パナソニック食洗機の電気代は1回15円を切る事が出来るのか?

食洗機は水道代がかからないとよく聞きますが、食洗機の電気代がたくさんかかってしまうのでは意味がありません。
電気代だって主婦にとっては、気になる部分です。
確かに食洗器は、面倒な食器洗いの手間が省けて忙しい主婦や家族数が多い家庭に人気の家電製品です。
食洗機を使用している方で多いのは水道代が節約できると分かっていても、実際の食洗器の電気代については、よく理解していない状態で使用している場合が多いのです。
そのため、節約を意識するのなら食洗機の電気代を頭に入れて食洗機を使用することが大切です。
- 食洗機の電気代はどうやって計算するの?
- 食洗機は機種によって電気代が違うの?
など今回は、食洗機の電気代についてズバズバ計算して謎に包まれている気になる情報をお届けいたします!
⇒電気代を抑えるいろいろな方法
パナソニックの食洗機の電気代を計算!
食洗機で大手メーカーのひとつに、パナソニックがあります。
パナソニックには、人数が多いファミリー用と少人数向けの食洗機があり、用途に合わせ、食洗機を購入できるため、国内のメーカーの食洗器の中でデザインも豊富で人気が高いです。
このパナソニックの食洗器の最新型を含め、5種類の食洗機の電気代を計算します。ここで注意する点は消費電力が洗浄と乾燥にかかる消費電力の違いです。洗浄にかかる消費電力は少ないのですが、乾燥にかかる消費電力は10倍以上です。
そのため、一概に消費電力とかかる時間だけでは計算できないため、洗浄と乾燥にかかる消費電力を分けて計算する必要があります。つまり、乾燥にかかる時間が長ければ長いほど消費電力をたくさん使うため、1回にかかる電気代の差額が大きくなるということです。
今回は、搭載されている機能の乾燥時間が一番短い時間で計算しています。
NP-TR9
食器点数 | 45点 |
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消費電力
50Hz | 65W |
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ヒーター | 1,100W |
60Hz | 85W |
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ヒーター | 1,185W |
運転時間
50Hz | 約84分(洗浄54分:乾燥約30分) |
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60Hz | 約79分(洗浄:49分:乾燥約30分) |
電気代の計算(料金単価25円/kWh:標準コースの場合)
50Hzの場合
洗浄:65W÷1000×0.9h×25円=1.46円
乾燥:1,100W÷1000×0.5h×25円=13.75円
1.46円+13.75円=15.21円
50Hzの場合NP-TR9にかかる電気代は、15.21円になりました。
1回での使用で15.21円ですから、1日朝と夜の2回使用すると15.21円×2で30.42円になります。1日2回の割合ですと30日では912.6円の電気代が食洗機でかかることになります。
電気代を節約したいのなら、食洗機の稼働数を減らす工夫をしましょう。
⇒電気代がまた値上がり!?それでも節電ができますか?
60Hz | 85W |
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ヒーター | 1,185W |
洗浄:85W÷1000×0.81h×25円=1.72円
乾燥:1,185W÷1000×0.5h×25円=14.81円
1.72円+14.81円=16.53円
60Hzの場合、NP-TR9にかかる電気代は16.53円になりました。1日2回の使用で使用すると、16.53円×2で33.06円になります。1日2回で30日では、991.8円の電気代が食洗機でかかることが分かりました。
NP-TR9は、パナソニックの食洗器のなかで最も食器数が入る大容量に食洗機です。
家族数の多いご家庭や、お昼のお弁当箱も一緒に入れて洗いたい場合など、食器数の多いご家庭にピッタリのサイズです。カラーも豊富でキッチンのインテリアに合わせて、3種類のカラーを選べます。ブラウン、ホワイト、ベージュと3種類あり、同じ機種でもカラーを選択できるのは楽しいですね。
標準コースで検証しましたが、このタイプの食洗機は他にも、パワフルコース、スピーディーコース、お手入れコース、低温ソフトコースと5種類のコースがあり、それぞれのコースによりかかる時間が違うため時間が一番短いスピーディーコースが節電になりますが、入る食器数や汚れ具合で必ずしもスピーディーコースが適しているとは限りません。
毎日使用するコースは、用途によって仕分け節電を心がけましょう。
NP-TM9
食器点数 | 40点 |
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消費電力
50Hz | 65W |
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ヒーター | 1,100W |
60Hz | 85W |
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ヒーター | 1,185W |
運転時間
50Hz | 約84分(洗浄:54分:乾燥約30分) |
