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電力自由化

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パルシステムでんきの電気料金プランは約9割が再生可能エネルギー(FIT電気)!

私たち一人ひとりの「選ぶ」「買う」が社会を作っていく。メッセージを発信しながら率先して実行し、社会を育てる商品を売っているパルシステムが新電力をはじめました!そのサービス内容と消費者生活にもたらされるメリットについて解説していきます。

再生エネルギー(FIT電気)約9割の電気を一般家庭に供給

パルシステムは再生可能エネルギーに挑戦する産直産地や地域と連携して電力を調達し、電力の小売を始めた新電力です。

山形県の農業用水を使った小水力発煙、までっこ鶏の産地で鶏糞を使ったバイオマス発電といった、再生可能エネルギーで発電されるFIT電気を中心に供給するのがパルシステムでんきの特徴です。

HP上には発電所の様子と生産者の顔が掲載されており、まるで産地と顔が見える農作物のように電気を購入することが可能になりました。

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発電者の顔が見える新電力といえばみんな電力などがありますが、電力会社全体で見れば少数派です。発電所が見えて、電気のイメージが変わる。パルシステムでんきは電気を大切に使おうと思える運営をする新電力だと感じられます。

パルシステムでんきがオススメな人

  • パルシステムの組合に加入している
  • 環境への負担が少ない電気を使いたい
  • 安心できる電気を使いたい
  • 東京電力従量電灯Bに契約していた
  • 一括受電の集合住宅に住んでいない

パルシステムでんきの「発電産地応援プラン」内容

現在発表されているパルシステムでんき「発電産地応援プランA」の東京電力管内に向けた電気料金プラン内容を解説します。このプランは一言で言い表すと「東京電力従量電灯B+100円」がひと月の電気料金請求額となり、金銭的なメリットよりも付加価値に対するメリットをより強く打ち出した料金プラン設計だといえるでしょう。

東京電力従量電灯Bから乗り換える場合はひと月の電気料金はそれほど変わりませんが、時間帯別電灯などの電気料金プランからパルシステムでんき「発電産地応援プランA」に乗り換える際は電気料金のシミュレーションを見てから判断するほうが良さそうです。

+100円は誰のため?パルシステムが提案するエネルギー政策

では「発電産地応援プランA」で加算される100円にはどういう意味があるのでしょうか?ただ新電力の利益のために上乗せされる金額ではありません。そこにはパルシステムが「東京エネルギー政策」として掲げた日本のエネルギーに対する問題提起と、生協自らが立って行う理想と事業の両立にポイントがあるのです。

パルシステム東京エネルギー政策とは

「食べ物」「環境」「人」を大切にした「社会」を作ります。パルシステム東京はこの理念に則って様々な活動を起こしてきました。中でも東日本大震災で発生した福島第一原発事故はエネルギーと環境に対する大きな問題提起となり、パルシステム東京は「巨大電源に頼った一極集中型のエネルギー供給」に限界を感じたとのこと。

化石燃料やウランといった枯渇性燃料の輸入に頼る現在のエネルギー政策からの転換として、生物や森林、農地や水資源を損なうことの少ない再生可能エネルギーを基盤とした社会実現に大きくかじを切っていくのです。

食の安全と農業の振興、自然の力を最大限に活かす再生可能エネルギーへの転換を生協自らが事業者・消費者として行い、消費者もまた自由にそれを選択できる仕組みを作ったのがパルシステムでんき最大のメリットといえるでしょう。

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すでに生協は配送トラックのエコドライブ運動強化やアイドリングストップ装置の装着、食品を保存する冷凍冷蔵設備に使われる電気も再生可能エネルギーへの転換を進めており、将来的には電気自動車やバイオ燃料の利用等も検討して代替エネルギーにシフトする考えです。

電源構成に見えるパルシステムのこだわり

原発を嫌い、再生可能エネルギーを求める人が契約できる新電力が増えつつありますがパルシステムでんきもその中の一つです。カタログに掲載する青果について放射能自主検査を行う生協パルシステムが供給する電気はもちろん原子力を最低限に抑えて構成しています。

2015年度の実績ではFIT電気と呼ばれる再生可能エネルギー生まれの電気比率が70.9%でした。この時点でかなり高比率だったのですが、2016年度の計画ではなんとFIT電気比率89.1%に到達!

