ハロゲンヒーター5機種の電気代を計算したらお得な使い方が見えてきた!

ハロゲンヒーターは遠赤外線を利用した暖房で、足元などをピンポイントで温めたいときに便利です。持ち運びが簡単でトイレや机の下の足元とか、ちょっとしたスペースに置けるので使っている人も多いのではないでしょうか。
安い商品だと通信販売や近所の電気屋さんで5,000円以内で購入できますが、電気代が気になるところですね。暖房器具は温かさも電気代も効率的でなければ、長期間利用することが難しくなってしまいます。
- ハロゲンヒーターの電気代を機種別に知りたい!
- ハロゲンヒーターの仕組みはどうなっているの?
こんな方のためにハロゲンヒーターについて詳しく迫りたいと思います!
ハロゲンヒーターの電気代計算式は?

電気代の計算式はこうなります。
消費電力×時間×1kWhあたりの価格÷1000
ここでは、1kWhを25円の場合で計算します。
例えば、ハロゲンヒーターの消費電力が400Wで1時間運転した場合。
400W×1H×25円÷1000=10円となります。
消費電力が1200Wで1時間運転した場合は、1200W×1H×25円÷1000=30円です。
1時間でなく5時間の計算は1時間で30円ですから
30円×5H=150円となります。
→家電製品の電気代を自分で計算してみよう!!簡単な計算方法紹介!
意外と高いですよね。
ハロゲンヒーターの機種別電気代

それでは1kWhを25円の場合、メーカーや機種別でハロゲンヒーターの電気代を計算してみましょう。
フィフティ FL-HA800 参考価格:2,980円
フィフティは2段階の切り替えと3段階の切り替えタイプがあります。
消費電力 | 1時間 | 5時間 | 1か月/5時間 |
---|---|---|---|
400W | 400W×1H×25円÷1000=10円 | 400W×5H×25円÷1000=50円 | 1,500円 |
800W | 800W×1H×25円÷1000=20円 | 800W×5H×25円÷1000=100円 | 3,000円 |
フィフティ FL-HA1200 参考価格:4,980円
消費電力 | 1時間 | 5時間 | 1か月/5時間 |
---|---|---|---|
400W | 400W×1H×25円÷1000=10円 | 400W×5H×25円÷1000=50円 | 1,500円 |
800W | 800W×1H×25円÷1000=20円 | 800W×5H×25円÷1000=100円 | 3,000円 |
1200W | 1200W×1H×25円÷1000=30円 | 1200W×5H×25円÷1000=150円 | 4,500円 |
部屋のスペースや用途によって、切り替え数が2つまたは3つのものを選ぶと良いでしょう。
トイレなど狭いスペースには、2つの切り替え数で十分かもしれません。
次にアピックスとテクノスを見てみましょう。
アピックス AMH-380 Lantern 参考価格:5,300円
消費電力 | 1時間 | 5時間 | 1か月/5時間 |
---|---|---|---|
300W | 300W×1H×25円÷1000=7.5円 | 300W×5H×25円÷1000=37.5円 | 1,125円 |
スイッチの切り替えがなく、消費電力が300Wのみでランタンタイプで持ち運びが手軽です。 ランプのような感覚で空間の雰囲気を明るく灯す役割を果たします。
ハロゲンヒーターの中で消費電力が少なく、電気代の負担が安いのが特徴です。
ちょっと暖めたいときにピッタリですね。
テクノス PH-801 参考価格:4,950円
消費電力 | 1時間 | 5時間 | 1か月/5時間 |
---|---|---|---|
400W | 400W×1H×25円÷1000=10円 | 400W×5H×25円÷1000=50円 | 1,500円 |
800W | 800W×1H×25円÷1000=20円 | 800W×5H×25円÷1000=100円 | 3,000円 |
ハロゲンヒーターに消費電力の切り替えが2パターンある場合、もっとも多い切り替えが400Wと800Wのパターンです。
角度を手動で変えられ暖めたいポイントを変えることで便利に使いこなせます。
日立 HLH-303H 参考価格:5,800円
消費電力 | 1時間 | 5時間 | 1か月/5時間 |
---|---|---|---|
330W | 330W×1H×25円÷1000=8.25円 | 330W×5H×25円÷1000=41.25円 | 1237.5円 |
670W | 670W×1H×25円÷1000=16.75円 | 670W×5H×25円÷1000=83.75円 | 2512.5円 |
1000W | 1000W×1H×25円÷1000=25円 | 1000W×5H×25円÷1000=125円 | 3,750円 |
機種別に比較するとハロゲンヒーターは消費電力であるWが低いと電気代が安く、W数が倍になると電気代も倍になる計算です。
同じ機種でも切り替えがあり、400Wや800Wと切り替えられるタイプは用途や寒さで使い分けることが可能なため便利に使いこなせるでしょう。
また、3つの切り替えがあれば節電にも役立ちます。
細かく消費電力設定できるのはうれしいですね。
毎日5時間30日使用時の金額

実際に計算してみて分かった点は、1か月で見ると300WのアピックスAMH-380と330Wの日立HLH-303Hの電気代の差額は112.5円で、それほど差はありません。
しかし、300WのアピックスAMH-380ハロゲンヒーターと1200WのフィフティFL-HA1200ハロゲンヒーターでは、1か月で3,375円と電気代の差額が大きく出ました。
400Wでは1か月1,500円で、800Wでは3,000円と2倍の電気代になります。
最初は寒いため800Wで途中から400Wにこまめに切り替えることで、電気代の負担額が減ることになります。
メーカーや機種でデザインが違い選ぶときに迷いがちですが、消費電力を基準にすると月の電気代がどれだけかかるか分かるので選びやすいですね。
また、切り替えがあると電気代を節電したいときに使い分けることも可能です。
月の電気代が消費電力で大きく変わるため、ハロゲンヒーターを選ぶ参考にするとよいかもしれません。
→効果的に節電するための電気ストーブの5つの選び方
ハロゲンヒーターの仕組み

ハロゲンヒーターはハロゲンランプが熱源になり、放射熱を放つことで暖房の役目を果たします。
電流は石英管被覆のニクロム線に流れており、熱や光が発生するのは抵抗を発熱させているからです。
消費電力の8割を熱に変換し効率よく瞬時に発熱します。
電源を入れた瞬間赤外線でランプが赤く染まり、この光は身体に吸収されやすい波長を出しているので体感温度がすぐに上がり、暖かさを感じることができます。
消費電力がかかるわりには暖めることのできる範囲が狭いので、電気代のことを考えてもエアコンを入れて室内が暖まるまでの間など補助的に使用する方法が、お得な使い方と言えるかもしれません。
冬場はハロゲンヒーターを活用しつつ、電気代見直しで節約しましょう!
ハロゲンヒーターは冬場、狭い空間をすぐに温めたい場合にとても便利な暖房器具です。1ヶ月1,500円ほどの電気代しかかからない機種もあります。
それでも、特に冬は電気代が高くなりがちです。安心して暖房器具を使うためにも、一度電気料金プランの見直しをしてみませんか?
タイナビスイッチを使うと、簡単な入力で高精度の電気料金シュミレーションを受けられます。わかりやすい結果でどの料金プランが一番安いのか、すぐに分かりますよ。ぜひ一度ご利用ください!