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プロパンガスの料金はどうやって決定されてるの?仕組みを徹底解説!!

ガスボンベ

都市ガスもプロパンガスも、ガス機能としての違いはありません。ただし、都市ガスは利用出来るエリアが決められており、料金が高くても仕方なくプロパンガスを利用しなければいけないケースが多々あります。

同じプロパンガスでも選ぶガス会社によって料金が異なることから、ガス会社選びは非常に重要となります。

プロパンガスの料金ってどうやって決定されているの?

ガスメーター

では、どうしてプロパンガスの料金は都市ガスと比較して高く設定されているのでしょうか?
その料金決定の仕組みについて理解しておきましょう。

ガス会社毎に自由に料金設定が可能

そもそも都市ガスというのは、エリア毎に一つの会社しか存在していなく、競合する会社がありません。つまり公共料金としてガス料金が固定されているわけです。たまに料金設定が見直しされることもありますが、そこまで大きく変わることはありません。

しかしプロパンガスの場合は、日本全国に数多くのガス会社があり、さらに自治体単位の小さなエリアにも複数のガス会社が営業しています。

「プロパンガス一本○○円で販売しなければいけない」という決められた設定は無く、各ガス会社で自由に料金を決定出来るという特徴があります。このことから原油価格が高騰したり、為替の影響などで高くも安くすることも出来るのです。

でもここで一つ疑問に感じることがあります。「競合他社が複数あるのに、どうして料金が安くならないの?」ということです。

確かに競合相手が多ければ多いほど、他社に負けないように少しづつ料金を下げていき、最終的には都市ガス並の料金になってもおかしくないと思います。

しかしこれには「カラクリ」とも言える話があります。あくまでも噂レベルの話ですが、ガス会社同士で「これ以上安くするのは止めましょう」という取り決めがされているらしいのです。

これにより、激しい価格競争が起こることが無いとも言われています。

人件費が高くつくプロパンガス

都市ガスもプロパンガスも、安全にかつ確実に消費者の元へ届けるためには定期的なメンテナンスが必要になります。

しかし都市ガスの場合、ガスの供給元を点検するだけの作業であり、そこまでたくさんの人材を動かす必要がありません。

反対にプロパンガスの場合は、ボンベを各家庭に設置しなければいけませんし、メンテナンスをする際も、わざわざ設置場所に出向いて点検しなければいけません。ボンベを遠隔でメンテナンスすることは出来ませんので、どうしても人海戦術が必要になってきます。

つまりその分、都市ガスと比べて人件費が高くつき、それをガス料金に上乗せしています。もちろんガス料金の明細に「人件費」という内訳はありませんが、基本料金や従量単価を上げて賄っているのです。

設備費用(ボンベの設置)

よくガス会社の話を聞いていると、「ガスボンベの設置費用は弊社が負担します」などと、初期費用を掛けずにボンベを設置することが出来ているように感じます。

しかし実際には、上記人件費と同様に、毎月のガス料金に上乗せする形をとっているガス会社が多く結果的に設備費用は消費者負担になっているケースがあります。

事前に「設置費用は無料」としていることから、長くガスを利用しているご家庭から設置費用を十分に回収出来たとしても、毎月のガス料金が割引されることはありません。

このように、プロパンガスの料金は様々な要因の元決定しており、どうしても都市ガスと比較して高額な料金になってしまいます。
都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違いとは?

プロパンガス料金の内訳

比較する女性

プロパンガスの料金決定の仕組みをご理解いただいたところで、次は具体的にプロパンガスの料金はどのような内訳になっているのかをご説明します。

「ここのガス会社は高い」「ここは安い」という適切な判断をするためにも、プロパンガス料金の内訳を頭に入れておくようにしましょう。

基本料金

基本的にプロパンガスというのは、「基本料金」「従量料金」といった2つの内訳で構成されているケースが殆どとなります

まず最初に「基本料金」についてですが、その名の通りプロパンガスを利用するために、必ず支払わなければいけない基本の料金のことを言います。携帯電話や電気などにも基本料金が設定されていますのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

ガス会社によって基本料金の設定金額に多少の違いがありますが、概ね1,500~2,000円程度に設定しているところが多くなっています。当たり前のことですが、全くガスを使用しなかったとしても、この基本料金は必ず支払う必要があります。

従量料金

そしてもう一つが「従量料金」です。
これは基本料金とは異なり、ガスをどれだけ使用したかによって毎月の支払い金額が変わってきます。

明細書を確認してみますと、「1m³あたり300円」 などと記載されています。
※ガス会社によっては記載されていないケースもありますので、その場合は当記事「プロパンガス料金の計算方法」をご参照ください。

この1m³あたりに発生する単価のことを従量単価と言い、つまり内訳上の従量料金となるワケです。

毎月ガス代の請求金額が一定では無いのは、この従量料金の違いであり、ガスを使用すればするほど、その分高額になります。

プロパンガス料金の計算方法

電卓を持つ笑顔の女性

「我が家の従量単価はいくらなんだろう?」と思っても、明細書に詳細が記載されていなければ判断することが出来ません。しかし電卓さえあれば、簡単にプロパンガス料金の従量単価を割り出すことが出来ます。

