が数値やグラフで把握できるようになります。これが「エネルギーの見える化」です。いつも何となく使い、なんとなく節制していたエネルギーの使用状況を正しく確認することで、節電意識が強くなり、そのための具体的な行動も起こるようになります。
その節電効果はCO2排出量削減にもつながるので、国として普及のために補助金も出してはいるのですが一般家庭で普通に購入すると工事費込みで10万円以上はかかるのです。月額630円のレンタルHEMSもありますが、太陽光発電など電気を特に工夫して使う必要がある人以外にはあまり浸透していないのが現状です。
そこで社会実験として一般家庭にHEMSを設置する取り組みを始めています。スマートコミュニティ社会実験in佐伯市では、佐伯市の一般家庭にHEMSを無償貸与してエネルギーが見える感覚を広く実感してもらうと同時に、電気の地産地消に求められるデータを集められるということですね。
ただし、エネルギーが見えるメリットは節電だけではない可能性もあります。佐伯市の社会実験では「見守りサービス」と「防災アナウンス」の取り組みも同時に行われています。
HEMSで安心できる社会が作れる?
HEMSを用いた見守りサービスは、HEMSが記録する電気使用量データをPCやスマホから閲覧できることに着目したサービスです。一人暮らしのお年寄りやお留守番中の子どもなど、離れた場所からでも家のエネルギー使用状況が見えることで家族の動向を確認できるとされているのです。
家に居るはずの時間なのに電気を全く使っていない、などの変化を察知してメール通知が送られれば、いち早く安否確認ができますよね。
さらに「エネルギーを分かりやすい形で見える化する」ために作られたHEMSのモニターが家庭内にも設置されることに着目し、防災アナウンスの機能を持つ「安全安心情報サービス」を提供します。これは国の防災情報システムLアラートを利用した地域の防災・防犯情報や大分合同新聞のニュースなどを配信し、いつでも身近なニュースをチェックできるというものです。
分かりやすい操作と見やすい画面で最新情報を閲覧できることは、安全に暮らすための貴重な情報源になりますね。
新電力おおいたは電気の地産地消を目指す電力会社
電気で社会と家庭をつなぐといえば、新電力おおいたは電気の地産地消を目指しています。大分県と熊本県にある複数のメガソーラーと契約して太陽光発電された電気を調達し、電源構成の26%をFIT電気(太陽光)が占めています。(2016年1月~3月実績)
大分県で発電した電気を大分県の電力会社で使うと、大分県の発電事業者と新電力への収益となり、県への税金となります。電気料金として県外に流出してきた家庭のお金を県内で循環させる経済効果が期待されているのが電気の地産地消なのです!
しかし新電力おおいたは契約発電所を増やしている最中ですので、太陽光発電(FIT電気)以外の電気は71%を九州電力の常時バックアップが占めています。九州電力は原発が稼働しておりますので、常時バックアップで新電力おおいたに提供される電気のうち10%に原子力が含まれています。(平成27年度実績)脱原発はこれからですが、ユーザーの支持があればこの取り組みが評価され、大分県のみならず日本全国に普及していくことでしょう。
将来の大分県に望む姿で電力会社を選択するのも消費者の自由で、電力自由化によって得られた特権でもあります。電気を選んで社会を変える、その選択権はあなたが握っています。
将来的に再生可能エネルギーと大分県の活性化を望むなら新電力おおいたはぜひ選択肢に入れてください。
地産地消で地域と再エネを応援!電気料金への影響は?
大分県で生まれた電気を使いたい、けれど再生可能エネルギーを使うと電気代が高いのでは…?と不安なときはシミュレーションです。
タイナビスイッチのシミュレーションはHEMSに似ている「エコめがね」で実測した家庭の電気のビッグデータを基に作られています。他にはない正確性をもつ無料シミュレーションで「新電力おおいた」に乗り換えた場合の電気料金を計算してみましょう!