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60Hz | 約79分(洗浄:49分:乾燥約30分) |
電気代の計算(料金単価25円/kWh:標準コースの場合)
50Hzの場合
洗浄:65W÷1000×0.9h×25円=1.46円
乾燥:1,100W÷1000×0.5h×25円=13.75円
1.46円+13.75円=15.21円
1日2回で30.42円、30日で912.6円の電気代でした。
60Hz | 85W |
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ヒーター | 1,185W |
洗浄:85W÷1000×0.81h×25円=1.72円
乾燥:1,185W÷1000×0.5h×25円=14.81円
1.72円+14.81円=16.53円
60Hzの場合、NP-TR9にかかる電気代は16.53円になりました。
1日2回で33.06円、30日で991.8円でした。
NP-TM9とNP-TR9の消費電力やかかる時間は一緒で 、基本的に違うのは庫内容積です。NP-TM9は約49Lで、NP-TR9は約43Lです。NP-TR9の方が設置面積で高さが49㎜多く必要なため、設置場所の条件で選びましょう。
NP-TCR3/NP-TCM3
食器点数 | 18点 |
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消費電力
50Hz | 65W |
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ヒーター | 約600W |
60Hz | 85W |
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ヒーター | 685W |
運転時間
50Hz | 約99分(洗浄:69分:乾燥約30分) |
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60Hz | 約94分(洗浄:69分:乾燥約30分) |
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電気代の計算(料金単価25円/kWh:標準コースの場合)
50Hzの場合
洗浄:65W÷1000×1.15h×25円=1.86円
乾燥:1,100W÷1000×0.5h×25円=13.75円
1.86円+13.75円=15.61円
50Hzの場合、NP-TR9、NP-TCM3にかかる電気代は15.61円になりました。1日2回稼働させると31.22円、30日で936.6円です。
60Hzの場合
60Hz | 85W |
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ヒーター | 685W |
洗浄:85W÷1000×1.06h×25円=2.25円
乾燥:1,185W÷1000×0.5h×25円=14.81円
2.25円+14.81円=17.06円
60Hzの場合、NP-TR9、NP-TCM3にかかる電気代は17.06円になりました。1日2回の稼働で34.12円、3日の使用で1023.6円の電気代になります。
NP-TCB1(乾燥機能なし)
食器点数 | 18点 |
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消費電力
50Hz | 65W |
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60Hz | 85W |
運転時間
50Hz | 洗浄69分 |
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60Hz | 洗浄64分 |
電気代の計算(料金単価25円/kWh:標準コースの場合)
50Hzの場合
洗浄:65W÷1000×1.15h×25円=1.86円
60Hzの場合
洗浄:85W÷1000×1.06h×25円=2.25円
NP-TCB1には乾燥機能がないため、自然乾燥、または布巾で拭く方法ですがヒーターにかかるはずの電気代がないため格安な電気代になります。
そのため、50Hzは1回で1.86円、2回の稼働で3.72円、30日でも111.6円。60Hzは1回で2.25円、2回使っても4.5円、30日で135円でした。
乾燥機能はいらない!節約重視でという方におすすめの食洗機です。乾燥機能なしで十分と考えているのなら、NP-TCB1が良いでしょう。
⇒電気代の効果的な節約方法とは?
食洗機の電気節約は乾燥だった!
食洗機の電気代攻略には乾燥が大きなポイントです。
乾燥時間が長ければ長いほど電気代がかかり、乾燥機能なしなら破格の電気代ということも判明しました。乾燥機能がついているのなら、乾燥時間が始まり、少したってからスイッチを切り、自然乾燥で乾燥させるのもひとつの方法です。
ヒーターを使用する時間が短ければ短いほど、電気代を押さえられるからです。5分や10分など、自然乾燥させる時間があるときは早めにスイッチを切る習慣を心がけるのも電気代の節約に結びつきます。
一概に食洗機の光熱費全体で考えると、水道代も考えなくてはなりません。光熱費全体を節約したいのなら、電気代のほかに水道代も考慮して考えなくてはなりません。光熱費、節約攻略など、タイナビスイッチには数多くの情報が詰め込まれています。
ぜひ、あなたもタイナビスイッチで節約攻略法を見つけてくださいね!