使用量2.2m³で請求額3,055円だった場合

ガス料金というのは、「基本料金」+「単価×使用量」で決定し、この合計金額に消費税8%を加算した金額が毎月の請求額になります。

請求額が3,055円ということは、「3,055÷1.08」で、2,828円が税抜き料金となり、基本料金が1,500円だった場合には、「2,828-1,500」で、1,328円が従量料金となります。

この1,328円を使用量2.2m³で割ってみましょう。すると約603円となり、この数字が従量単価です。この方法でしたらとっても簡単にご自宅の従量単価を調べることが出来ますので、是非計算してみてください。

さて今、約603円という数字が出てきましたが、はたしてこの従量単価は適正価格よりも高いのでしょうか?それとも低いのでしょうか?

各都道府県のプロパンガスの適正料金一覧

ビジネスマンと日本地図

各都道府県別に、プロパンガスの適正価格、及び相場をご紹介していきます。貴方のご家庭は、適正価格なのか比較してみてください。
⇒プロパンガスの都道府県別使用量からわかること

北海道

基本料金 従量単価
適正価格 1,600円~ 480円~
相場価格 1,971円 706円

青森

基本料金 従量単価
適正価格 1,700円~ 380円~
相場価格 1,735円 675円

秋田

基本料金 従量単価
適正価格 1,700円~ 380円~
相場価格 1,707円 610円

岩手

基本料金 従量単価
適正価格 1,700円~ 380円~
相場価格 1,810円 619円

宮城

基本料金 従量単価
適正価格 1,500円~ 360円~
相場価格 1,651円 570円

山形

基本料金 従量単価
適正価格 1,700円~ 380円~
相場価格 1,767円円 640円

福島

基本料金 従量単価
適正価格 1,500円~ 350円~
相場価格 1,705円 573円

東京

基本料金 従量単価
適正価格 1,500円~ 280円~
相場価格 1,557円 479円

神奈川

基本料金 従量単価
適正価格 1,500円~ 280円~
相場価格 1,597円 474円

千葉

基本料金 従量単価
適正価格 1,500円~ 280円~
相場価格 1,582円 493円

埼玉

基本料金 従量単価
適正価格 1,500円~ 280円~
相場価格 1,588円 488円

栃木

基本料金 従量単価
適正価格 1,500円~ 270円~
相場価格 1,554円 492円

茨城

基本料金 従量単価
適正価格 1,500円~ 290円~
相場価格 1,573円 604円

群馬

基本料金 従量単価
適正価格 1,500円~ 280円~
相場価格 1,637円 501円

静岡

基本料金 従量単価
適正価格 1,700円~ 320円~
相場価格 1,695円 521円

愛知

基本料金 従量単価
適正価格 1,700円~ 320円~
相場価格 1,660円 514円

岐阜

基本料金 従量単価
適正価格 1,600円~ 340円~
相場価格 1,694円 519円

三重

基本料金 従量単価
適正価格 1,700円~ 340円~
相場価格 1,709円 508円

長野

基本料金 従量単価
適正価格 1,500円~ 360円~
相場価格 1,732円 531円

新潟

基本料金 従量単価
適正価格 1,500円~ 380円~
相場価格 1,778円 582円

山梨

基本料金 従量単価
適正価格 1,500円~ 330円~
相場価格 1,660円 513円

大阪

基本料金 従量単価
適正価格 1,600円~ 380円~
相場価格 1,625円 510円

京都

基本料金 従量単価
適正価格 1,700円~ 380円~
相場価格 1,745円 529円

滋賀

基本料金 従量単価
適正価格 1,600円~ 380円~
相場価格 1,684円 524円

奈良

基本料金 従量単価
適正価格 1,600円~ 380円~
相場価格 1,694円 496円

兵庫

基本料金 従量単価
適正価格 1,800円~ 380円~
相場価格 1,824円 543円

和歌山

基本料金 従量単価
適正価格 1,700円~ 380円~
相場価格 1,734円 507円

石川

基本料金 従量単価
適正価格 1,600円~ 400円~
相場価格 1,708円 576円

富山

基本料金 従量単価
適正価格 1,600円~ 410円~
相場価格 1,841円 582円

福井

基本料金 従量単価
適正価格 1,900円~ 430円~
相場価格 1,688円 566円

岡山

基本料金 従量単価
適正価格 1,600円~ 380円~
相場価格 1,805円 580円

愛媛

基本料金 従量単価
適正価格 1,600円~ 400円~
相場価格 1,720円 549円

高知

基本料金 従量単価
適正価格 1,600円~ 380円~
相場価格 1,699円 519円

福岡

基本料金 従量単価
適正価格 1,900円~ 450円~
相場価格 1,809円 533円

上記の数字からわかるように、適正価格と相場価格には大きな差があることがわかります。

つまり実際に私達が利用しているプロパンガスの料金は、適正価格よりも高額なのが現状なのです。

以上「プロパンガスの料金決定の仕組み」として、どのように料金が決定しているのか、また適正価格と実際の相場を知っていただけたかと思います。

もしこれからプロパンガスを利用する機会がある時には、是非もう一度熟読してみてください。

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