⇒FIT電気比率20%は「再エネ主体」とは言えない?

提携先の太陽光発電所が台風9号の被害を受けて停止中という情報も入っておりますが、バイオマス発電が全体の65%を占めているほか卸電力取引所などの活用もあり、再生可能エネルギー発電が抱える発電量の不安定さもカバーできる体制になっていることが伺えます。

発電産地を応援する100円に大きな価値がある

パルシステムは再生可能エネルギーを希望者が購入できて、かつ電気の産地たる発電所を特定し、表示しながら消費者が選んで購入する権利がもてることを歓迎しています。これを実現できる電力自由化がついに始まったわけですが、小売電気事業者が負担を被るようなシステムでは持続性に欠けるという思いもあるようです。

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「おトクさ」で言えばパルシステムでんきは損をするように思えるかもしれません。しかし、電気使用量が多い家庭も少ない家庭も平等にひと月たったの100円で再エネ(FIT電気)の電気が使えるとなれば、十分すぎるほどのメリットがあります。各地の小規模発電者を応援するための100円は損か得か、消費者自らが考えて選択できる素晴らしい機会がここにあります。

パルシステムでんきへの加入は組合員限定

パルシステムでんきとの契約は、生協組合のパルシステムに加入している人のみが可能です。支払い方法はパルシステムの商品の支払いと合算され、パルシステムの口座振替かクレジットカードによる支払いが可能です。もしもパルシステムの商品を購入していない場合や休眠中の場合は電気料金のみが請求され、圧着ハガキでの通知となります。

パルシステムを脱退したときはパルシステムでんきの契約も解約されますのでご注意ください。

パルシステム東京からスタート、順次拡大予定(9月時点)

パルシステムでんきは他の電力会社とは異なり、地域一括での募集を行っていません。パルシステムでんきの料金プランが発表された当初、2016年9月には「パルシステム東京」の組合員に限定して首都圏を中心に募集を開始しており、他エリアの組合員に関しては随時対象を拡大していく方針です。

募集開始予定

パルシステム東京:募集中
パルシステム茨城:10月4回企画より
パルシステム山梨:11月1回企画より
パルシステム千葉:2017年1月ごろ
パルシステム静岡:2017年2月ごろ
パルシステム神奈川ゆめコープ:2017年2月ごろ
パルシステム埼玉:2017年2月ごろ
パルシステム群馬:2017年2月ごろ
パルシステム福島:2017年2月ごろ

首都圏中心とはいいましたが、パルシステム福島が含まれていることは見逃せません。日本が抱えるエネルギー問題を象徴するともいえる福島県と首都圏にパルシステムでんきが広がることは、持続可能な社会とエネルギーが発展していく可能性を感じさせます。消費者としての電気料金プランの選び方は経済的なメリットばかりではなく、理想の社会を実現に向けた参加意識も今後の重要な指標になりえるでしょう。

さりとておトクな電気料金プランに乗り換えて家計の負担を軽くし、浮いた電気料金を環境活動への参加や家庭設備の省エネ化に回すことも一つの有効的な手段だと考えられます。あなたのお好みの方法でクリーンな社会への参加を果たしてみてください。

食も電気も安心が一番!電気を選ぶ喜び重視で新電力を決めてOK!

電力会社を選ぶポイントに「お得さ」を重視するのも一つの選択肢ですが、安心できる電気を選ぶのも一つの正解です。パルシステムでんきは毎月100円の支出増とはなるものの、その使い道は単純明快。再生可能エネルギーを応援したい方にうってつけな電気料金プランを展開しています!

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